長女が卒業式を迎えました。
小学校六年間は、振り返ると、劇的な成長の日々でした。
びしっとした、まっすぐ前を見て歩いている姿は、娘の後にその軌跡が伺えました。
卒業式の形式は、その小学校の校長先生に委ねられているところが多いそうですが、
今年は、母たちの希望する意見を、幾つも取り入れてくれている卒業式になりました。
卒業証書授与の時以外は、ひな壇を作り、卒業生全員の顔が見える形でした。
1年から6年までの思い出を、みんなで考えた134文の文章にした呼びかけは、ひとりひとり言うものでした。
途中に歌が入りました。
5年生の学芸会でのミュージカルの曲「愛をありがとう」、「校歌」、「旅立ちの日に」。
134名が心をひとつにして歌っていました。
やはり、この子どもたちの澄んだ透明な声の合唱は、ぐっと胸に響きました。
「卒業おめでとう。みんなみんな大きな希望を抱いて羽ばたいてね。明るい未来を切り拓いてくださいね。」
式の間は、喜びの感動でいっぱいでした。微笑顔でした。
退場の時、ずっと、歩いていく娘の姿を最後までビデオで追いました。
颯爽とまっすぐ前を見つめて体育館の扉の向こうへ歩く、娘の背を見送った時、涙が溢れてきました。
5年生が入退場でずっとリコーダーを吹いてくれていました。
「カノン」「威風堂々」です。
始めは全員が着席するまで、そして終わりは、卒業生の姿が見えなくなるまで。
何十回もリピートです。
どうもありがとう。嬉しかったです。
帰りは、娘と二人で、ゆっくり通学路を歩きました。
しみじみと思い出話などもしました。
娘は、喜びに満ちた顔、そして、足取りでした。
卒業証書授与の時、「抱負と夢」として、ひとりひとり語ったのですが、
娘は、小学校生活で、私が聞いた中で、一番大きなしっかりした声で
「私は中学生になったら、友達を大切にし、将来の夢のために様々なことに挑戦したいです」と言っていました。
挑戦・・・。娘がこの言葉を使うとはとびっくり嬉しい感動でした。
ほわ~っとした娘で、参観日など、手をあげるところを一度も見たこともないくらいでしたから・・・。
挑戦。大きな夢があるいい言葉です。
4月から私も新たに、
幼稚園以来の、お弁当作りが始まります。
私にはせめて、それが毎日の応援歌。
チャレンジ!!