~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

東京ドイツ村おはなし会便り♪

2011年04月30日 | イベント・語りコンサート・舞台他
♪「青空いっぱいピンピカリン~」の良いお天気になりました

東京ドイツ村も、たくさんの親子連れで賑やかでした

おはなし会二日目。
緑の丘からの眺め、気持ちよい風、広場で楽しそうに遊んでいる子どもたちの笑顔、心弾む思いいっぱいのおはなし会になりました



 リコーダーで「愛の挨拶」から

大型絵本を読んだり、みんなで歌遊びしたり、
たくさん「ハートの握手」できました

 

素話はグリム童話『ブレーメンの音楽隊』。
おはなし会に参加してくれた女の子のお母さんから、
「帰り道、丘を越えながら、ブレーメン歌ってました♪」と、嬉しいメールも届きました

お父さんに抱っこされて0歳の赤ちゃん、腰がしっかり据わってきた1歳半の赤ちゃん、遠方から来てくれた2歳の女の子、2回公演とも参加してくれたふたごちゃんとお姉ちゃん、まん前で、にこにこ元気にうけてくれた3歳の女の子、目を見開いてじっと聞いてくれていた3歳の男の子、仮面ライダーのカードを見せてくれたお兄ちゃんと弟君、手遊びも歌もちょっと照れちゃうことをまねっこしてくれた4人組のお兄さんたち、そのほか、おはなしできなかった人もた~くさん
おはなし会で出会えて、本当に嬉しかったです
丘の上まで、どうもありがとうございました。
また、いつか、どこかのおはなし会で会えるのを楽しみにしています

東京ドイツ村のスタッフの皆様、温かい雰囲気の会場を作ってくださりありがとうございました。
2日間、本当に心に残るおはなし会になりました。
「子どもたちの笑顔が見たいから」そうお話してくれたこと忘れません。


声で届けるおはなしの世界。
とってもシンプルで、地味ですけれど、
皆さんの心に、愛依の風が優しくそよいで、にっこりできたらいいなと思います。


それからね、
東京ドイツ村の「ふれあい動物園」で
がらがらどんのやぎさんに会っちゃった



木の一本橋をわたってる
すごーい





東京ドイツ村より

2011年04月30日 | イベント・語りコンサート・舞台他
東京ドイツ村、初めてのおはなし会でした!

 

花と緑のテーマパークにぴったりの素敵なところ





広さは、東京ドーム27個分ですって
芝生が、なだらかな斜面にずっと広がって、ご家族でのんびりといった良い光景が見られました

初日、お天気もまずまずでした

さて、おはなし会は、映像館にて。
声が良く響く、とってもいい会場です。
初日2公演、たくさんの方と出会えとっても楽しかったです♪



 

明日もとっても楽しみです





帰りに、アクアライン、 海ほたるに寄ってきました。
とっても暖かで、眺めもよく気持ちよかった~



 「海の上の城」

名物!?メロンパン、おいしかったです
足湯(無料)にも浸かってきちゃいました。

明日もアクアラインで参ります!
暑くなりそうですね。
ぜひ、東京ドイツ村へ




イベントのお知らせです!

2011年04月27日 | お知らせ
今日は、とっても風が強い日でしたね~。
いろいろなものがガタガタいって怖いくらいでした。

さて、大型連休中のイベントのお知らせです!


今年の連休は、今までの年とは、ちょっと違う気持ちで迎える連休かもしれません。
みなさんも、きっと、いろいろ思いをめぐらしていることでしょう。


私は、元気におはなしを届けに行きます!
みなさんと、楽しい時間を過ごしたいと思っています


東京ドイツ村(千葉県袖ヶ浦市)
 『やえちゃんのおはなし会』~グリム童話の世界~
 4月29日(金)、30日(土) 13:00~、15:00~(映像館)

広大な園内は、お花がいっぱい。園内は、マイカーで周れます。
お気に入りのスポットを見つけてご家族でのんびり楽しめます。
アクアラインでどうぞ遊びにきてくださいね!


