この、『グ、ア、ム』。
おもしろかった。
旅行業界誌の書評に載っていて面白そうだなぁ~と思っていたので図書館で借りてみました。(この業界誌の書評があたしのお気に入りになっている)
なんかね。
海外旅行に行き始めた頃を思い出す。
旅行って楽しみなんだけれど、上手に楽しめるようになるのって、やっぱりそれなりに場数を踏んでからなんだよね。余裕がないっていうか、予測ができないっていうか。人間って予測できないことにぶち当たると結構凹んだりするでしょ。
そんなことを思い出しました。
グアムが主題っていうよりも、どっちかと言うとホームドラマ?
あまり登場しないんだけれど、このお話に出てくる、お父さんがとっても良くて、いいなぁ~て思いました。
たぶん、このお父さんがいるからこの話が引き締まってるんだろうな。
人間のピリリとしたところを、そうそう!って表現で描いています。
ささーって読めちゃいます。(読みたくなっちゃいます)
おすすめ。
『1ポンドの悲しみ』。
以前、『娼年』を読んで面白かったので、なんか、そんな、ロウな気分になりたくて借りたんだけれど。
うーん。
うーん。
あたしがひねくれてるんだろうか。
悲しみ、ってあるから、悲しさにどっぷり浸らせてくれるのかと思っていると、それはそれなりに、ハッピーエンドだったりするから「?」ってなるの。
なんだか中途半端。
どれもこれも、悪い方悪い方って考えていたのに、それなりに、ハッピーエンド。
それなりなのがまた、なんか、ふーんって感じで。
まぁ。
まぁ。
でした。(笑)