~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

お知らせです。

2011年03月31日 | お知らせ
4月1日。今年度最初の「わらべの会」です。

今年度から、「わらべの会」は、第1,3金曜日11:15~になります。
赤ちゃんから参加できる会です。
わらべうた、童謡、手遊び、絵本、素話など、お母さんと一緒に楽しめます。
ぜひ、遊びにきてくださいね。

今年で、家庭支援センターも10年目を迎えます。
子どもたちが、楽しく安心して集える場所になるように、そして、お母さんたちの憩いの場になるよう、職員の方と心を合わせて活動していきます。



被災地の子どもたちにも新学期が近づきます。
沿岸地区の学校は、津波の被害が大きく、また避難所となっているところも多く、子どもたちを迎えられるところは、本当に辛いですが、ほとんどない状況です。

子どもたちみんなにとって、新年度の春は、嬉しく胸を弾ませ、大きな夢に一歩を踏み出すときです。
学校は、子どもたちが元気になれるところです。
どんな困難な状況にあっても、子どもたちに明るい新学期を迎えさせてあげたいです。
その思いは皆、一心にありたい。


今日で、3月も終わりです。
3月の日々は流れ去ってしまいました。
いろいろなことに精神を散らしました。

天災も、原発についても、これまで3週間、新聞、テレビ報道、ネット情報、友人らの現地報告から、その実態を掴みかけてきました。
これからも、見て、聞いて、読んで、そして考えます。

でも、腹を据えました。
子どもを育てる母として、怖い数値、怖い状況も毎日入ってきますが、
怖がらず、戸惑わず、心得ておくという気持ちを胸に刻んで、散らした精神の欠片を収集し、落ち着いて子育てしていきたいと思います。


今、自治会や、地域のユネスコ協会で、支援物資や義援金の活動のお手伝いをしながら、ここに住むようになってから、一番多く同じ地区の人たちと話しています。
子どもたちの通学路を見守ってくれていた地域ボランティアの方々、地区の防災マップを作ってくださった方々、夜回りのボランティアの方々、地区班の方々、多くの方々が、地域の安全のため、子どもたちお年寄りのため見守り活動をしています。
まずは、地区の連携が大切だと痛感した今、地域の人の顔を知る、声を掛け合うことが本当に大切だと思っています。

自分でできること、まず、身近なところでの協力。
それが私の現場であり、役割であり、遠くの被災地の現場に届く最短の道だと思って元気に励んでいきたいです。






マグノリアの木

2011年03月29日 | 日々徒然
空に向かって、手を一斉に広げているかのような、真っ白いハクモクレンを見ました。
春先のコブシや、モクレンなどマグノリアの花々が大好きです。

 

気がついたら、あちらこちらお家の庭先に。
ハクモクレンの花がこんなにも咲いている頃となっていたのですね。

この白い花。
まるで、手の平に春の光を包んでいるように優しく温かく咲いています。


宮沢賢治の「マグノリアの木」を思い出します。

諒安という人がひとり、
深い霧の中を、険しい山谷の崖の刻みを渡って歩いていきます。
そして、とうとう、一つの平らな枯草の頂上に立ちます。
自分の歩いてきた方を見ると、その山谷の刻みには、一面真っ白にマグノリアの木の花が咲いているのです。

「けわしくも刻むこころの峰々に いま咲きそむるマグノリアかも」

と、どこからかはっきりと声が聞こます。

諒安は、マグノリアの木の梢を見上げながら歌っている二人の子どもの歌を聞きます。


   「サンタ、マグノリア、
    枝にいっぱいひかるはなんぞ」
 向ふ側の子が答へました。
   「天に飛びたつ銀の鳩。」
 こちらの子が又うたひました。
   「セント、マグノリア、
    枝にいっぱいひかるはなんぞ」
   「天からおりた天の鳩。」


諒安は、そこで、不思議な人に会います。
二人は話します。私は、あなたであり、あなたは、私であるとの思いの中で。
マグノリアの木を「寂静印」と呼び、「覚者の善」だといいます。
そして、それはまた、「みんなにとっての善」であるといいます。

