今日の語り塾は、大切にしてる本を2冊持っていきました。
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読書塾でも1月から3月は百人一首をたっぷり味わいます。
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今日の参加者さんは保育士さんでまた、古典や詩が大好きな方なので、課題は絵本と短歌にしました。
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この吉原幸子著「百人一首」は私が高校1年生の時お小遣いで買った本です。
色々現代訳や解釈本は出ていましたが、この本は、作者が詩人というだけあって、現代詩訳と100のエッセイ付きで書かれているのです。
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とても新鮮で面白く感じ、ちょうどエッセイとかを読むようになり始めた頃で、その言葉使いに魅了され続けて何十回も読んでいます。
今日も幾つか紹介しました。
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百人一首は、発声代わりに、母音を長く伸ばし、エネルギーの放出のように、また詩吟のようにゆったり発しました。
約1300年前の平安時代から600年くらい前の鎌倉時代という長い年月の中で選ばれたこの名詞華集の響きそのものに、美しい日本語の海で気持ちよく漂いました。
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そして、丑年ということです牛の出てくる本『はなのすきなうし』この本の主人公フェルジナンドが大好きです。
どんな時もゆったり花の匂いを嗅いで悠々としてる。
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私も周りがどんなに忙しく、時にぎしぎししていても、のんびり絵本やわらべ歌と戯れ、語り踊り歌っていたい。
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そしてリクエストは、小さな子の絵本では名作シリーズと言っていい『おさじ』さんをとことん深めて読んでいきました。
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今日も改めて感じたのですが、この絵本は、言葉の流れが実に良くて、絵と共に言葉の感受性をたっぷり感じることのできる作品で、赤ちゃんから幼児期繰り返し読みたい絵本です。このシリーズ本当に良い。
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絵本と向き合って、じっくり読み方とも向き合う。色々な発見があり、するとそこにある世界が浮き立ちます。浮き立たせてください!
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子どもたちに優しく手渡される読み方は実に共感できます。子供たちの前で読む時、自ずとその心が言葉と一緒に溢れ出ます。
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語り塾は、一人一人に寄り添って読みを高めています。語り力アップは、子どもたちにとっても、静かに言葉で成長する豊かなひと時です。
これからも真剣に取り組んでいきたいと思います。
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ウォーミングアップは、やえちゃんのわらべ歌体操、オリジナル発声滑舌で楽しく、ちょっとハードです(^^)
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次回は1月25日(月)10時〜です。
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