Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

Strong Wind 'The Big-West Boy' comes to everyone!

2006-02-09 23:25:52 | windsurfin'
土曜は今週水曜日と同じ天気図。湘南大西。
西南西9Mでも実際は15M以上吹く天気図。
9Mは理論上の計算式、気温から算出される空気密度、摩擦係数、粘性。
計算式には潮の満ち干きや御前崎の爆風が考慮されていない。

今回は前線を伴う西高東低で真冬の天気図ではないね。

暖かく最大4.2。4.7できつくなる風域。
明日金曜の南風で波はサイズアップするので、
土曜はムネ~頭になる。

そうなると今週大西2回目。いい感じ。
春一番直前、大西が多く決まるのかな?

日曜は湘南は終了、御前崎に行くべし。
2日連続で乗ると効果絶大。

Put It There

2006-02-09 22:09:02 | ThinkAbout..
御前崎シーズンが12月から3月の4ヶ月あるとしよう。
毎週乗れたとする。
湘南の大西もあるから絶対不可能な数字ではない。
土日は32回ある。
1回に何回往復する? 1日20回としてシーズン620往復。
つまり620回のテイクオフ。
たまたま波に置いて行かれたりしたらテイクオフ数は減る。
それから結婚式や買い物やデートがあったとしていけない日もあるからそれを差し引いても、300回テイクオフできる。
もちろん遠征費用は考慮しないよ。ガソリン代と宿泊費があっての話だ。

ウエーブビギナーなら1日4往復かもしれない。ビーチに立っている時間のほうが長いからね。
信じられないくらい無駄で貴重な時間だ。

それでもシーズン50回はテイクオフできるはずだ。
テイクオフできない? 違うな。テイクオフしようとしないだけだ。
イメージが陳腐なんだ。
我々は大人で身体で覚えられないから、頭で考えるんだ。
いろんな人からアドバイスを聞くんだ。
イメージトレーニングすることもウインドサーフィンの一部だってことを忘れてないか?
いい加減なアドバイスをする人もいるから、相手を見極める。
できれば楽しく乗ってる人がいいね。

いつか乗るなんていうのは、ノビタと同じだよ。
うまくなってから練習する、のと同じだ。
少なからず4.5の海面に出られる人は、出れなくて巻かれて、でも悔しくて悔しくて何度も何度もチャレンジしてるはずだ。
そして次の週もまたその海にしめられて帰って行くんだ。でもまた戻ってくる!
想像を絶する回数をこなしてる。
みんなきっとこう思ってる。考えたり立っている時間があったら海に出る!そう思ったに違いない。

ウインドは部活でもないし強要されるものでもない。
ましてやいい年になってウインドが一番っていうのも少し恥ずかしいかもしれない。
でもウエーブやってる人たちは、こっそりとウインドが1番か2番って思ってる。少なくとも3位には入ってる。

もし転職のときの履歴書の趣味欄にウエーブと書けるなら、
それから他人に対してウエーバーだと言いたいなら
もう少し貪欲に取り組んだほうがいい。
風や波は自分の周りで起こってる現象ではない。
自分から求めに行かない限り乗れないんだ。
余計なものは家の物置においてけ!
イギリスの古いことわざにこういうのがある。
「Put it there, if it weights a ton.」
それが1トンもあるなら置いてけ、だ。

何故こういうこと言うかって?
それはね、ウエーブが宇宙で一番楽しい乗り物だからなんだ。
言葉で言ってもわからないから経験して欲しいのさ。

ウインドを始めた頃、思い出に残るウインドが1年に1回はあるはずだ。
それがやがて2回3回になっていく。
ウエーブをすると、1日のうちにあの感動が必ず1回やってくる。
波になれてくると1日に3回くらい感動の嵐がやってくる。
もう楽しくて何がなんだかわからなくなる。
そういうものだ、ウエーブって。

それから宇宙旅行するのには何億もかかるけど、
海の上を宇宙旅行するには自分のやる気をちょっと前に出せばいいんだ。

-今がんばってる人へ、波に乗りたい人へ
ALOHA!!

