1月24日(土)狭山市民交流センターホールにておはなしコンサート
狭山市にはびっくりするくらいのたくさんの子育て支援活動グループがあります。
日頃から熱心に活動され、さまざまな勉強会もされています。
そのネットワークのみなさんの研修会を、今回は、市内の親子さんも参加できる
『やえちゃんのおはなしパレード♪』としてくださったのです
昨年も狭山市では、あちこちの保育所で、公開保育士研修をしてまいりました。
保育所では、たくさんの子どもたちに出会えましたが、今回様々な年齢層に向けてのおはなしコンサートということで、
とっても楽しみにしていました
今回は、広い会場と、グランドピアノがあり、
そして、語りの世界を聞かせてあげたいというリクエストをいただいておりましたので、
赤ちゃんからのわらべうたから、歌遊び、素語り(童話や詩)などを春夏秋冬の四部構成にし、
一時間半、季節感を味わえるプログラムにしました♪
ピアノの川本嵐君とコラボし、語りとピアノ、ソロ演奏と音楽的にも豊かなものになりました。
言葉と美しいピアノの音色の響きを、子どもたちの元気な声も一緒に、賑やかにそれぞれのところで自由に聴いてもらいました
プログラムを少し紹介しますと、
最初はいつもの遊びわらべうたで準備体操! 赤ちゃんからのわらべうた~ピアノ演奏ショパン『子犬のワルツ』
おはなしパレード春夏秋冬♪
『春の章』
・春のわらべうた
・工藤直子さんの詩語り♪ピアノシューマン『子どもの情景より』
・♪シューベルト「野ばら」の歌遊び
・素語り ロシア民話『おだんごぱん』
『夏の章』
・夏のわらべうた
・素語り 宮沢賢治『雨ニモマケズ』
・♪ピアノソロ演奏 ベートーベンピアノソナタ17番より『テンペスト』
『秋の章』
・秋のわらべうた
・素語り『ブレーメンの音楽隊』♪ピアノバルトーク『ルーマニア民族舞曲』
『冬の章』
・冬のわらべうた
・素語り 宮沢賢治『注文の多い料理店序文』♪ピアノ『トロイメライ』
・手遊び『きらきら星』♪ピアノ『きらきら星』
手遊びしながら体を動かしたり、おはなしを聞いたりみんなで歌ったり、それぞれの年代で様々な表情を見せてくれて、とっても楽しいひと時を過ごすことができました。
詩的でクラシカルな要素も少し味わえてもらえたかな。
小さな子も多かったけれど、きっとお耳のどこか、体のどこかで聴いてくれていたと思います
コンサートの後は、研修ですものね、ネットワークのみなさんと質疑応答でした。
赤ちゃんのわらべうた、ベビーマッサージなど紹介しました♪
今回も、道具も何も使わず、シンプルに語り歌い素敵なクラシックの音楽に耳を澄ます、
そんなおはなしコンサートでした
小さなおはなし小さなわらべうた♪
見えないけれど、心にふわっとおいしく届くといいです。
私は、お話を覚えて語ることはストーリーテリングのほんの一部だと思っています。
その時間全部が、その場が生み出す言葉の世界全部がストーリーテリングだと思っています。
みんなの顔をよく見て、呼吸を合わせ、頷きに合わせたり、年代に合わせたり、言葉で遊び、言葉を信じ、一人一人に語りかけるものでありたい。
わらべうたも、歌遊びも、詩も、物語も、全部がまあるく美しくつながっています。
歌や物語を通して、人の言葉を聴いて楽しくなったり、嬉しくなったり、平和な良い気持ちになったり。
会が終わった時に、その時丸ごとが、心と心をつなぐお話の世界だといつも実感します。
祈りや願いも心に思いながら伝えていくこともできます。
『夏の章』には震災の復興を願い、苦難の中二ある人を覚え、ずっと祈り続けるという想いをこめました。
私は、賢治の『雨ニモマケズ』、嵐君はベートーベンの『テンペスト』を選びました。
ストーリーテリングは、毎回新鮮に生み出され、同じお話もその時の空気を吸い込み変わっていきます。
そんな楽しさを味わってほしいなと思います。
今日センターの方からメールで早速アンケートのお声が届きました。
良い言葉をおなかいっぱい食べさせてあげたいという嬉しい感想をはじめ、
コンサートの中で、わらべうた・手遊びを交え、20曲歌いましたが、
まだまだわらべ歌を歌いたかった、ふれあい遊びをしたかったという感想もたくさんだったということです
わらべうたを大好きになってもらって嬉しいです
お話し会の細部までご準備くださったセンターの皆さま、心からありがとうございました。
いろんな箇所で子育て支援活動されている皆様とお話しできたことも嬉しく思っております。
また、お会いできることを楽しみにしております。
やえ