~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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増田書店おはなし会(28)

2009年11月29日 | おはなし会・語りの会
今日は、増田書店のおはなし会でした
書店の、地下の片隅のおはなし会ですが、たくさんの親子が集って楽しい会になりました。
2,3歳のお友達もお母さんから離れて、しっかりお座りして参加。
周りの方がびっくりしてしまうくらいです

季節の歌は♪「たきび」
お母さん方もきれいに歌ってくれました。
わらべうたで遊んだ後、

最初の絵本は『こねこ ねこ ねこ』
10匹のねこが登場する絵本。

2冊目は『しょうぼうじどうしゃじぷた』

 1963年生れの絵本!

この絵本が大好きだという3歳の男がいて、今日の出会いに嬉しさ爆発!とお母さんが教えてくれました。
ちびっこのしょうぼうしゃ「じぷた」が大活躍する、
40年以上読まれ続けられ、愛されている絵本です。

「ひみつだもん」は、薔薇の形の松ぼっくり。
みんな感心するようにびっくりしていました

 本当にきれいな薔薇型で、人気者になりました!

語りは『小さな赤いセーター』

 小さな赤いセーターは、強い風に吹き飛ばされてしまったよ!

最後は、クリスマスメドレーをリコーダーで二重奏です。

 二重奏にすると響きが素敵になりますね。

今回は、いつも、おはなし会を楽しみにしていてくれる女の子のお母さんが一緒にリコーダーを吹いてくれました
ピアノはCHUちゃんです。

 初トリオ! ぼうし~ズ

「みんな、素敵なクリスマスを迎えられますように。」

最後は、11,12月生れのお友達のお誕生会
3歳、4歳(2人)、6歳、8歳(2人)
「ハッピーハッピー

お誕生日は特別なお祝い
心からおめでとうといいたいです。
ひとりひとり年の数だけ手をたたく。ぴったりきれいな手ばたき。
みんなの心も祝福で一つになる。とても素敵なことです

次は、1月です。最後の日曜日31日。
お誕生会は、1,2月生れのお友達です。
寒くなりますが、みなさん、元気に過ごしてくださいね。
おはなし会で待っています



絵本ひーらいた『くるみ割り人形』

2009年11月27日 | 絵本ひーらいた
これ、おもしろいものです。

 クルミドコーヒー店でおいしいコーヒーを飲みながら

くるみをいれて、

 遊ぶ

くるくるまわして、ごりっごりっとなって

   割れた!

大好き『くるみ割り人形』の季節です

 BL出版 文はズザンネ・コッペ、絵はツヴェルガーです。

お洒落な絵本になっています。
ホフマンの現実と幻想がすばらしくからみあったメルヘンの世界。
クリスマスイブの喜びと神秘。ユーモアとミステリアスを描き、魔法でいっぱいの子どもの世界。ロマンでいっぱいのくるみ割り人形の世界を存分に楽しめる絵本です。


オリジナルの方もとっても長いですが、素晴らしい世界です。
ぜひ、読んでくださいね

良くない語りの例

2009年11月27日 | おはなし会・語りの会
昨日と今日、小学校で朝8:30から同じ話を語りました。
昨日は、4年生、今日は3年生。
今日は、とても反省の残る語りをしてしまいました。
集中力が何度も途切れ、言葉のとちりが出ました。
登場人物の鶴と亀を間違えてしまったところもあります。
心残りの気持ちが大きく、しっかり考えようと思いました。

私の、語りの未熟さを書いてもしょうがないのですが、このブログを読んでくださっている方の多くは、語りや絵本の読み聞かせを、様々な形でされている方だと思いますので、こんな経験を書くのも、子どもたちへの読み聞かせに良い形でいかしてもらえたらと思って書きます。