I've had enough!!!!!

2006-02-08 19:36:16 | windsurfin'
今日も吹いた。今日も乗ってしまった。
先週末から睨んでたのが今日だった。
博打的だったけど、ドンピシャだった。
ただしエキスパートオンリーだったよ。

正午に風は一時落ちたが、再度上がり始めた。
天気予報は北だったけど、天気図はしっかり大西の気配を見せていた。
寒気が下りなかったのと、日本海に小さな低気圧があって、風はみるみる上がっていった。
西南西~真西。典型的な湘南の大西。おそらく御前崎の西風も届いている。

↓またもやスープが頭サイズのウルトラゲットハード!


海面は昨日の波の残りが衰えず、ゲットハードなコンディション。
4.7をチョイス。というか自転車ウエーバーなのでセイル1本しかない。



気温は13度くらい。まったく寒くない。
今日は風向きがよく、面白いようにフロントへ突っ込める。
後半はアタマ以上あるセットも入り始め、風がサイドということもあって、
フェイスがきれいに整い始める。

今日、都内からモモちゃん夫婦がやってきた。
ご主人とは初めてお会いする。
アグレッシブな彼女を支えるよき夫なんだろうね。
このモモちゃん、乗ってるときの気持ちが見る者に伝わってくる。
アウトでアタマオーバーが炸裂した。
そのブレークポイントへ向けて彼女はフロントをかました。
すでに波が割れて彼女を襲ってきた。
どうせ逃げるだろう、と思いきや、え?!まじ!!その巨大な水の固まりに突っ込んでいった。
見てるオレが頭を両手で抱えてしまうほど、彼女は大ワイプアウトした。
彼女はブームを離してしまい、相当泳いで戻ってきた。
やがて先に漂着した道具を手にしたと思いきや、すかさずゲッティングしていった。。。

これでオレにスイッチが入った。

今日一番は最後の最後、ムネくらい?完璧なワイドブレークをとらえた。
振れる振れる!自由自在!5回くらいリップしたかな。
いい波乗りできました!その瞬間は永遠だったような気がするよ。
これがあるからウエーブはやめられない。
いや~、ウインドおもしれっす!

今日痛切に思ったこと:同じ波は二度と来ない、今日という日は二度と来ない

ウインド終了後、ご満悦のモモ夫妻↓


Big & Junk Waves

2006-02-07 20:52:59 | windsurfin'
午前中は用事があって横須賀方面に車を走らす。
鵠沼~七里はすでにアタマ。稲村、大崎はかるーくオーバーヘッド。
これで風吹いてもウインドできるの?というくらいサイズが急激に上がってる。

空は灰色で気温は6度くらい。予報の15度には3万光年くらい離れてる。
13時過ぎても一向に晴れる気配がない。
げ~、やっちまったかなぁ。どうしよ!午後休みをオレから推奨しちゃった奴もいるし。。。
今日は春一番の予報だっていうのに。け・は・い・が・な・い

14時になり、ほんの少し南風が入りだした。
遥か沖合いが晴天になっている。水平線がウネウネしてる。沖で南風が吹いてる証拠だ。
勝手に決めた。15時から吹く!
でも波が凄い。セットが入ってくると、ダブルくらいない???

