土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

厳しい生活

2009-06-04 06:50:00 | 狩猟とナイフ

画像:左前足のつま先がちぎれてきれいに回復していました。ワイヤーに括られた痕跡です。

 イノシシはたいへん厳しい生活をしています。悪さをして農業に被害を与えることから、害獣として狩りたてられています。また狩猟の対象として最高ランクの位置づけがされてもいます。なにしろ美味しい肉の持ち主ですので値打ちがあるのです。むかし昔、ギャートルズの時代からの狩猟の対象だったようです。私がギャートルズの時代に生きていたらもててもてて四国の住人の多くが私の遺伝子を受け継いでいることになっていたかも。

 イノシシは鉄砲、犬、ワナなどの攻撃をかわし、かいくぐって生きていかないといけません。狩猟の猟期は限られていますが、いまや害獣駆除がよくやられていて猟期以外でも狙われるのです。

 日々、こうした危険と向き合うかれらは警戒心が強く学習能力が高くなるのは当然のことなのでしょう。そうでないと生き抜いていくことができないのですから。

画像:処理中に後ろ右足の変形に気づきました。以前ワナにかかっていたようです。足首にはワイヤーの痕がありました。こういうことです。わいやーを切ろうと暴れ回るうちに骨が折れたが何とかワイヤーを切って逃げることが出来たのす。


画像:オスイノシシの背中中央部に残ったキバによってできたと思われる傷痕。

 また、恋の季節には他のオスとメス獲得をめぐって大闘争をするようです。今期の猟で知人が仕留めたオスイノシシの身体の中には大きなイノシシのキバが刺さっていたそうです。またキバで切り裂かれたキズが十数カ所もあったといいます。総じてほ乳類のオスは子孫を残すために恋の季節は大変そうです。猫も家の周りでフウウ、フウー、ギャーと騒音をまき散らすだけでなく真剣勝負をやっていて、以前私が餌をやっていたオスの自由猫など耳は咬みちぎられ、顔は腫上がりよたよたと歩いていました。その点ヒトのオスはだらしないのかもしれませんね。



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2 コメント

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Unknown (川ガニ)
2009-06-05 08:24:14
これだけ学習したイノシシを獲るなんて凄いですね。こちらでは賢くなってワナに掛からないイノシシは犬で獲っているみたいです。
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Unknown (akame)
2009-06-05 23:05:18
川ガニさん

なかなかりこうなイノシシがいますよね。これまでに「お手上げだ」と思ったことが何度かあります。私はワナだけなのでこうなるとあきらめるしかありません。今、相手にしているイノシシもなかなか利口で閉口しています。まあ、まだ期日がありますので気長に相手が油断する日を待ちます。
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