お話は、私のオリジナルの創作民話『かんねんかずら』でした。
話は充分入っていて、愛着のあるお話なのに、まずい語りになりました。
集中力が途切れてとちるのは、心を込めてないのと同じになってしまいます。
心に絵を描いてもらうように願っている気持ちと裏腹に、話だけは、途切れないように、鶴と亀の固いつながりを結びつけるのに自然な気持ちではなく、言葉をつなぐのに必死になってしまいました。
お話の内容を伝えることしかできなかったのではないのかと、今振り返っています。
子どもたちがまっすぐ私を見つめて、静かにじっと耳を澄ましている顔が浮かび、深く反省しています。

今回、身にしみたことがありました。
それは、お話をアレンジすることの難しさと聞き手との関わりです。
昨日は、大らかにのびのびと語れたように思います。
方言から伝わる土着性、亀と鶴の友情、自然の雄大さ美しさ、言葉の由来話、オリジナル通り25分間のおはなし。
今日は、時間とプログラムの関係で、10分縮少版です。
検討も重ね、文庫のお母さん方などにも聞いてもらい、短くしても、充分楽しめるものだと、こうしたのです。

ところが、私の心の中では、お話がぶつ切れになってしまっていたのでした。
私は、今まで、お話のことばは、心の中に描かれたメロディのようだと言ってきました。
語っている時、私は、お話の言葉を思い浮かべるのではなく、体の中に、風景や音楽が巡っているのを感じ、それに任せます。
音符で書かれるメロディではなく、想いで書かれたメロディを語っているという気持ちです。
だから、音楽と語りは響きという点で重なると思っているのです。
温かい声も、響きを意識すると、自然にそこに至る道を考えます。
もちろん未だ考え中ですが。

でも、今日は、巡る音楽も風景も途切れ途切れなのです。
お話に味付けをしていくのは、語り手なら当然のこと。
表面の言葉だけでしか追えませんでした。
オリジナルの源流さえ、しっかり見失わなければ、話も集中力も決して途切れなかったのだろうと思います。

もちろん、ギリシャ神話もシェークスピアの大作も、源氏物語も、竹取物語も、芥川も漱石もその他どんな物語も、脚本されて語られるのはごく当たり前のことです。
出版されている本でも、ショートのものが多数出ています。

でも、自身が創作した話を縮小した時、私は、切り取って短くしただけでした。
脚本に練り上げる作業をしませんでした。
メロディは、流れていませんでした。
自分の話も操れないとは、本当に、情けないことです。

また、今日は、聞き手のひとりに、神経を奪われてしまったのです。
お話しの最初の頃、私は、あろうことか、目の前の子に、気をとられないように語ろうと一瞬思ってしまったのです。
目の前、30センチのところにいる子に。
その子は、ととととっと歩いてきて、きちんと整列している中に入らず、目の前に座りました。

どんな状況でも、大きな心で、受け入れる、余裕の語りをするためには、
こんな時は、教室全体を一つの目だと思うことにする臨機応変さも必要だったと思います。
自分もその状況をつかむために、呼吸を整えたり、間をもったりして、しっかり落ち着くことが肝心でした。中途半端はダメです。
みんなが耳を傾けているのですから。

お母さん方の「もう少し配慮すればよかったです」と言う言葉に、私は、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
「そばに行って寄り添う語り」「心をつなぐ語り」といつも心にあるのに、私は、何をしているのだろう。
その子のご機嫌な顔を見れば、それは、素直な楽しみの姿でした。
私は、いつものようにその笑顔や声を受け止めて迷わず語ればよかったのだ。

願いや希望があっても、こんなことでは、足もとがちゃんとなってないな思いました。
これから、12月にかけて、お話し会がたくさんあります。
その中には、予期せぬこともおこるでしょう。
でも、おはなし会に集っているみんなは、今日の聞き手のみなさん。
楽しい時間は、そこからしか生れませんからね。
語りは、聞き手の顔を見てできるのですから、それをプラスに考えなくてはいけないですね。