この話は、賢治の所謂、心象風景の世界を描いたように思いますが、
今日、私は、この真っ白く光っていた花が、やはり、みなの祈りの手だと思いました。
その心の重みを感じたのです。

私は思います。
この白い聖なる花が包んだみんなの善なる願いを、その香りを風にのせて、北へ届けてくれるだろうと。
まっすぐ、空へ向いていました。


今日、私も、このマグノリアの白き花に心を救われました。

少し、元気がなくなってきちゃったと思ったら、
大きな大きなマグノリアの木、見上げてくださいね。



 

支援物資、今日、出発しました。

2011年03月29日 | お知らせ
先日お願いしました支援物資、今日、福島県へ向けて出発いたしました。
ご協力していただきました皆さま、ありがとうございました。

丁寧に箱詰めされたものを見まして、送ってくださった皆さんの温かい心が私にも伝わってまいりました。

早く手にしていただけるといいですね。
無事に届きますように。



胸の痛くなる日々が続いています。

夜は、特に、被災地の暗闇と重なり、私も目蓋が痙攣するほど苦しくなります。

ひとつ、ひとつ、

小さくとも、

人にも地にも、希望が広がりますように。


お知らせです。

2011年03月26日 | お知らせ
お話会の中止のお知らせです。

明日、日曜日の増田書店のおはなし会は、中止になりました。

4月10日(日)の、「万葉花祭り」開催中止となりました。

被災地の復旧、復興作業が一日も早くすすみますように、皆さんの心に希望の光が明るく射すのを心から願います。



私も、あの震災の日から、気を確かに、冷静に、そして強くと思いを持ち続けていますが、ショックと緊張の持続もまだ続いています。
被災地の状況をテレビの中継で知る距離にある私ですが、あの日から、地軸が狂ってしまったかのような、やはり、流れていた時間がとまってしまったような感じがして、体にしみついている生活時間を調整するのに戸惑うところもあります。

ブログを読んでくださっているみなさんは、お元気ですか?
震災の影響も、原発事故の憂いもあり、いろいろ心配ですよね。
元気でいてくださいね。


今日は、ふと、明るい空を見上げて深呼吸しました。
しばらく風にあたっていました。
やはり、いい風を感じました。
どっしり構える日々は、遠いです。
でも、小鳥も歌っているし、花も咲いています。
一緒に、元気にならなければね。

 トリかあさんの贈り物

震災の日、私たちは、何十年かぶりに、お茶を飲みながら思い出話の時間をもってました。
友人は、手編みのモチーフ模様の、この可愛らしい小鳥さんをプレゼントしてくれました。
娘さんの幼稚園のお迎えにと、一足早く席を立った友人の背中を見送って、少し経った後でした。
足底がつかないほど、階段が揺れて、私は、その上を駆け下りていきました。
友人とのゆっくりとした時間が凍りつきました。

あの日から、二週間。


眺めていて、「おはなし」の前に歌っている歌がこぼれました。

  青い鳥 ことり
  きれいな種を運んできた
  心に咲く花の
  耳を澄まして一緒に
  おはなしの世界へ
  ラララ・・・

ひと時ひと時がみんなとっても大事な時間です。
それをかみしめる毎日です。


子どもたちが笑顔になれる楽しいおはなし、届けたいです。
みんなが、心も体も、元気になりますように。



支援物資のお願い

2011年03月23日 | 日々徒然
余震が、本当に長く続きます。
サイレンのような携帯音に、動揺してしまうことも度々です。

被災地へ、少しずつ、食料や救援物資が届き始め、立ち上がろう、助け合おう、分かち合おう、支え合おうと、復興へ向けての、強く太い根が0の大地に張り始めているのを感じます。