上野の森絵本フェスタ(上野公園噴水前広場)
  5月3日(火) 12:00~12:45(公園口噴水前ステージ)

大型絵本とストーリーテリングで楽しい時間を過ごしましょう。
全国の児童書出版社が勢揃いします。
絵本2割引!作家さんのサイン会あり!
ぜひ、ご家族でどうぞ。


お天気も良好そうです!
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています

文学サロン火曜の会便り

2011年04月27日 | おはなし会・語りの会
3月はお休みだったため、2ヶ月ぶりとなりました。
夏目漱石『こころ』を通読しているところですが、
今日は、『こころ』の方はお休みにしました。
今、この作品と向き合える気持ちが整いませんでした。


今日のプログラムは、
今、小学校で語っている『半月村』。

そして、井上ひさしさんが4月9日に一周忌を迎えられたこともあり、今頃の季節に寄り添うようなお話にしました。
昨日、女優田中好子さんの告別式の中継で、田中さんの最後の愛のメッセージを肉声で聞いたことも、『握手』と結びついたのかもしれません。

『握手』
「わたし」は、上野の西洋料理店で、育ての親でもある、児童養護施設の光が丘天使園の園長ルロイ修道士と何十年かぶりに会います。
そこで、天使園の頃の思い出話をします。
ルロイ修道士の「樫の木のように固かった」万力の握力のあるその大きな手は、ひたすら天使園の子どもたちに注がれた愛の形でした。
この再会の最後に、「わたし」は、ルロイ修道士と死について語ります。
かつての収容児童たちへの、ルロイ修道士最後の愛の表しだったのだと思います。

もうひとつ、『会食』
「わたし」は、知り合いの青年北沢から、恋人の容子に結婚を承諾してもらうための仲介役を頼まれます。
三人で会うためフランス料理屋で「会食」することにしました。
それが、なんと、その日彼女は父親と一緒にやってきたのです。
古い造り酒屋の昔気質な父親と一人娘。
気まずい雰囲気の中、四人の会食ははじまるのです。
そんな中、隣のテーブルに、二人のご婦人方。まあ、よくよくしゃべります。
しかし、このご婦人方のおしゃべりは、若い二人にとって、なかなか良きものとなりまして・・・。

こちらは、会話も思いっきり語りました。
皆さんには、大いに笑ってもらいました。
たぶん、今までで、一番笑ってもらった語りになり、気持ちも明るくなってとっても楽しくなりました。

会の後は、お茶をいただき、おまんじゅうだの、かわらせんべいだの、もぐもぐばりばり。
おしゃべりも弾んでいつものように賑やかな火曜の会でした。


来月は、5月24日(火)14:00~です。
文学語りも楽しいですよ!
新しい方、1回参加も大歓迎!!場所は、国立、芸小ホールそばです。
お問い合わせ、お気軽にしてくださいね~♪


虹の橋

2011年04月23日 | 日々徒然
雨上がり、青空がすっと広がって、大きな虹の橋が架かった!
久しぶりに見ました♪
とてもウキウキしました。
嬉しかったです。



虹が架かるときは、「虹がでるよ」って、
潤んだ、瑞々しい空気が教えてくれます。
私の場合、鼻が効きます!


家の周りには電線がいっぱい。
娘と一緒に、なんとか電線が途切れるところまで走っていきました。
虹に向かって、走った!


薄くなってしまったけれど、







しばし、胸の透くようなきれいな虹を見上げていたら、
空に吸われし我が想い・・・。


季節は、万緑を迎える頃。
東北の、忘れえぬあの瑞々しい緑の風、潮風ほのかに透き通る空気、
早く早く、甦りますように。





おだんごぱん焼けた!

2011年04月22日 | クッキング
ようやく、パンが作りやすい季節になってきました。

水分の温度を調節し、捏ね上げ生地の温度が28度くらいになるようにするのが大切だと思ってるんですけど、寒い季節は、なかなかビッと決まりません。
捏ね上げた時の状態で、その後の発酵もいい感じになるように思います。
ここ最近は、安定してきました!



ハムや、チーズをいれたり、シンプルなおだんごパンやツイストでも、万能だなと思える生地にようやくなりました。
下の娘が、動物パンをリクエストするのですが、くまさんも、かめさんも、うさぎさんも、これが、難しいんですよね~。
がんばってみますが・・・

粉の入荷も、ようやく落ち着いてきたように思います。
青葉若葉の樹の下で、生野菜をたくさんはさんだサンドイッチが合う季節。

人気のお粉「春よ恋」、購入できました♪
おいしいサンドイッチの為に、角食パンをたくさん試作したいと思います。

週末は、岩手の地粉でうどんも作ってみよう!