これからも、時間の関係で、長いお話はショートにすることもあるでしょう。
でも、その場だけのショートストーリーにならぬように、愛情をかけたショート版にします。

絵本読み、朗読とは、また違う語りの魔物は、慣れてきたときに、入り込むものみたいです。

オリジナルが出来た時、そこに作品の魂が宿る。
オリジナルに手を入れるとき、乏しい想像で、魂の抜け殻にしない。

作品と向き合い、対話する時間を、もっともっとかけなくちゃいけないです。
私は、アーティストではないから、作るセンスはまるでない。
ならば、アーティストもどきにならぬようこだわるだけです。

「やはり、私らしく、子守唄かわらべうたではじめればよかった。語りは、そこからスタートしているのだから。」

いきなり語れる人は本当にすごいです。
どしんと落ち着いているんですね。
まだまだです。

語りとはなんでしょうねぇ。
全部自分に跳ね返ってきます。
毎回、試されているようです。
でも、迷ってはいけないですね。




    

「絵本を読む少女」

2009年11月26日 | 創作
お花のような名前の女の子がいる
8歳になったのかな

私は、その少女を
本当の野原にそっと咲く
茎は細いけれど、しゅっと上を向いて咲いている
白い野菊のようだと思った

女の子のお母さんにそういうと
「野菊の墓ね」と微笑んだ
「そう、私、伊藤左千夫の野菊の墓大好きなのよ」と付け加えた

野に咲く野菊は可憐だ
でも、とても強い
女の子はおはなしする時はあどけない
笑顔は、キャラメル味のよう

少女は言った
「この絵本おもしろいんだよ。読んであげる」
「嬉しいなぁ。私はね、読んでもらうのが一番好きなんだよ」
お話し会で出逢った少女が私に、お気に入りの絵本を読んでくれるというのだ
初めてのこと
頬が熱くなった

私と女の子のつながりは、絵本
たからもの絵本
お母さんは、少しの間席を外した
「この少女と出逢ったのはいつだったろう」

やっぱり、少女は、たくましい野菊だった
はっきりとしっかりと、会話には力を入れて私に読んでくれている
「あぁ、嬉しい。たまらなく幸せだ」

絵本は、大人が読んであげると、読み聞かせか・・・
女の子が気持ちをこめてまっすぐ読んでくれるそれは
読み伝えだ!
少女が、何に想いを込め、この絵本の何が好きなのか、手に取るように伝わる
純粋で、直向で、元気。
女の子はまさしく野菊であった
小さくとも、その存在を喜び生き生きと生きているのだ
びんと弾む、いい声。

ありがとう
絵本を読む少女の横顔
泡いっぱいの、やわらかいお抹茶の味、香り、色
窓からの陽光
静かな午後
絵本を通して出逢った幸せの時間
私は、この日を、忘れない。

ふと、机の上に置いてあった絵本のタイトルが目に入った
『でんでんむしのかなしみ』

「私のからには悲しみがいっぱいなのではないだろうか」

忘れていたことばが頭をよぎった
でも、すぐに消えた
女の子とお母さんが寄り添って楽しそうに私を見ていた
最後の言葉がすぐに浮かんだ

「この でんでんむしは、もう、なげくのを やめたので あります。」

野菊の少女、だとしたら、お母さんはりんどうかな
二人を見つめ直して、私は、微笑んだ

                    (2009.11.26 典子)



和のいえ「櫻井」お話し会

2009年11月25日 | 高齢者の会
今日は、西東京市新町の「和のいえ櫻井」でのお話し会でした。

お部屋は、ストーブが入り、障子戸が閉められて、ほわぁとした温もりが立ち込めていました
お席の感じも、机を囲んで輪になるようにみなさん腰掛けていましたので、囲炉裏端でお話しするような雰囲気でした。
天上が高く、広い部屋の中、真ん中に、袖を寄り添いあっている様子が、私の目に優しく映り、お話する前からとっても穏やかな気持ちでした

まず、リコーダーで「たきび」を吹くと、皆さんすぐに歌いだし、2番まで歌いました。
今日で、この会も4回目。みなさん、随分慣れてきたみたいです
わらべうたのお名前巡りも、明るい声で全員歌え楽しく始まりました

