ゲルネの「白鳥の歌」。
反則技と書いたが、「影法師」で閉じて「鳩の使い」アンコールは、ひとつの定石とのこと。
金子健司先生のFacebook投稿で知ったところ。
なるほど、空気の激変する「鳩の使い」を分ける、という知恵か。意図は分からなくはない。
その意味で、終曲~アンコールに限っては、決して反則技というワケではないようだ。
しかし、私は良いとは思えないな。
定石を、疑え。
確かに、「白鳥の歌」はシューベルト自ら編んだ曲集ではない。しかし、終曲に「鳩の使い」の置かれたのも、何かの縁だ。何より、暗く沈んだ「影法師」のあと、間髪置かずに、軽やかな中に哀歓の明滅する「鳩の使い」が歌われてこそ、粋だからである。
反則技と書いたが、「影法師」で閉じて「鳩の使い」アンコールは、ひとつの定石とのこと。
金子健司先生のFacebook投稿で知ったところ。
なるほど、空気の激変する「鳩の使い」を分ける、という知恵か。意図は分からなくはない。
その意味で、終曲~アンコールに限っては、決して反則技というワケではないようだ。
しかし、私は良いとは思えないな。
定石を、疑え。
確かに、「白鳥の歌」はシューベルト自ら編んだ曲集ではない。しかし、終曲に「鳩の使い」の置かれたのも、何かの縁だ。何より、暗く沈んだ「影法師」のあと、間髪置かずに、軽やかな中に哀歓の明滅する「鳩の使い」が歌われてこそ、粋だからである。