よい週末をお過ごしくださいね。

生きがいセンターお話し会便り

2011年04月21日 | 高齢者の会
生きがいセンターも新年度が始まり、担当の職員の方も入れ替わられて、改めましてのご挨拶からでした。

今年度も、月木、火金と15名ずつ、二つのグループに分かれます。
会への参加のお問い合わせの件ですが、こちらは、定員15名ということで、まず登録(国分寺市在住の方のみ)をしていただき、空きがでましたら、順次お知らせしていくそうです。
見学はできるそうなので、ご希望の方は、お知らせください。


今日最初の季節の歌は、滝廉太郎作曲「花」を歌いました。
メロディも歌詞も、奥ゆかしい日本の風景が浮かび上がってくるように美しいです。
歌は大好きな、今日、月木クラスの方々。
気持ちよく歌ってくれました♪
歌うと、パッと顔色がよくなります。
部屋がより明るくなるようで、私も、嬉しくなってきます。

プログラムは、金子みすずの詩を二つと、
語りは、斉藤隆介作『半日村』『花咲き山』。

 

東北弁の語りです。
この『半日村』に、東北復興の願いをこめて語りました。

高い山のせいで、半日しか日があたらず、稲の育たない村があった。
一人のわらしこが、皆に呆れられながらも黙々と山の土を削り始めた。
いつしか大勢の子ども、ついには大人たちもが一緒になって削り始めた。
何年も、何年も。
やがて、大人たちは、死に、子どもたちは大人になった。
とうとう山は半分になり、いい稲が風にそよぐようになった。
それから、その村は「一日村」と呼ばれるようになった。
というお話。

これから、何十年とかかるであろう復興への道ですが、大人から子どもたちへのバトンタッチが、希望に満ちて、深い絆と信頼と共にできるように、悲しみと怒りがこみ上げるこの苦しい状況での第一歩が、土台となる確かな一歩であるよう願うばかりです。




夕飯は、「仙台麩じゃが」
この仙台麩は、宮城県登米市のものです。



弾力があって、味がじんわりしみこんで美味しい♪
明日の朝は、残りを卵とじにしようと思います。



型抜きクッキー

2011年04月20日 | クッキング
型抜きクッキー。いろいろ。

 よく焼いて、かりっとしてるくらいが好きです。

最近、娘たちとよく作ってます。
といっても、生地を作って、冷蔵庫で寝かせておき、娘たちが学校から帰ると、その日の出来事や連絡など聞きながら、遊びの時間も兼ねて、一緒に型抜きしてます。

 はりねずみちゃん型、増えました!

この形、かわいいです!
吉祥寺の雑貨屋さんで見つけました。

型抜きクッキーは上手に抜けると、それぞれ、愛嬌があるクッキーになるので、娘たちも食べる時に、「どれがいいかなぁ~。くまさんにしよう」なんて楽しそうに選んだり、愛着もって食べてくれるのが、また嬉しいですね。


でも、た~くさん作ってるはずなのに、あんまり消費が早くて毎回びっくりです。

そろそろ、ヨーグルトも出回り始めましたね。
ちょっとさわやかなチーズケーキなど作ってみたいなと思ってます。




八重洲ブックセンターおはなし会 vol.9

2011年04月17日 | おはなし会・語りの会
第3土曜日は、恵比寿三越内、八重洲ブックセンターのおはなし会!

初夏のような陽気でしたね。
お話し会で、汗をかいたのは久しぶりです。

着いてみると、あら、うれしい♪
最初に目に飛び込んできたのは、よく知ってる男の子の笑顔!
国立の書店でのおはなし会を毎回楽しみにしてくれていますが、3月は、中止になってしまったので、こちらまで来てくれたのです!
遠いところ、どうもありがとう

最初に参加してくれた時は、3ヶ月だった赤ちゃん。
6ヶ月になって、すっごく大きくなって、嬉しいびっくり。
私の顔見て、にこにこ笑って、思い出してくれたのかな。
お耳にやさしいように、「むすんでひらいて」でご挨拶。