4.7+68Lでスタンバイした。
トム君、ピラちゃん、ザワオ、ナモヘ、プラム、オノちゃんがやってくる。
イソベーのヒロヨンもきた。
時間的にローカルしかいない。

お名前を存じてないが、いつも来るローカルの人に、ブログ見たよ!って言われてちょっと恥ずかしくなった。
ありがとうございます。

インサイドまで風が入りだし、夕方間近というのに気温が急激に上がり始めた。
風は南西。ホレホレオーバーヘッドが目の前に襲ってくる。
アウトも気持ちいいくらい?うねってる。
1時間たたないうちに、さらに波のサイズが上がる。
インサイドに向かい、振り向くとお化けブレークが襲ってくる。
逃げながらターンしてフェイスを捜す。
スープにレイルが食い込まずワイプアウト。そのままデカ波に食われる。
板が目の上を直撃。大根おろし状態。いまパンパンに腫れてる。
明日上司に言われそうだ。なんで風邪ひくと怪我するんだ?って。

ゲッティングの最後のブレークあたりで風が抜けているところがある。
よく巻かれた。たどり着いたところにザワオのブレークした道具が流れてきた。本人は!?泳いで戻ってきた。

コンディション的にはイマイチだったけど、トム君、ピラちゃんも遊んでました。
圧巻はなもへ。あの海面によく出て行ったな。最後は面白かったと言い放った。
スタートのゲッティングフォームが様になってきた。
風が一面に吹いていれば問題なくアウトで遊べてたはず。
流されても笑いながら道具をカミに運んだ。
一番大切なことだ。
価値のないウインドはない。今日習得したことはとても大きかったね。

ゲッティングは実は技術じゃないんだね。まずはガッツだ。
その海に出ようというガッツだ。
技術はガッツの後付なんだな。

ウインドが終了してビーチから離れるとき海を見ながら後ろ向きで歩くことにしてる。
自分はまだまだだ。
でもよくこの海面で遊んだよな、と思う。
そう思うとちょっと嬉しい。

週末の御前崎が待ち遠しくなる、そんなウエーブでした。とさ。

2/7茅ヶ崎パークのムービー↓
http://smilephoto.studio-web.net/20060207wind.wmv

え○○とさん、リンクさせてもらうでゲス。

Spring-heralding storm for the all soul surfers

2006-02-06 23:52:27 | ThinkAbout..
あるとき空虚になった。
何かを失って取り戻せなくなるとき、それが遥かに彼方に遠ざかっていくとき。
それはMutability(無常)の状態だ。
世の中は無情だな、ではない。そこまでは落ちぶれていない。
無常なだけだと思う、たぶん。
無常はある日突然音を立てずにやってくる。やって来たことすら認識できない。
無常は時を経るとEternal(常)になる。
おそらく勝手に常になる。無常は風が吹き飛ばす。
その風は暖かく容赦なく吹き飛ばしてくれる。感謝の風だ。

無常にあるとき人間は多くの場合ピュアになるという。
風を掴んで波に乗ったとき、あたかもそれが初めての体験のような錯覚になる。
もしかしたら錯覚じゃないかもしれない。この世のリアリティーかもしれないね。
どうよ?波に乗った瞬間、あまりの感動にむせ返ったことはないかい?
確実にいえることは、波に乗る行為はものごとの本質を知るということだ。
ものごとの本質を知るということは、己に独自性を持ち、主観的に客観視できることだ。
その矛盾さを正当として一瞬悟る瞬間だ。

ものごとの本質は波のフェイスにある。
欲や怒りや悲しみがあると波には乗れない。
波乗りとはそういうものだ。波は人を選ぶからだ。
君は波を選べない。君が波に乗れるかどうかは波が決めることだ。
乗れる波があるなら、波はその日その時その場所に呼んでくれる。

もう一つ大切なことがある。風は全てのウエーバーに公平なことだ。
誰かにオーバーで誰かにアンダーではないんだ。
同じ風が吹いている。セイルの大きさで調整すれば済む。
ところが波は公平ではない。
波がまわって来ないんじゃない。波が乗り手を選んでるんだ。
波に選ばれたらその波を絶対逃すな!風がそう言う。
あとは板に乗り込むだけだ。


明日は波に乗れるのかな?
オレはどうかな?乗せてもらえるかな?
きっとだいじょうぶだ。
風が呼ぶんだよ。
いつかい?
明日に決まってるよ!