今日は、福島県いわき市への支援物資のお願いがあります。
大地震、大津波、原発事故、その上の風評被害に尚いっそうの大困難が襲っています。

今回の支援物資は、28日出発の、いわき市立中央台南小学校への分です。

もとは、趣味の交流仲間でありました福島の知人たちから、直接の協力の呼びかけがありました。

いわき市内の一部が屋内退避対象地域に指定された事により、いきなり地図上に線を引かれ、物資供給も日立や郡山で物資が止まってしまう、物流だけでなく行政機能も麻痺してしまった状態がありました。
今も、水道はほとんど回復せず、食料、燃料、医療資材などが不足する厳しい状況です。

枝野官房長官が会見で「いわき市は安全」と発言して以来、少しずつ物資は届くようになったものの、運送会社に病院関係者、市の業務を請け負う企業まで怖がって出て行ってしまって、復興だけに全力を挙げられない状況にあります。

そこで、知人たち(若い子育て中のお父さんたち)が、福島に住む自分たちが立ち上がろうと呼びかけをはじめたということです。
物資輸送班には、妹家族も加わり、自らハンドルを握ってます。

今回送る物資は、カイロ、衣類(ズボン、靴下)、靴です。
全然足りてないそうです。
男女、大人こども用、それぞれ、未使用のものでお願いします。


お近くの方で、ご協力してくださる方がおりましたら、このブログからは、私が受付窓口になります。
メールでお知らせください。

lalala-sottovoce@jcom.home.ne.jp

受け取り方をお知らせいたします。

受付は、ただいまから、26日の17時までです。
荷物は、福島県いわき市の防災対策本部から、いわき市立中央台南小学校へ運ばれます。


お天気がまた、強い寒気が押し寄せて、厳しい冷え込みとなりそうです。
日中の寒さもまだまだ続き、被災地の夜は、ゆっくり眠れるというものではなく、どうやって寒さを耐え抜くかという厳しいものです。

足元を少しでも暖かくしてほしいです。

カイロなどバラでもかまいません。
私がまとめて梱包いたします。

物資のご協力よろしくお願いします。







希望の光

2011年03月21日 | 日々徒然
今日は、春分の日でした。
これから、昼の時間が日一日と長くなる。
私たちの周りの草木は、みな、生気に満ち溢れている。
自然の流れの通り、何処も彼処も、冬の寒さがやわらいで、暖かくなってほしい。

季節も時間も吹っ飛んでしまうような10日間でした。
自然の猛威に、震える日々でした。

でも、私たちも、その自然の中に生まれた一粒の命。
春へ向かって、元気のエネルギーが放出されるはず。
人の生きる気力を信じたい。


今、悲しみと一緒に、毎日人々の一心の優しさに感動しています。
その感動が、心を洗ってくれます。

避難所の子どもたち、若者たちが、すごいパワーを出してがんばってます。
この困難を乗り越え、未来を果敢に背負っていく姿が見えます。

ある避難所の小学生は、「肩もみ隊」を作り、お年寄りの肩をもんであげていました。
中学生も、高校生も、その場所その場所で一生懸命。

卒業証書を手渡された子どもたちの姿も見ました。
「ふるさと」の合唱を聞きました。

涙がでました。

愛するふるさとの地は、今、何もかも流され、がれきの山となってしまった。
ここに、再び子どもたちが元気に生きていく、潤いの「ふるさと」を必ず再生させる。
それが、私たちみんなの願い。

この命ある子どもたちが、明日を生きるための希望の光です。
みんなが力を合わせて、助け合って、同じ空の下で、大地の上に生きる。
今は、ただ、被災地の復興のためにひとつになる。
希望の光が、そこに在るから、私たちは、見失うことはない。


自然に倣って、冬の気持ちにさよならして、春の力も借りて、明るく生きていこう。




折り鶴に祈りをこめて。

2011年03月19日 | おはなし会・語りの会
夜のニュースで、ほっぺを赤くさせて、さっぱりと髪も洗って、気持ち良さそうににっこり笑顔を見せてくれた可愛らしい女の子の映像をみました。