「でんでらりゅうば」は難しいけれど、やさしい手の動きに変えて繰り返していきました。
数え歌は、先月から歌いましたが、「先月は、1でしたから今日は2まで覚えましょうね」とゆっくり気長に楽しんでもらってます。



お話は、『かんねんかずら』そして、冬のお話で私が一番好きな『月夜のみみずく』を読みました。


それから、お土産に、庭のみかんをいただきました。

みかんを取ってくださったのは、若い職員の方ではなく、デイサービスメンバーの男性の方だと聞いてびっくり
高い脚立を使って、私の為に、太陽にあたって絶対美味しいのを厳選してとってくださったそうで、もう嬉しくて握手しちゃいました。

帰って、早速おやつにいただきましたが、昔のみかんの味!?がしました。
甘酸っぱさがとっても美味しかったです。
どうもありがとうございました。

終わりに、いつもお静かな女性が「こんどは、3までね」と言って、とても明るい笑顔をくれました

よかったよかった。
みなさん、次に会う時までお元気で

お知らせ:「増田書店おはなし会」

2009年11月22日 | お知らせ
今日は、寒いですね。お元気にしていますか?

来週、11月最後の日曜日。
二ヶ月に一度という、増田書店のおはなし会があります

11月29日(日)11:00~(どなたでも、お気軽に参加してくださいね!)

絵本とおはなし。そして季節の歌や手遊びで楽しいひと時を一緒に過ごしましょう

クリスマスシーズンも到来。
その入り口に、クリスマスメドレーもお届けします

お誕生会は、11月、12月生れのお友達です
「ハッピーハッピー♪」でお祝いしましょう。

それから、リクエストの絵本のある方、絵本持ってきてくださいね。
会の終了後に、読みます!
大好きな絵本、私にも教えてくださいね

お話会でみなさんにお会いできますのを、心から楽しみにしています。
日曜日、笑顔で会いましょう。
お待ちしています。


やえ

『THIS IS IT』

2009年11月21日 | 日々徒然
今日、一番最後の回で、マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』観て来ました。

マイケルから目が離せませんでした。
スリラーが登場した時、私は、中学三年生。
「I LOVE MICHAEL」と、ノートの端に落書きもいっぱいした15歳でした。

夕方から風が強くなり、冷えてきました。
映画館に入る時は、手袋を顔にあててました。

そして、「THIS IS IT」の後、映画館から外に出ると、風は止み、頭上には、カシオペア座とオリオン座がきれいに見えました。

ずっと歩きました。ちっとも寒くありませんでした。
彼がステージで何度も言っていた「余韻」を肌で味わっていました。

優しい声と、歌声が心に沁み渡っています。美しいしなやかな踊りが、鼓動の中に入り込んでいます。

これが、ラストステージになるはずだった「THIS IS IT」。
マイケルの残した、命の尽きるまでの想いをこめたステージ。

「ありがとうマイケル。大切な、命を尽くしての愛のメッセージ」


私は想います。

愛の力を信じよう。
愛で、子どもたちの未来を守る。
愛で、地球を救う。

その小さな欠片でも、力を注いで生きていきたい。


彼の声は、優しい。透き通るようにとても優しい。
どんな傷も癒していくような、愛で溢れる歌声。
星空を見上げながら、マイケルの歌声を思い出しました。


書いていて今頃、とても寂しくなってきました。
最後に見た、マイケルの姿は、愛に溢れた、人生の歴史を重ねたマイケルでした。
本当に素敵でした。偉大なスーパースターでした。