今まで、お話会で読んだことはなかった絵本、
『あんぱんまん』を読みました。
この絵本は、小学生の頃、留守番していた時に、夕暮れで寂しくなると必ず読んでいました。
妹たちに読んであげた絵本のベスト3冊に入るものです。

 この絵が大好きです。テレビアニメとはちょっと違いますね。

被災地にもたくさん絵本が贈られていますが、きっと、『あんぱんまん』も『アンパンマン』も入っているでしょう。
みんなを勇気づけているはずです。

折鶴もみんなで折りました。
みんなの想いも、一緒に糸に吊るしました。

3歳さんは、みんな幼稚園入園おめでとう。
次に会う時は、体も大きくなって、お歌やお話がびっくりするくらい上手になっていることでしょうね。

子どもたちの育つ生命力はすごい!
健やかな成長を見守りながら、心がうれしいひと時を、優しく届けられたらいいなと思っています。

来月は、5月21日(土)14:00~です。
若葉の季節になりますね。
気持ちよい日を、どうぞお元気でお過ごしくださいね。





わらべの会

2011年04月15日 | 絵本とわらべうたの会
今日も、本当に暖かでした。

わらべの会の赤ちゃんたちも薄着で、気持ち良さそうでした



私が歌っていると、突進するようにハイハイでやってきた赤ちゃん。
どうしても、私のパクパク動く口と、声が気になるみたい。
手を伸ばして、私の顔に届かそうとした時、ひょいっと立ったのです!
お母さんが「わぁー、たっちできた!初めて立ちました」と、とっても嬉しそう。
周りのお母さんも、「すごいね。たっちできたね。」と、みんな拍手。

赤ちゃんが、初めて2本足で立つ。劇的
すごい瞬間です!
体を揺らしてバランスとって、3秒くらいだったかな。
その後、ストンとお座り。
自分も手をパチパチしていました。

次に会うときは、トコトコあんよが上手になっているでしょうね。

2歳になって、私が「元気だった?」というと「元気だった」と返してくれるようになった女の子。
関西へ転勤ですって。。
笑顔で、言葉で挨拶できる頃になると、巣立ちの時。
4月から、保育園、幼稚園に入園した初代わらべの会ちゃん達。

また、元気な姿見せてほしいなぁ。。


明日は、恵比寿三越八重洲ブックセンターでお話し会です。
14:00~です。

明日もぽっかぽかみたいです。
ぜひ、遊びにきてくださいね


癒しの粉時間

2011年04月13日 | クッキング
暖かい日が続きました。
桜は、だんだんに散り始めましたが、その薄紅の中に、ところどころで、桃の花が可愛らしく咲いています。

 きれいな紅色。

テレビの中継で、避難所の一室がプレイルームになって、東京おもちゃ美術館から、また世界中から届けられたおもちゃで、元気な声をあげて、子どもたちが楽しそうに遊んでいる様子が流れていました。
子どもたちのはしゃぐ声は、心が喜んでる声。
見ていたお母さんたちも、和んだ嬉しそうな顔をしていました。


 姪っ子の入学のお祝いに桜のクッキー焼きました。

春休みもなにも、心配ごともつのる思いで、なかなかいつものように、春のお菓子をという気持ちになれずにいましたが、桜の花の賑わいで、街が染められ、陽気も良くて、粉もの作りに少し没頭しました。

粉を変えたり、配合を変えたりしながら、手間も、材料も簡単な、スコーンばかり作ってました。
上の娘の好物なのです。
何度作っても、「わーい、スコーンだ。」といい顔見せてくれるもので。。


 豆乳スコーン。白ごまとチョコチップ。薄力粉のみ。

 豆乳とおから入り。薄力粉と強力粉まぜ。

 強力粉多め。ちょっと焼きすぎでした。カリッの食感。

久しぶりに小粒のいちごを見つけたので、ジャムにして添えました。
今日のは、ちょっと焼きすぎでしたので、ちょうどいい感じになりました。

 クロテットクリームを添えたいですが、今は当然入荷未定でした。またいつかね。


手を粉で真っ白にして、バターとホロホロにして・・
粉の優しい感触が心地よい。
癒しの粉時間です。


紅茶を飲みながら、娘たちと語り合うひと時。
目の前にいる我が子を見つめていられる幸せをひしと感じます。

私も、中3生の母になりました。
何につけても、落ち着いて、冷静に、そして、丁寧に。
そう心して日々過ごしたいと思います。










ファイト新聞!