やっとやっと温かいお風呂に入れたのですね。
早く、早く、どんどん整っていきますように。

初の試みだそうですが、女性ばかりの自衛隊のチームができたのですね。
女性にとって、なんと頼りになる試みでしょう。
女性の力をどんどん発揮してください。

東京消防庁ハイパーレスキュー隊の会見を見ました。
一言一言、噛み締めながら、隊員ひとりひとり、決死の覚悟で臨んだ、非常に難しく危険な任務遂行の報告を聞きました。
記者から、隊員の家族へは?と聞かれ、声をつまらせておわびとお礼と感謝と言葉にしていました。誰もの心に届いています。

原発問題にも、少しだけ明るい兆しが見えてきただろうか。。



14:00~、恵比寿八重洲ブックセンターのおはなし会でした。



最初に、「始まりの歌の前に、少し、お目目をつぶって、みんなで祈ろうね」と言うと、
すぐに、小さい子どもたちも、静かに目を閉じて、私の言葉を聞いていました。
被災地の子どもたちに、この祈りが届きますようにと願いを込めて始めました。

最初の絵本「おはながさいた」の後、「おはながわらった」を手振りを入れて歌いました。

♪「おはながわらった おはながわらった おはながわらった おはながわらった
  みんなわらった げんきにわらった」

被災地の子どもたちに元気と笑顔がもどりますように。

途中で、「被災地のみんなが元気になるようにと願いを込めて、これから毎回鶴を1羽ずつ折って、つなげていこうと思います。」と話して、みんなで鶴を折りました。

「早く温かいご飯が食べられますように」
「早く温かいお風呂に入れますように」

3,4歳の小さい子達ばかりで、鶴を折るのはとっても大変でしたが、みんなお母さんとがんばって折ってくれました。
参加してくれていたお母さんが、私が語っている間に、折り鶴をひもに通してくださり、最初の12羽がつながりました。
最後にお母さん方から、「良かったです。ここで、折り鶴が折れて。次回までに練習してきますね」と言葉をいただきました。



折り鶴に込めた祈りが届きますように。

手と手とつながって。

2011年03月18日 | 日々徒然
3月11日から7日目。

阪神大震災を超える死者、1万人を超える行方不明者、2千以上もある避難所には37万人を超える避難者、数字では想像できない、私たちの知る被災地の情報は、現実のほんの一部だと思っています。

しかし、それでも、報道で知る、救助作業、復旧・復興作業、深刻な状況の中で、命をつないでいる被災地の方々の手と手、それらすべてが、希望への強い信念のもとに、一歩一歩進み始めていることに、復興へ向けて確実に前進していると思えます。
私も、しっかり受け止め、信念をもって、為すべきことを為すという想いでいます。

避難所やがれきの山に家族を懸命に探す姿、涙を流して呼びかける声を聞くと胸が締め付けられるほど痛いです。
家族の行方がわからない、このことが、最大の苦しみだと思います。
親と離れ離れになっている子どもたち、親を失くしてしまった子どもたちをどのように守っていけるのでしょうか。
そのことが本当に辛いです。
どうか、守ってください。
希望の道が開かれますように、心から祈ります。


全国から、海外から、被災地への支援活動が広がっています。
世界各地からの折鶴のメッセージも見ました。
みんなで心を尽くせば、絶対、乗り越えられる。復興できる。
信じて、祈り、私たちそれぞれ、がんばりましょう。


今日は、震災から初めて、赤ちゃんとお母さんの「わらべの会」をしました。
被災地の子どもたちへの母の祈りを込めて、始めました。

 手を握って、抱っこして、朗らかに。

やさしい時間をみんなで過ごしました。
暖房や電気をつけずとも、とても温かく明るい輪ができました。
笑顔で歌いました。

ゆっくり、お母さんたちと話しました。
この地域は、ちょうどお昼過ぎからの計画停電でした。
途中で事務室の電気が消えて知りました。
誰も、赤ちゃんも、穏やかな表情でした。

