あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

マツダ号GA型が特別公開されました

2015年02月20日 | 福山自動車時計博物館
先日2月13日にNHKが中国地方向けに放送された、シリーズ被爆70年
「ヒロシマ 復興を支えた市民たち」ドキュメンタリードラマ「走れ、三輪トラック」
使用された福山自動車時計博物館所蔵の1949年式の
三輪トラック マツダ号GA型(以下:GA型)の特別公開が
2月11日・14日・15日の3日間行われたので、2月15日に見学に行ってきました。

このドラマはマツダの創業一族である松田重次郎元社長と松田恒次元社長の親子が、
原爆投下後の広島の復興に尽力したことを紹介するドキュメンタリードラマでした。
私は仕事の都合で見れなかったので、録画して拝見しました。


GA型は国内に現存するのは2台と貴重なクルマです!
最大積載量は意外にも軽トラよりも大きい500Kg積み。
GA型は1938年(昭和13年)4月に登場し、
1943年(昭和18年)10月に民需用車の生産停止。
1945年(昭和20年)8月6日の原爆投下で生産停止になったものの、
4か月後の12月には生産が再開され、1949年(昭和24年)4月まで生産されGB型に
モデルチェンジされたそうです。

エンジン

運転席
一応、2人乗りですが、当時の方の体系に合わせて作られている為、
現代では2人はキツイですね!


ハーレーダビッドソンとの並び 三輪同士のコラボ!
この日は福山ハーレー会の名誉顧問さまが来館されていたので実現。

GA型は動態保存されており、特別展示ではエンジン始動が行われました。
博物館の敷地内ではありますが、走行も公開されました。
敷地内ということで、特別に荷台にも乗車できる体験試乗会開催となりました。
体験型試乗会の餌食になったのは、indigo linerさま
まず1回目は前向きに載せました。
最初は嫌々だったのに、この時の表情といったら、もうニコニコですよ!
しかし、なんでドライバー?持ってるの!?

GA型は小回り利くから敷地内を豪快に加速!
コーナリングを曲がる時に左右に揺られるindigo linerさま


2回目はindigo linarさまをドナぽっくするため後ろ向きに載せて実施
何だかんだと楽しんでおられたのは気のせいか?
迫真の演技?ノンフィクション?楽しませて貰いましたわ!

福山ハーレー会の名誉顧問さまが帰られるとの事でお見送り。
やっぱり、ハーレーはカッコイイですね!!

訪れた日の午後は博物館に2組の大口の団体さんが来館されました。
貸切バスとスリスリ!
サンデン交通 下関230あ5110
平成10年式 日産ディーゼル/西日本車体工業 KC-RA531RBN 92MC C-I

原爆投下直後の広島は70年間は草木も生えぬと言われ、
広島市民の誰もが落胆する中、このGA型の生産再開が広島市の復興を動力として、
市民たちの心強い支えになったと思います。
ドラマ内でも取り上げられていましたが、このGA型は
「a pride of Hiroshima (広島の誇り)」だと思います。

今年は被爆と終戦70年です。
あらためて平和について考えるキッカケにもなりました。

今回、NHKで中国地方向けに放送された、
シリーズ被爆70年「ヒロシマ 復興を支えた市民たち」ドキュメンタリードラマ
「走れ、三輪トラック」ですが、全国放送が決まりました!
3月13日(金)深夜0:10~1:23

ドラマの中ではマツダファンにとっては感涙ものの庫出し映像や写真が
多数紹介されているんですよ!
遅い時間ですが、ご覧になるか。録画してご覧ください。

最後になりましたが、
福山自動車時計博物館の皆さま、先日はお世話になりました。