3月11日から7日目。
阪神大震災を超える死者、1万人を超える行方不明者、2千以上もある避難所には37万人を超える避難者、数字では想像できない、私たちの知る被災地の情報は、現実のほんの一部だと思っています。
しかし、それでも、報道で知る、救助作業、復旧・復興作業、深刻な状況の中で、命をつないでいる被災地の方々の手と手、それらすべてが、希望への強い信念のもとに、一歩一歩進み始めていることに、復興へ向けて確実に前進していると思えます。
私も、しっかり受け止め、信念をもって、為すべきことを為すという想いでいます。
避難所やがれきの山に家族を懸命に探す姿、涙を流して呼びかける声を聞くと胸が締め付けられるほど痛いです。
家族の行方がわからない、このことが、最大の苦しみだと思います。
親と離れ離れになっている子どもたち、親を失くしてしまった子どもたちをどのように守っていけるのでしょうか。
そのことが本当に辛いです。
どうか、守ってください。
希望の道が開かれますように、心から祈ります。
全国から、海外から、被災地への支援活動が広がっています。
世界各地からの折鶴のメッセージも見ました。
みんなで心を尽くせば、絶対、乗り越えられる。復興できる。
信じて、祈り、私たちそれぞれ、がんばりましょう。
今日は、震災から初めて、赤ちゃんとお母さんの「わらべの会」をしました。
被災地の子どもたちへの母の祈りを込めて、始めました。
手を握って、抱っこして、朗らかに。
やさしい時間をみんなで過ごしました。
暖房や電気をつけずとも、とても温かく明るい輪ができました。
笑顔で歌いました。
ゆっくり、お母さんたちと話しました。
この地域は、ちょうどお昼過ぎからの計画停電でした。
途中で事務室の電気が消えて知りました。
誰も、赤ちゃんも、穏やかな表情でした。
地震の話、原発の話もでましたが、一番多かったのは、赤ちゃんのことです。
第一子目の若いお母さん、関西から引っ越されてきて、こちらに知り合いもいないというお母さん、腰痛や持病を抱えているお母さん、それぞれに、わが子を守り育てる様々な心配事などがありました。
離乳食ついて、母乳について、発育について、みな赤ちゃんの命を守ること。
お母さんたちは、誰もみな必死です。
私たちは、生きなければいけない。子どもたちの命を守らなければならないのです。
お母さんの愛に満たされた眼差しを見ては、世界中の子どもたちが、愛の手と優しいぬくもりに包まれてほしいと願うばかりです。
明日、土曜日、恵比寿三越八重洲ブックセンターのお話し会も予定通り、14時から開きます。
いろいろな心配はありますが、店長がひとこと
「いつもの通り、やりましょう!」と。
心を込めておはなし会を開きます。
三角コーナーで待っています。
暗いとちょっと不安になるお子さんが多いみたいですね。
おなかや、足の裏をさすってあげると、すーっと眠りにつくものですよ。
添い寝して「おまじない おまじない いいこでねんね ぽんぽんぽん、とんとんとん♪」と節をつけてやさしくゆっくり歌ってあげてくださいね。
お母さんの緊張は、子どもに伝わってしまうものです。
ゆっくり、ゆったりね。
大丈夫です。