地震の話、原発の話もでましたが、一番多かったのは、赤ちゃんのことです。
第一子目の若いお母さん、関西から引っ越されてきて、こちらに知り合いもいないというお母さん、腰痛や持病を抱えているお母さん、それぞれに、わが子を守り育てる様々な心配事などがありました。
離乳食ついて、母乳について、発育について、みな赤ちゃんの命を守ること。
お母さんたちは、誰もみな必死です。

私たちは、生きなければいけない。子どもたちの命を守らなければならないのです。

お母さんの愛に満たされた眼差しを見ては、世界中の子どもたちが、愛の手と優しいぬくもりに包まれてほしいと願うばかりです。


明日、土曜日、恵比寿三越八重洲ブックセンターのお話し会も予定通り、14時から開きます。
いろいろな心配はありますが、店長がひとこと
「いつもの通り、やりましょう!」と。

心を込めておはなし会を開きます。
三角コーナーで待っています。


暗いとちょっと不安になるお子さんが多いみたいですね。
おなかや、足の裏をさすってあげると、すーっと眠りにつくものですよ。
添い寝して「おまじない おまじない いいこでねんね ぽんぽんぽん、とんとんとん♪」と節をつけてやさしくゆっくり歌ってあげてくださいね。

お母さんの緊張は、子どもに伝わってしまうものです。
ゆっくり、ゆったりね。

大丈夫です。





何もかも、祈りにかえて。

2011年03月17日 | 日々徒然
今日、東京もずいぶん冷え込みました。
節電のために、みなさんもいろいろ工夫されていることだと思います。
私の地域でも、二日目の計画停電が実施され、子どもたちも一緒に、そのことを冷静に受け止めて、落ち着いて過ごせました。

毎日ここで、被災地に向けて祈っていますが、今日も氷点下の寒さにある被災地の方々の苦痛は、日に日に厳しさが増しているように思います。

被災地のすべての方に、命を守り、この寒さをやわらげる事のできる必要物資が、心の安定につながる救いの手が早く行き渡るように心から願います。


大地震、大津波、その上の福島第一原発事故の限りなく恐ろしい不安。
今、子育ての中で、味わったことのない、怖さを感じています。

報道の方も、東電の方も、原子力の方の専門家の方も、
何を私に教えてくれたのだろう。
原発に何が起こったのか?
「想定外」のことがあっていいのか?

現在も、地震国である日本に原発はいくつも稼働中です。
私も、その恩恵を受けているひとりです。

しかし、やはり、その恵みは、生か死か紙一重の最も恐ろしい人工の恵みだったのだと思う。
『安全』と言われていた原発も、弱点があり、このような震災で起こりうる可能性があった、まさにその問題が生じたということをきちんと説明してくれない。
放射線量の測定値を公表するようになる前は、何を説明するにも「想定外」と言う言葉を発していた。だからますます怖かった。

「想定外」ということは、恐ろしいことだけれどこの収束策もやるだけのことをやるということしかないのでしょう。

とにかく冷やすこと、収束に向かうためには、燃料プールに水を入れることが今、一番大切な作業だということ。
爆発で破壊された「建屋」、水蒸気だという白煙に似たものを見ると、大量の放射性物質が漏れることに、すぐつながってしまいそうな怖さを感じます。
しかし、そんなことにならぬよう、命の危険を伴う重大な任務に就き、決死の覚悟で放水作業、点検作業に当たられている方がいます。
信じられない任務です。
必死に臨んでくれています。
「被爆」の怖さを体に受けながら作業に当たられている凄まじい尽力が、必ず、全うされるように祈ります。

福島で避難されている方の命が絶対に守られますように。
幼い子どものいるお母さんの心を思うと本当に苦しいです。
でも、私たちが、聞いている情報の少しでも、伝わっているのでしょうか?

