Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

WindSurfy Life

2006-02-17 10:37:58 | ThinkAbout..



昔、スキーでメシを食ってた。
スクール付のツアーのパッケージを作り、エージェントや団体に販売した。
パッケージを作るために、AIRの手配をし、ホテルのルームを押さえるために信州や北海道に限りなく通った。
たまーに、カナダまで出向いた。
シーズンに入ると、事務処理は東京の事務所の女の子に任せて山にこもった。
年間120日ゲレンデに出て、それを10年続けた。

「私をスキーに連れてって」が大ブレークし、客は後から後からやってきた。
女の子はみんなワンレンで白いワンピースで、その後を追って男の子も山ほどやってきた。
スキースクールは大繁盛した。
早朝の客の受入から始まり、レンタルスキーをセットし、クラス分けをし、夕方はスタッフを研修する。
夕食後は生徒のカルテを作成し、経理事務をこなし、サポートしてもらっているメーカーの板を販売し、毎日ドロのように眠る。
雑誌のカメラマンがたまに来て、崖から飛び降りろとか無理な注文をした。
クリスマスも正月も全くなく、シーズン休みなく働き続けた。

レッスンは楽しかった。大怪我で引退するまでは天職だった。
生徒さんが帰るときの「また来ます!」を聞くために働いた。

生徒には大きく分けると2つのタイプがあった。
・上達が目的
・楽しむのが目的

生徒が要求することを満足させるのがプロの仕事だと思っていた。今でもそう思う。
試合で勝つのはプロの仕事ではない。
スキー界でもプロサーキットがあったけど、それはただの賞金稼ぎでプロ本来の姿ではなかった。
試合で勝って、その栄光を武器にその業界が伸びる手助けをするのがプロだ。
業界の方向を決めるのはプロじゃないよ。底辺の購買層だ。
これを間違うとその業界は衰退する。当たり前じゃん。

話を戻すよ。
上達が目的の人を満足させるにはどうしたらいいか知ってる?
それは理論ずくめにすることなんだ。
そうすると生徒は混乱する。しかしいい知識を得たと思って満足するんだ。
残念ながらなかなか上達しない。技術書は読み漁ってるけど、腕が伴わない。
これが典型的な日本人のタイプ。道具のウンチクが多い人に見受けられた。
ウンチクが多い人はそれを自慢する。で技術が伴ってる人は見たことない。
逆に知識がしっかりしてる人は謙虚だ。上手い。
ウンチクと知識は違うんだね。知識は経験を伴うけど、ウンチクは人から得た情報だけなんだ。

楽しむのが目的です!ときっぱり断言する生徒さんも少なくなかった。
そういう人が確実に上手くなった。
山頂に登り、四方八方に見える山の名前を教え、パウダーに連れて行き、
苦手なコブ斜面の滑り方をアドバイスする。
空の青さや、ダイヤモンドダストに感動してもらう。
そういう生徒さんたちは転んでも笑っている。
レッスンポイントを押さえながら、志賀高原の山を引きずり回す。
見る見るうちに上達していく。
生まれて始めてスキーをはいて、3日後にはパラレルを習得する。

10年間プロ教師をしてきて達した考えはこうだ。
スポーツってそんなもんだ。
楽しむ気持ちがない限り上達はありえない。それだけ。

楽しみには、自然を堪能したり、アフターのビールだったり、仲間との会話だったり、いろいろある。
ただし短絡的に楽しむっていうのはイコール笑顔ではないね。
もちろん笑顔は必要だよ。ただ上達のための楽しみって笑顔だけじゃないんだ。
上達のために楽しむっていうのは、その先の天国に突き進む自分を確認する行為だと思うんだよ。
オーバーヘッドで強風でイッパイイッパイでも、いつかその海面で笑える自分を望むでしょ。
それは将来に対する楽しみなんだ。だからガッツが出るんだと思うよ。
やる気がでるとき、それは楽しむ気持ちがフル充電されている状態だ。
それを維持するのがとても大事な努力。
普段の平日の生活でもそれを維持するように努める。
すると普段の生活が波乗りの一部になる。
人生は波乗りになる。

Across The Universe

2006-02-16 17:05:07 | ThinkAbout..


男なら少年期に必ず思ったことがあるはずだ。
それは宇宙のこと。
宇宙を考えると眠れなくなった時期があっただろ。

宇宙の先はどうなってるんだ?ってね。
宇宙というのは信じられないくらい遠い昔、バンッて爆発して今でも広がり続けているんだ。
その先はなんだろう。
かたいコンクリートなのか、昨日味噌汁に入っていた豆腐のようなものなのかわからない。
もしかしたら、宇宙はブームエンドに絡んだ海草についた気泡なのかもしれないよ。
邪魔だな!といってウエーバーが海草を取り払ったとき、それが宇宙の終わりになるかもしれない。
つまり世の中はハカナイということだ。恋人同士の約束がハカナイのと同じくらいハカナイ。

実にハカナイ。ハカナイ宇宙の片隅で、フロの水栓ゴムのサイズを気にしたり、シャンプーの銘柄を気にしなくちゃいけない。
ストラップのデルリンが抜けてあわてふためく。ハカナイ。

この世はハカナイから、自然の壮大さに目をやる。
自然が生み出す風と波の音に耳を傾ける。
そうすると少しマシになる。みんなマシになりたくて波乗りする(のかな?)