2011年04月12日 | おはなし会・語りの会
今朝、学校訪問へ出かける支度をしている時でした。
「避難所からの元気な子どもたちの活動をレポートします!」と、
テレビから声が聞こえてきました。
手を止め、微笑ましく見入ってしまいました。

レポートは、避難所になっている気仙沼の小学校で発行されている壁紙新聞についてでした。

壁紙新聞の名前は、『ファイト新聞』。

小学生の女の子を編集長とし、副編集長、平社員、アルバイトと、5人で組織されているんです。

驚くことに、新聞は、震災1週間後の3月18日から発行されました。

初代編集長の7歳の女の子が、
「避難所の人たちが下を向いていたから、少しでも明るくしようと思って、そうだ、新聞を出そう!と思いました」と、元気な声で、テレビ局のインタビューに答えていました。

最初は、鉛筆だけの新聞でした。
発行するごとに、見出しもイラストも、明るいカラーペンで書かれるようになり、とても見やすくて、明るい笑みがこぼれてしまう紙面になっています。

内容は、主に避難所生活の中の出来事ですが、5人のメンバーがしっかり会議をし、取材をして書いています。
子どもならではの観点で書かれていて、その手書きの文字もとても力強くて、この新聞を読んだ人は、たくさんのファイトをもらえると思います。

副編集長がこう話してました。

「暗いことは書かない。明るい事だけ書く。もし、暗いことを書いてしまったときは、紙をぐちゃぐちゃにして捨てます!」


子どもたちも、みんな被災者です。
その中で、立ち上がっています。
変わり果ててしまった全てを受け入れて、その中で、ファイトの精神を持ち、情熱をもって、明るい気持ちを届けようと、元気な気をだしてがんばってます。

「暗いことは、ぐちゃぐちゃにして捨てます!」

この言葉、胸にぐさっとささりました。

私も、朝からファイトをもらいました!!


今日は、立川の小学校へ行ってきました。
4年生の最初の国語の授業だということでした。

プログラムは、工藤直子詩「会いたくて」から始まり、
民話「花さかじいさん」「聞きみみ頭巾」、グリム童話「ルンペルシュティルツヒェン」
宮沢賢治「雨ニモマケズ」。
そして、最後は、アンコールをいただき、金子みすず「こだまでしょうか」を語ってきました。
「こだまでしょうか」みんな知ってました。
今、すごい有名な詩ですね。
ずっと、忘れないんじゃないかなぁ。。


「暗いことは、ぐちゃぐちゃにして捨てる」

子どものことばは、力、ありますね。


満開の桜を見上げて。

2011年04月09日 | 日々徒然
桜が、ここ国立でもとてもきれいに咲いています。
季節の巡り、桜を愛でる心は、ずっと昔からの私たちに宿る心。
桜を見上げると、様々なことが思い出されます。
春を過ごしたその時々の記憶が、あれこれと。
パワーがありますね。桜には。





でも、どうしても、今年の桜は、いろいろ思いを重ねてしまいます。

桜の美しさは、季節からの春最大の贈り物のように感じられるのですが、
見上げていると、今は、やはり東北を思わずにはいられません。

あの惨状から、胸を貫くように響いた、気仙沼の中学校の卒業式の男子生徒の答辞が思い出されます。

きっと、同じニュースを見て、胸を痛め涙し、また、その直向で力強い決意の答辞に感動した方もいると思います。

宮城県気仙沼市階上(はしかみ)中学校卒業式は、避難所となっている体育館で行われました。
卒業生代表の男子生徒の答辞のニュース部分ですが、
ここに書き記しておきたいと思います。

  
 「階上(はしかみ)中学校と言えば防災教育と言われ
  内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私達でした

  しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で
  私達から大切なものを容赦なく奪っていきました

  天が与えた試練というにはむごすぎるものでした
  つらくて悔しくてたまりません

  しかし、苦境にあっても天を恨まず
  運命に耐え、助けあって生きていくことが
  これからの私達の使命です」


涙をぬぐい、歯を食いしばり、一つ一つの言葉をしっかりと力強く読み上げていました。
一生忘れることのできない、答辞です。


15歳の人生の輝かしい時の、この春は、なんて、悲痛で過酷なものになったでしょうか。
張り裂けそうな思いを胸に、彼は、こう結びました。

「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助けあって生きて行くことがこれからの私達の使命です」

私もしっかり胸に刻み付けたい。


桜前線は、ゆっくりと北上しています。
やがて、東北に届くでしょう。
季節をがらっと変えてしまう、圧倒的な強さを持つ桜が、東北の人の心にも体にも、慰めと励まし、元気のもとになるよう、美しく豊かに咲いてほしいと願います。


恐ろしい大地震があった3月11日から、1ヶ月が経とうとしています。
2011年の春は、人生の中で、凄まじい記憶となって残るでしょう。
純粋で潔い「私たちの使命です」という言葉には、魂がありました。
言霊として、私は受け取りました。

子どもたちの元気に育つ心の土壌が、潤いのある豊かなものになりますように。




「もやい結び」に想う

2011年04月06日 | 日々徒然
命を捨ててまで、街の皆を津波から守ろうと、半鐘を鳴らし続けた消防士さんの話を知りました。

また、がれきの海岸で、震災翌日から毎日、救助に向かったまま行方不明になってしまった消防団だった息子を探し続けている父と母の姿を見ました。

ある避難者から「国道45号に車を止め、ロープを使って低地にいる人を助けていた」と息子さんの目撃情報を得、海岸から50メートルほどの現場付近に行くと、国道のガードレールに消防用ホースが固定され、約10メートル下の低地まで垂れているのを見つけました。
その、ホースの結び目は、10年前猟師になった息子へ一番先に教えた「もやい結び」でした。

「この結び目、息子に間違いない。」

「命捨ててまで、人を助けて・・・。亡くなっても偉かったと思う・・・」と父は泣いていました。

この「もやい結び」を見たからこそ、「見つかるまで、決して諦めない」という気持ちが起こるのだと言っていました。

懸命な息子さんの姿が、その手、その息、浮かび上がってくると思います。

写真で、消防ホースがしっかり「もやい結び」されているのを見ました。
逃げる途中ですれ違ったという、息子さんの乗っていたポンプ車は、ぐちゃっと大きくつぶれていました。
人命救助第一、ただその一心が私にも伝わってきます。

息子さんは、祭りの太鼓を地域の子どもたちに教えることもあり「ここに暮らす子は全員がずっと仲良くしてほしい。地域みんなで育てていかなきゃ」とよく語っていたといいます。

この、尊い命。
この気高い魂は、この地に残ります。
そして、つながって、広がっていきます。

こんなことが頭をよぎりました、
この、「もやい結び」、私も、父から教わりました。
造園屋は、やたらに、重いものをひっぱりあげることが多いです。
造園資材をトラックに積込む作業時、石を持ち上げる時、小さい頃から見ていて、くにゅっとした形が不思議でした。

ある時、「この結び方が一番いいんだ。覚えとけ。びしっと締まったらもうほどけない。でもいざ、ほどくとなるとすごく簡単だ」と、教えてもらったのです。

声まで浮かんできました。

この消防団の息子さんも、きっと、お父さんの声が聞こえていたんじゃないかと思うのです。



今日は、とても暖かで、被災地でも、入学式・始業式が行えたところもありました。
子どもたちは、将来の夢を力強く語っていました。
決して失わない、元気な心があります。

私たちにできることは、見守り。
子どもたちが安心して過ごせるように、明日が楽しく迎えられるように、
温かい眼差しを、地域のみんなで注いでいきたいですね。











一息入れてまた明日

2011年04月05日 | 創作
「青い空広がった春の日のこと」


グランドをぐるっと囲む桜の木

子どもたちの声を

耳を澄まして聞いている


幹の根元に座って

花のささやき声を聞く

頭上で花が微笑んでいる




元気な声が響いてる

「ファイトー!ファイトー!」

胸までとどいた


むこうでサッカー

こちらで野球

あそこで何鬼かな?

そこでドン チケタ!


こうして

ただ眺めているだけで

楽しい 

嬉しい 


桜の花も幸福そう

明日はもっともっと

にっこり笑ってくれるでしょう



やえ