木曜日、さざなみ文庫の持ち寄りランチと勉強会がありました。
私は、毎度のことながらリクエストもあり、おいなりさん。
そして、大根とにんじんのなますを作りました
私は、なますを作るとき、かつらむきしてから千切りし、さっぱりとした甘酢で味付けしてます。
こうすると、味の含みがよく、あと、もう一品という時に手早くてよいのです。
今の時期の大根は、また、一段とおいしくなるような気がします。
好評でした
さて、今回の勉強会のテーマは、『古事記』です。
メンバーは、20~80代までバラエティ豊かな顔ぶれでした。
火曜の会のメンバーさん、音楽家、服飾デザイナー、保育士、民話を研究している大学院生二人も参加してくれ、おもしろい時間になりました。
『古事記』といえば、日本最古の歴史書。
そして、荒唐無稽なファンタジー、はたまた、日本のこころの原点などと言っても過言ではないと思います。
『古事記』を読むのも大変、ごちゃごちゃまとめずらい書物というイメージがありますが、この、『古事記』に登場する神々は多くの神社で祭神としてまつられ、私たちの身近にあって、さまざまな形式で口承伝承されてきました。
近頃は、パワースポットとして、足を運ぶ方も大勢いると思いますが、
私たちの生活の中に、営みの歴史の中に、宿っているものであるとも時々、ふと思います。
子宝の神、安産の神、知恵の神、縁結びの神、五穀の神・・・、数知れない幸福の神々。
信仰者でなくとも、清められる思いがあります。
また、メンバーの方は、お能の謡や仕舞をお稽古している方も多く、
もちろん私も、「古代のおはなし」として、『イザナギとイザナミ』『アマノイワト』『因幡の白兎』『海幸彦・山幸彦』『ヤマタノオロチ』など語る機会も多く、古事記は何と言っても、神々の名前が溢れてものすごいので、それぞれのお話をパズルの一片として、組み合わせられるように、こうして時々『古事記』を取り上げて勉強しています。
会は、それぞれの持ってきた資料を解説したり、時には、DVD鑑賞することもあります。
勉強すると、つながりが明るくなってきて興味深く感じられます。
伊勢神宮、出雲大社、白兎海岸などは、やはり一度訪れてみたいです。
最後に、『因幡の白兎』を語って終わりました。
2,3月によく『古事記』を取り上げてるなぁと、自分で思いますが、私自身の体内リズムの表れかもしれません。
この時期に、私の育った町の星の宮神社の「代々」という春のお祭りがあります。
朝から笛の音が響き、奉納舞と、献上物の撒きもの小さなころから毎年楽しみにしていた行事。
春の風、空を感じてくると、この音がどこからか聞こえてきます。
なんでも、今年は、2月27日が「代々」。
父がしきりの当番なのだそうです。それは、まぁ、大変だわ。
がんばってくださいね。
夜は、久しぶりに、東京芸術劇場へお芝居を見に行きました。
野田秀樹作・演出『南へ』
大噴火、地震、天皇、日本人、いろいろなキーワードが躍動的な舞台で飛び交ったのですが、『古事記』が入っていた私。題材は違うのだけれど、なぜか絡み合い噛み合う。。
楽しさが倍増しました
偶然ですが、非常に幸せなことでした。
藤木孝さんには魅せられ、蒼井優ちゃん、妻夫木くんも好演。
大好きなチョウソンハさん。よかった~~