戦うものが後から後から押し寄せてくる。
本当になんということだろう。

大地震、大津波、そして目に見えない化学物質放射能。
こんなにも深刻な恐ろしいことが、この私たちの住む、子どもたちを育てるこの大地の上に起こっています。
祈りと心の強さを持たなければ、それは、憤りや嘆きや絶望に変わってしまいます。
みなで心を一つにして、心を寄せ合っていけば、きっと希望の光に包まれるはずです。
心から生きるエネルギーが湧いてくるはずです。
私たちみんなで復旧・復興を目指すのみ。

被災地の方はものすごい結束力でがんばっています。
報道で、避難所になっている高校では、高校生たちが様々なボランティア活動で、避難所の生活を支えている様子を見ました。

そして、被災地では、毎日、尊い産声をあげて新しい命が生まれています。
でも、ほとんどの病院は、停電や物資不足から、赤ちゃんは、産湯にも入れないそうです。
新しい命、希望の光を、決して消さないように、絶対、守られるように、
一刻も早くライフラインが整いますように。

至る所で、不自由な生活があります。
それぞれの所で、夜も寝ずに一生懸命がんばっている方達がいます。
私たちのできる限りの我慢が、復旧、復興をすすめる希望につながると思います。



それから、明日金曜日、いつもの通り11:15~「わらべの会」開きます。
家庭支援センターの方から、赤ちゃんのお母さん方の震災の影響からの不安の声や、ストレスを感じ始めている幼い子どもたちの様子を聞きました。
センターの方も、みんなで少しでも和やかな時間をと、いつもの通り会を開くことに決めたとのことです。

私も同感です。
幼い子どもたちも、この事態を「怖い」と心で受け止めています。
お母さんの「大丈夫」という言葉、態度で安心すると思います。
和やかなひと時は、少しでもほっとするものがあると思います。
会が終了しても、お母さんたちといろいろお話しようと思っています。
育児相談もね。
子どもたちがいれば、何度でもおはなし、絵本を読むつもりです。

「げんこつやまの たぬきさん だっこして おんぶして またあした」

子どもたちが安心して眠れますように。


何もかも祈りにかえて、明日を迎えましょう。






みんなで一丸となって。

2011年03月14日 | 日々徒然
テレビから、少しずつ、避難された方の声や、避難所の困難な状況が伝えられてきました。

心から祈ります。
救助作業、復旧作業がすすみ、一人でも多くの命が救われますように。
どうか、無事に、家族の方と再会できますように。
家族の安否が一刻も早くわかりますように。

避難されている方々、不眠不休で、被災地の救援活動に携わっている方々、厳しく苦しい状況は続きますが、どうか一刻も早く命を守る必要な物資が届き、心の安定がもてますように。

避難所が安全に守られますように。


私たちは、同じ空の下で、生きています。
ここで、祈り、小さくてもできることをするしかありません。
一丸となって、節電していきましょう。
電気の力で命をつないでる人たちがしっかり守られるように、それだけはお願いします。

母として、ここで今できることは、この恐ろしい巨大地震に震える心を、不安と嘆きばかりにせず、ここで、不安を抱えた子どもたちやお年寄り、病人の方の心に寄り添い、声をかけることも大事なことです。

今後も、どんな困難が降ってくるかもわかりません。
母として、しっかり強く心をもって、守るべきものに心を尽くしていきましょう。

元気な人は、元気を出し、力をだしましょう。
身近で、大切なやるべきことが、実は、たくさんあることに気がつきました。

計画停電も実施されるようです。
事故や火災などないように、安全にしっかりやりぬけるよう地域内の声かけや、様々な準備も大切です。

子どもたちがちゃんと眠れる安心な夜を与えられますように。

お互いにがんばりましょう。








巨大地震。二日目の夜

2011年03月12日 | 日々徒然
国内観測最大のM8.8という大地震が起きてから、二日目の夜になってしまいました。

余震の怖さを身に感じながら、報道されている大津波、土砂崩れ、火災、壊滅した町の姿、把握しきれないほどの多くの犠牲者、原発爆発、どこまでも拡大する被害の大きさに恐ろしさが増しています。
皆さんも悲痛な思いでいると思います。