映画館で観てよかったです。
マイケルが、近くに、そして大きく見えました。


ずっと前のアルバムに収録されていましたが、
マイケルの歌う「SMILE」が好きでした。
いつでしたか、私の心も癒されたのです。

マイケルの優しい「ラー ラララー ラララー ラララーラー~」に。


ひとつの地球に生きとし生けるものすべてが笑顔になる道はあるのでしょうか。

愛の奇跡が、必ず、成されますように。


家庭支援センターおはなし会

2009年11月21日 | 絵本とわらべうたの会
第3金曜日は、家庭支援センターのおはなし会。

あんよができるかわいい赤ちゃんたちが集まりました

1歳のお誕生の女の子がいて、ここでは二人目の「ハッピーハッピー」が歌えました
年の数は1歳だから、みんなでそろえて1回パチン。
きれいに決まりました。
お母さん方ですものね

いつものように、わらべうたで遊びました。
途中からは、ほとんど、お母さん方へのわらべうた講習のようでしたが、
「手と頭が連動しない~~~」なんて明るい声を出しながら皆さん楽しんでいました。

絵本は、しろくまちゃんのシリーズから2冊と、『てぶくろ』。
『てぶくろ』について今日は、熱く語ってしまいました。

おじいさんが落とした手袋の中に、動物が1匹ずつ入っていく。
てぶくろはぎゅうぎゅう、でも、動物たちの顔は幸せそう。
雪が降り積もっているのに、ぴょんぴょんかえるがいる。
いのししだって、大きなくまだってはいっちゃう。
そんなてぶくろあるの?

「あるんですよ。ここに」

私は、いつでもこう答えます。


そして、お母さんからの質問。
今までの質問でも一番多いもの。

「こんな、1さいからでも読み聞かせした方がいいですか。ただ、かじったり、めくったり、ぐちゃっとしちゃうだけですけど・・・」


「かじった本こそ大いに読んであげてください。こう言ってね」

「あら~。美味しい絵本ね。ママも大好き。とってもいいにおいがする。」

絵本をなでたり、こすったり、抱きしめたりして、そして、
「大事大事の絵本読みましょね」と言って読み始めてください。
絵本は、お母さんが読んでくれる。お母さんの優しい声で聞ける。とすぐにわかって絵本をよく見つめたり、耳を傾けるようになります。
1ページからでいいのです。
お話が続いていることもすぐ分ってきます。
とってもお利口です。赤ちゃんは

気長にね。「七歳までは夢の中」ゆっくりゆっくり。

わらべうたで、お母さんたちが指を動かしていると、赤ちゃんがじっと見て、まねっこしてます。
手に、信号を送っていますね。
わらべうたで子育ての最初の一歩を楽しんでくださいね


次回は、12月2日(水)11:00~です。



「魔王だね」

2009年11月20日 | 日々徒然
中1の上の娘が、音楽の教科書を開きながら ちょっと低い声で

♪「ダーン ダララララーラッタラー ダララララーラッタラー ダダダダダダ ダダダダダダ ダーン~」

と鼻歌混じりに、歌いながら寄って来たので、思わず、オペラ歌手の物真似みたいに

♪「おとーさん おとーさん 聞えないの~」と歌ったら、大爆笑されました
調子に乗って「マイファーザー マイファーザ~~」と歌うと、もっと大うけでした

(そこしか覚えてないのですがね・・・)

「魔王だね。シューベルトの。中学生の時の音楽鑑賞で、初めて聞いたよ。あれが今のところ、最初で最後だけど、大好きだったなぁ」

娘「うん!私もこれ、好き!音楽の時間に10回くらい聞いたよ。」

私「強烈な印象あるよね。すごいねシューベルト。野ばらも作るし、魔王も作るしね」

すご~~く久しぶりに、中学の教科書などを見て、懐かしさもあり、その後、ぱらぱら捲って、知っている曲を気持ちよく娘と合唱しました。
「赤とんぼ」「浜辺の歌」「夏の思い出」・・・。