オレはバリバリの理系で、子供のころ、全てのものは数値になると思っていた。
全てのものは計測器で測れる。
人間の心もきっと血圧や脳波周期と体温や血中の酸素濃度なんかで測れると思った。
宇宙なんかその顕著なもので、x-y-z軸に時間軸を足してやれば宇宙戦艦ヤマトのワープも説明がついた。
光より速いものは無く、もし光より速いものがあれば時間を捻じ曲げてしまうってやつだ。

アインシュタインの相対性理論だよ。

例えば年上の彼女がいるとする。彼女は光以上の速度の乗り物で旅行に行ったとする。
光以上の速度環境では、人間の細胞よりもっと小さい単位=原子を取り巻く電子の速度が変わるから(それは重力、加速度の関係だ)、彼女は旅行中、老いのスピードが遅くなる。
結果いつの日か彼女は年下になる。かわいい彼女は年下のほうがいいからね。
君は一緒に旅行しちゃいけない。年が逆転しないからだ。
これがタイムスリップの原型だ。

実はこれは高速に限らないという説がある。
速度があるものは全て時間が曲げられるという説だ。
飛行機や電車ではダメ。
ナゼかというと、速い乗り物かつ人間の細胞がアドレナリンで活躍してないといけない。
原子のまわりを回る電子の速度に微妙に影響するからだ。

というわけでウインドサーファーは見た目より若いと言われる。理論的にね。

Long Live Rock'n'Roll

2006-02-15 16:00:59 | インポート


出艇するとき、人それぞれのBGMってないかな。
夏の5.7のBGMと冬の4.2のBGM。
たぶん、ハワイアンでもレゲエでない。ジャックジョンソンでもないね。
あれはアフターだ。

大西のときは必ずヴァンヘーレンがかかる。
ガンズやツェッペリンやレインボーやKISSのときもある。

秋の5.3の日、茅ケ崎市長杯という波乗りの大会があり、エリア規制があった。
エリアから外れたところで出艇しようとしたら、
スピーカーからヴァンヘーレンのJUMPが流れてきた。
いきなりハイテンションになった。
しかし、出て数10メーターもすると音楽は聞こえなくなった。不思議なものだ。
防水用のiPODがあればいいのにな。しかもGATHのヘルメットに内臓できるやつだ。

曲の書き込みを間違えて、直太郎や堅がかかったらとてもじゃないけど振れない。
ウオーターすら上がらない。
堅はだめだ。完プレしててもいきなりブームから手が離れそうだ。
「君をギュっとしてあげる~♪」
ブームをギュっと握れね~。
ケツの穴に力が入らなくなる。

でもキースが「happy」を歌ったら、オーバーもへっちゃらだろう。
エアロスミスがかかったら、たぶんサーファーを轢いてしまうに違いない。

もし流されたら、ストーンズの悲しみのアンジーが自動的にかかるようにしておく。
120%戻れないだろう。危ない危ない!!
すぐにスタートミーアップに切り替えたほうがいい。

思いっきりハードロックオヤジだ。
女性ウエーバーはどうなんだろ?
ブリトニーとか流れちゃうのかな。

ある夏の膝波のロングボードのとき、マツケンサンバが頭をよぎった。
一度よぎるとリピートエンドレスになってしまう。
ボードの上で足取りが軽かった思い出がある。

オーバーヘッド用にマツケンロックをリリースして欲しいものだ。

叩けリップ しなれフィン
Oh Yeah! Oh Yeah! マツケンロオ~ック!Oh Yeah!

And In The End

2006-02-15 00:34:09 | surfin'


心の中には波がある。
社会には風が吹いていて、自分自身が生み出している自分の中に潜む波だ。
我々は、その波でアップスーンダウンを繰り返す。
それはこの世に住む全ての人々が習得しなくてはならない波乗りの技術だ。

我々は望んでいないのにワイプアウトしてしまう。
ビーチに打ち上げられるか、すばやくウオータースタートするか、それは君自身が決めることだ。

もちろんフラットなときもある。
そういうときはボートを浮かべてビールを飲めばいい。

そんなフラットなときというのは、潮の変わり目のときだけで、
だいたいは常に風が吹いている。昼夜関係なく吹いている。

大方の場合は、自分をとりまく人達の態度や言葉という低気圧によるもので、
それに「憶測」という寒冷前線が伴うわけだ。
何故かというと、周囲の環境というものは、イコール周囲の人間関係なんだ。

誰かがそのコンディションで苦しんでいるとする。
でもその誰かは決して一人で波乗りしているわけではないんだよ。
僕らは、きっとその人が上手く波に乗れるようにアドバイスするし、
ワイプアウトしても海底から引き上げることもできる。
してもらうだけではダメだ。たまにはしてあげなくちゃね。

And in the end, The love you take is equal to The love you make.
結局のところ、受け取る愛は与える愛と同じなんだってさ。
と、ポールも言ってる。

Sea Loves You Yeah! Yeah! Yeah!

2006-02-14 22:19:46 | windsurfin'
今日は春一番4.2 吹いたのは茅ヶ崎方面だけなようで。。。
仕事中に届いたありがたいメールを披露しよう。

08:02 ぴら
おはようございます。今日は午後から2,3時間入れれば。。。
(十分でしょ!じゅうぶん!)

10:13 TOM
出動しますか!
(できねーよ!)

11:11 Pム
こそっとコソ練!風一気に上がってきました!行ってきま~す!
(ずいぶん、ハツラツとしたコソ練だな!)

19:16 モモ
幸福な風。クロスオン37ジャストオーバー腰胸。茅ヶ崎好きっす!
(オレも好きっす!でも今日は嫌いっす!)

掲示板にはどうせ最高とかビールうまいって書いてんだろうな。
どれどれ。。

タクミ:ハライタおさまり、プシュっと…いやービールうめーっす(^^)v
Pム:いや~、ビール旨ぇっす。今日のために生きてきました!
TOM:あぃやぁ~、ビールうめっすねー

ヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノぶーぶーぶー!!

↓茅ヶ崎を好きになったあの人 Happy(*^-゜)⌒☆Wink♪