私は、ここで、祈るしかありません。

夜を徹して救援活動に当たっている方々には感謝いたします。
どうか安全に、どうか多くの命を救ってほしいと思います。

避難されている方も、不安と疲労と寒さ、ご家族の安否の行方も混乱していて大変苦しい状況だと思います。
どうか、暖がとれ、お水や温かいもの、必要な物資が届きますように。

惨たらしい、為すすべもないほどの大地震の爪痕の中ですが、余震などで、更なる被害に遭わずに復旧作業がすすみますように。


東京でも昨夜は、交通機関が麻痺し、多くの帰宅困難者もでました。
横のつながりの助け合いが、救いです。
迅速に多くの温かい手が差しのべられました。

恐ろしい自然の大災害は、人の手ではどうすることもできないですが、
こういう時に、人の手でしかできない救いの手があります。
祈りをもって、できることを探して、この大地震を耐え抜き乗り越えていけますように。

無力ですが、心から願います。

幼稚園訪問便り♪

2011年03月10日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
澄んだ青空が気持ちよい日でしたが、
花粉がぁ。。
朝から目と鼻が重かったです~~


今日は、府中市のひまわり幼稚園に行きました。
リコーダーの音に耳を澄まして、「春よこい」を元気いっぱい歌って始めました

年中少さん

絵本『はなをくんくん』の後、「春に咲く黄色いお花で思いつくものなあに?」
と聞くと、大きな声で「たんぽぽ!」
わらべうたで、たんぽぽ、うめ、さくらと春に嬉しい歌をたくさん歌いました

 耳を澄ますおはなしにもすっかり慣れてきました!

年長さん

絵本の後、「黄色いお花で~?」と同じ質問をすると「菜の花!」と元気に返ってきました。
黄色いお花の連想も、身近なたんぽぽから春景色の黄色い菜の花に広がる成長に嬉しくなりました。

 年長組18人の小さなクラス

私と一体になるような輪ができて、
この人数だから読める、手のひらよりちょっと大きいくらいの小さな絵本、
大好きな絵本『ラチとライオン』を読みました。

とても小さな絵本ですが、弱虫ラチからたくましいラチに成長する、すごいパワーのある絵本。
幼稚園最後のおはなし会に読めたらいいなぁといつも思っていた絵本です。
最後は、みんなの大好きな『おだんごぱん』を語りました。
歌もバッチリで、年長さんみんなと一緒に語った感じです

もうすぐ卒園ですね。
そして、4月からピカピカの一年生
夢いっぱい胸に、元気に入学式を迎えてくださいね




春らしい「とらや」さんの最中。
お土産にいただきました。

  中は、しっとり白餡で、上品な美味しさです


あったか~い は~るよこい♪










おいしいチョコレート

2011年03月09日 | 日々徒然
毎日、ひとつかふたつ、必ずチョコレートを食べます

目覚めにひとつ!なんて時もあるし、家事の合間にひとつとか、夜、もうひと踏ん張り!こんな時に、パクっと一粒のチョコレートはなんて美味しいのでしょう

私のおすすめは、フェアトレードのチョコレート。

 Milkは、ほんとのマイルド味。

ピープル・ツリーのチョコレートは、カカオと黒砂糖を使い、乳化剤や他の油脂を使わず、じっくり練り上げられたチョコレートです。
濃厚で口どけの良い、お口の中にじわ~~っと広がる美味しさです

このチョコとの出会いは、娘の通っていたカトリック系の幼稚園のバザーでした。
フェアトレードのコーナーがあって、アジア、アフリカ、南米の生産者が手作りしたアクセサリーや雑貨、衣料品、食品などが並んでいました。
その時に、初めて、フェアトレードの意味を知りました。


お店の方に、また、おいしいチョコレートを教えてもらいました。
これまた、パッケージがきれい!
地球食のウインターチョコレート

 チャイ味の香り豊かな美味しさです

その他、ビター味は、お菓子作りに最高です。
豊かなカカオの香りで、グンと味がアップします。
家庭菓子の味じゃないとびっくりですよ
エクストラビターチョコレートもあるそうです。
大人味のガトーショコラにぜひ!