好きな歌ばっかり。
娘の声と、私の声、やっぱり似てる・・・。

「しゃくなげ色って知ってる?」
娘が聞いてきました。

「薄赤だね。宇都宮の庭にあるじゃない。」
と私。

「淡紅色(たんこういろ)だよ」
と娘。

「そう、淡紅色っていうの。いいこと聞いた。」


こんな娘との夜長のおしゃべり。
娘から、いろんな話がでてきます。
ほぉーっと言ってしまうような、教えてもらうこともちらちらあります。


上の娘は、そろそろ、読み聞かせは卒業かしら・・・ね


『いのちのまつり』

2009年11月18日 | 日々徒然
ふと、ぼんやりですが考えることがあります。

この何十年でのことですが、何度か同じ景色の夢を見ます。
私には、見覚えのない景色です。
小さい時に訪れたところなのでしょうか。
小さいころ観た映像の何かなのでしょうか。

先日もその夢を見て、「ああ、同じ景色・・・」
と、いつまでも忘れないでいる自分がいることに気づかされるのです。
ただ、全然嫌ではなくて、むしろ、とても好きな景色なのです。

遺伝子が覚えているのでしょうか?
などと妙なことを言ってしまいたくなります。

「自分は何処から来て、何処へ行くのか」
これは、よくある問いかけですが、私が、今、この世ですべきことはなんなのでしょうか。
それを探す旅が人生だとしたら、そういうことを考える年になったということなのでしょうか。

昔話など語っていると、これも、ご先祖の話なのだなぁと時々思うことがあります。
一体私は、何代目の命なのでしょう。
私が思い出せるのは、父方のひいおじいちゃんくらいまで。その前は、なーんにも知りません。

自分のルーツを遡っても何が見えるのかはわかりませんが、やはり、受け継がれてきた命だということはわかります。
私も母のお腹にいたのですからね。

この命で、日々生きていることの感謝です。


明日のおはなし会は、こんな絵本を読んでみようと思っています。

『いのちのまつり』

 

たまには、寝る前に、手を合わせても、いいですね。
「ご先祖様、この命をいただいてありがとうございます。成すべき事ができますように」


また、今日は、お姉さんのような友人と、少し風の冷たさを感じながら、サイクリングしてきました。
随分タイヤが傷んでいることに気づきました。
大事にしてない証拠ですね。

部屋の片隅には、譲り受けたもので、埃だらけのものがありました。
手の温もりを感じていた大切なものでした。
埃だけは被らせてはいけません。
ごめんなさい。反省です。







小学校訪問

2009年11月17日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
先週の金曜日から今週いっぱいはほぼ連日小学校訪問が続きます。

インフルエンザによる学級閉鎖の影響がでました
10月に予定していた学校も延期になってしまったところが多く、今月から来年2月までの間に分けて、持ち越されるような状況になってしまいました。
秋の季節に合わせたプログラムでしたので、ちょっと残念ですが、また、新たにプログラムを変えて臨みたいと思います。

でも、今、一たびの恐ろしい峠は越え、子供たちの明るい声が戻りつつあるのは嬉しいです。先週金曜日の訪問時は、みんな元気いっぱいでした

ところで、二学期は特に3,4年生を中心に学校訪問しております。
秋は、学芸会などもあり、物語に触れることも多いので、お話の世界で、より豊かな想像力を広げてほしい願いと、もうひとつ、読書活動を高めていくにはとてもいい時期だと思っているのです。

また、この頃は、絵本や初期児童書から読み物への以降の時期であり、同時に読書離れも始まる時期と言われていますので、良き読書活動への導き手ともなれるように、学校生活真ん中は、中学年の子どもたちにと、心を懸けています。
子供たちも、少し長めの作品を好むようになっています。

昨年は、『ならなしとり』『かちかち山』『かにむかし』日本民話、『ごんぎつね』新見南吉、『モンゴルの白い馬』モンゴル民話、『泣いた赤鬼』浜田広介、『ブレーメンの音楽隊』『ヘンゼルとグレーテル』グリム童話、『蜘蛛の糸』芥川龍之介などを語ってきましたが、今年は、少し長いかな、少し難しいかなと思いながらも、宮沢賢治の作品、オスカー・ワイルドの作品、アンデルセンの作品、創作民話など、30分を超える作品を語っております。

15分のおはなしから30分以上のおはなしにするのは、3,4年生の子供たちにとって大変かなと思っていたのですが、長い話には、予想のつかない展開があり、それは、秘密であったり、不思議であったり、悲しみであったり、そして、優しさとユーモアがたっぷり味わえるものでもあります。

私が今語っていきたいと思うのは、あまり劇的なクライマックスのないお話です。
芝居でも、映画でもないので、見せ場を作らなくて良いのです。
おはなし全体から、じんわりとそれぞれが想いを広げてほしいのです。
ゆっくり、少しずつ味わってもらえたら良いのです。
そのおはなしと長い付き合いをしてほしいのです。

今この言葉が大好きです。
よく、聞かれるようになってきました。

「短いお話じゃなくて、長いお話にして!」
「もう一度、この前のお話が聴きたい。長かったから忘れちゃったところもあるから。」

可愛いですね。
グリムの会でお話を始めて13年。
細々と地味に続けてきて良かったと思います。

私の語りの目標は「寄り添う語り」です。
子供たちの周りに、身近なところに、小さな野の花をいっぱい咲かせたい。

私には、芸術的な奥の深い語りは、まだまだできませんが、
「行って、そばに行って、共に笑い、少し泣き、大いに楽しむ」
野の花の花束を届けるような語りになるようにしたいです。

『しあわせな王子』『みにくいあひるの子』『セロ弾きのゴーシュ』
の感想を寄せてくれる子供たちが多いです。
おはなしで聴いて、本で読んで、きっと、ずっと好きなお話になると思います。
なると嬉しいです・・・





ヴァンセット

2009年11月15日 | 散策日記
今日は、青空が広がり、穏やかな暖かい日でしたね。

お祝い事があり、立川のフレンチのお店へ行きました。
とても温かいもてなしをしてくださる、居心地良いお店でした。
もちろん旬の野菜を盛り込んだお料理もデザートも美味しかったです

アミューズの後、前菜のジビエのテリーヌ、つづくきのこのスープは、忘れ難きお味

 ふかーい塩味がなんとも美味しい。

↓美味しいメインのお魚
↓お肉
↓そして・・・

パティシエのデザートを充分楽しみ、食後のコーヒーでゆっくりコースの締めくくりとしていましたら、可愛らしいプチデザートが

 「お茶菓子です」とシェフ自ら持ってきてくださいました

紅玉のタルトとトリュフ。ひと口でパクリ。
最後にもう一度味わうウフフの喜び

そうそう、ワインも40種類くらい揃えてあり、お料理にバッチリの相性のワインを選んでくださいました
それから、パンは手作り天然酵母のパンでした。
どのソースにも合い、お皿はきれいにピカピカ

お店に27という数字があるので、ずっと笑顔で接客してくださった女性の方に由来(癖ですね・・・)をお聞きしましたら
「シェフとわたくしが27歳の時に、このお店を開きまして、初心を忘れないようにと名づけました。夫婦でやっております。」
と、胸に手を当てながらおしゃいました。

良いところでお食事ができて嬉しかったです。
また、ぜひ、訪れたいお店です。

今日は、夜も暖かくて、帰り道もゆっくりおしゃべり歩き。
楽しい宵でした

ゆうやけ文庫

2009年11月14日 | おはなし会・語りの会
今日は、私の癒し処、櫻井先生の家庭文庫「ゆうやけ文庫」へ行ってきました。
朝は、雨でしたが、午後からはお天気も回復し、寒さも和らいでよかった~

小さな子どもたちとお母さん、学生さんと部屋の中にしっくり納まって、なんだか、絵本の『てぶくろ』の中の、いっぱい入りこんで、ご機嫌になった動物の場面を思い出しちゃいました

私も、その子どもたちと同じように、おひざをして、無理やりずぽっと入れてもらってます。
これが、居心地いいんです。実に

小さな子どもたちに混じってお話を聴く楽しさは、気持ちが柔らかになって軽くなり、また、自分もすっかりお話の世界に入れる喜びでいっぱいになります。
「わあ!」「うふふ」「あはは」「おもしろい!」と自然に声も出してしまえます