国際婦人デー

2011年03月09日 | 日々徒然
3月8日は、「国際婦人デー」なのだそうです。
国際というんですから、世界的にですよね。
そういえば、どこかで聞いたような・・・。
私、全く、意識にありませんでした。
お恥ずかしい~~

でも、みなさんの中には、きれいな黄色い幸せのミモザの花束をいただいた方もいらっしゃるでしょう
そうそう、花束を贈られた方も

日本の花屋さんも忙しかったのかな?


このニュースは、今日、娘から教わりました!
娘の中学校に、ロシア人の大学生が特別授業に来てくれたそうです。
各クラス一人、娘のクラスへは、緑色の花柄のワンピースに赤い靴のロシアの民族服を着た、髪の長い可愛い女子大生が来てくれて、ロシアのことをいろいろ教えてくれたと、喜んで報告してくれました。

マトリョーシカやチェブラーシカのぬいぐるみを持ってきてくれて、
チェブラーシカはおなかを押すと、歌が流れて、それに合わせて、ロシア語で歌ってくれたそうです

3月8日、ロシアでは、「女性の日」と呼ばれる日で、国民にとても愛されている日なのですって。
この日は、男性が女性に花束や贈り物をしたり、たとえば旦那様は、料理を作ってくれたり、女性に感謝し、とても可愛がってくれる日だそうです

街の中には、あちらこちらで、男性が女性に贈る花束を持って歩いているそうです。
地方によって、贈る花束はいろいろだそうですが、一番多いのは、やっぱりミモザ。
そしてチューリップ

花束を持った男性の顔は、ちょっと照れたような優しい顔ですよね。
そんなお顔が街中に溢れてるの
花束ってほんと嬉しいですよねぇ。
いいわぁ

「国際婦人デー」とは、1904年ニューヨークで開かれた勤労婦人の参政権要求集会に由来し女性の解放と生活権擁護の実現,さらには平和で幸福な社会の建設をめざす国際的記念日。
社会主義国の中でも、今では、女性を大切にする日としてのお祝いの日にしているそうです。

私の周りでは、そのような気配が全くなかったものですから、
「女性が大切にされる日、可愛い花束をもらえる日!」と聞き、
そんな日だったんだぁ、とちょっぴり残念

でも、そう、ミモザの黄色、明るくて、可愛くていいわ
お花屋さんで見つけてこよう!なんて気になってます


急に、女性解放運動家、平塚らいてうの有名なお言葉「元始、女性は太陽だった」を思い出しました。

ふと、思うと、3,4月は芽吹く時だからか、春の息吹を感じる時だからか、女流文学作品を読みたくなってくるころでもあります。
それも力強いもの、与謝野晶子や樋口一葉、普段あまり読まないけれど、あの、岡本太郎さんの母上、岡本かの子さんなど読んでみましょうか。



小さな和散歩 「百草園」

2011年03月06日 | 散策日記
今日は、穏やかな暖かい日でしたね。

日野の百草園に梅を見に出かけてきました。



園の中は、梅のほのかな香りが漂い、心落ち着く和の世界。

 あずまや



そして、誰もがその香りを、白紅梅の美しさをそっと楽しんでいる。
歩く人も、腰かけている人も、静かに楽しんでいる。
その気配がなんとも心地良い。

 見晴台から

  芭蕉句碑


目を下ろすと、福寿草、水仙もきれいに咲いてました。

 

梅の名は「思いのまま」
白梅の中に、ぽつぽつと紅梅が咲くんですって。



 

四葉のクローバーを探すようにして見つけました。


「ウメとサクラとくらべてみれば~ ウメの眺めはぴんとしゃんのしゃんしゃん
 うさぎが餅食って ほーいほい♪」


明日は、また、最高気温6℃なんていってますね。
体調崩さないようにしてくださいね