今日のおはなしは、パンチャタトラ物語(インドのお話)から3話、先生の描いた絵を置きながらのイギリスの昔話、そして、『やまなしとり』でした。

櫻井先生は、目を見て語ります。眼差しの奥にとても優しい光を感じます。
語り口調は自然で、どんな話も、どこにも無理な力は入れず、言葉のひとつひとつを丁寧に豊かに語ります。
私は、安心して、ゆったりとお話を聴きます。
ここで、こうして、まっすぐお話が聴けるので、私の心にもすっぽり入るのです。

聴いたお話は、私にとっては、贈り物です。
大事にしまっておいて、いつか、語りますね

帰りは、五日市街道をてくてく歩いて帰りました。
西のほうの空は、夕焼け色でした。
明日はお天気ですね






生きがいセンターひかりおはなし会 Vol.19

2009年11月12日 | 高齢者の会
今日は、生きがいセンターおはなし会、月・木クラス。
とっても賑やかなクラスです。
米寿を迎えた方のお祝いもあり、いつも以上に明るく和やかな感じでした。

今日は、最初にわらべうたの手遊びから始めました。
いつもは、午前中なのですが、今日は午後の最終時間で、それぞれおしゃべりが楽しそうで、それを、わらべうたに乗せていきました。



まずは、「でんでらりゅうば」。
これは、手のひらに、もう一方の手の指を変えていきながら歌います。
「こりゃあ、頭使っていいわね」と言いながら、熱心な様子だったので、繰り返し歌いました。10回は歌ったかな。
一話語るたびに練習しました。
みなさん、徐々にスピードがついてきて、歌も一緒に歌えるようになってきました。
言葉がおもしろく、調子がいいですものね。

今日の語りは
『かんねんかずら』『鬼女房』そして円楽さんの『浜野矩随』を円楽さんの話をしながら、みなさんに紹介するように語りました。

私は、観たり聴いたりして感動したおはなしは、お話が心にあるうちにすぐに伝えたくて、一旦感想を言うように語ってしまうことが多いです。
それから、忘れないように原稿に書いたりします。
まったく熟してない『浜野矩随』でしたが、一番集中して、のびのび語れました。
感想を伝える自分の気持ちの言葉はやはり自然でいいですね


わらべうたは、他に「ちゃつぼ」も歌いましたが、こちらはとっても上手でした!
会終了時に、センターの終りの歌を一緒に歌いました。
曲は「ごんべさん」に替え歌グローリアです。
手をつないで、輪になって歌いました

明るい笑顔でしめくくり

火曜語りの会 Vol.32

2009年11月10日 | おはなし会・語りの会
今年の山茶花は、色がよく、花の咲くのも少し早かったような気がします。

 まだまだ蕾もいっぱいで楽しみです。


今日は、火曜語りの会でした。
金沢からのお土産の和菓子。
こんなに可愛らしい

 「紙ふうせん」

今日、語りは、日本民話の再話で『かんねんかずら』と『鬼女房』。
それから、O・ヘンリ作『都会の敗北』を朗読しました。

先日の『鬼女房』の語りを聴いて感激しましたが、その物語の切なさがずっと心に残っていて、それを書き起こし再話し語りました。


『都会の敗北』は、この時期になると、毎年O・ヘンリを語っているので、今回も、好きな作品から選びました。
O・ヘンリの、最後の場面の真実の書き方、心の波動をひょいとあげる感じが好きなのです。

おしゃべりも弾むこの会は、いつも賑やかで楽しい会です。
20代から80代までの女性、全世代が揃っている会なので、本当に話題が豊富。
ひとつ語ると、お話の木が生えて見る間に枝がにょきにょき伸びていきます。

「志賀直哉」にリクエストがきました
今日で、32回目。純文学を愛する豊かな会に育ってきました
来月は、今年最後になります。
しっかり締めくくりたいと思います