宇部興産伊佐セメント工場を見学した後は、一般車は走る事ができない
宇部興産専用道路を宇部市内の宇部興産までバスで走ります。
伊佐セメント工場から直接、専用道路に入る事も出来ますが、
工場近くのインターから専用道路に入りました。
画像下部に色が付いていますが、仕切り板が写り込んでしまいました(汗)
宇部興産専用道路は、宇部市西沖の山~美祢市伊佐まで全長約28.27km
道路規格 第1種第3級
4車線(片側2車線・一部片側1車線制限区間あり)
制限速度70キロ(設計速度は80キロ)
インターチェンジ 4ヶ所
興産道路には唯一の伊佐トンネルがあります。
興産道路ではダブルストレーラーをよく見掛けました。
宇部興産専用道路ではダブルストレーラー、トラック、ダンプの他に
工場と取引のある関係者の車も走っています。
途中、中国自動車道をオーバーパスします。
この他、途中には山陽新幹線、山陽自動車道、山陽本線、国道2号線なども
あります。
バスは休憩の為、一旦、興産道路船木ICを下りました。
「楠こもれびの郷」で小休憩
ここは農産直売所の他に温泉施設や農家レストラン、農業体験ができる施設です。
小休憩した後、再び興産道路に戻り、宇部市西沖の山に向かいます。
宇部興産専用道路を堪能したバスは宇部興産の宇部地区にあるトレーラー整備工場へ
ココで間近にダブルストレーラーを見学。
見学をしたダブルストレーラーは萩森物流のケンワース(オーストラリア)/SSB
運転台を見学
木目調のパネルがちょっぴり豪華に見えてしまいます。
運転台からの眺め
ボンネットがある分、真下は見えません。
左から石灰石、クリンカー、セメント、石炭です。
右から2番目のものは製品になったもので、こちらは船等で運びます。
ダブルストレーラーで運んでいるものは、石灰石、クリンカー、石炭になります。
現在トラクターヘッドは三菱ふそう・いすゞ・ケンワース(アメリカ・オーストラリア)の
3社を採用し36セットが活躍。
トレーラーは富士車体・東亜車体・SSB(インドネシア)を採用し2台合わせて
80tアルミ車体となっています。
耐用年数は8年、生涯走行距離160万km
ダブルストレーラーは宇部~伊佐を1台2交代制で一日10往復します。
運行を担当するのは、萩森物流と新川物流の2社が担当。
トラクター:ケンワース トレーラー:SSBの主要目
馬力 550PS
排気量 14,600CC
長さ 29.132m
高さ トラクター:3.098m トレーラー:3.585m
重量 トラクター:10.122t トレーラー:28.100t
タイヤ本数 34本
変速ギア 16段
燃費1.3㎞/ℓ
メンテナンスは、点検:2回/月 車検:7日間/年
丁度、整備場ではケンワース(オーストラリア)のトラクターヘッドが
整備を受けていました。
ダブルストレーラーを見学した後は興産大橋を渡り、工場内を抜け宇部興産宇部本社へ
本社にあるUBEグループ総合案内施設UBE i Plazaに行き、宇部興産の歴史や
グループ企業で生産している製品を見学しました。
宇部興産大橋の橋桁は、第2音戸大橋のアーチ部分や海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」の潜水艦「あきしお」を吊り上げた深田サルベージ建設の起重機船(クレーン船)「武蔵」が
架設したそうですよ。
総合案内施設UBE i Plazaの展示物にあるジオラマの中にダブルスのミニカー
があります。
最近ではロングトミカも発売されていますから、トミカで作ってくれないかな?
ツアーもここで終了し、各々が乗車場所へ
山口宇部空港などを経由して厚狭駅へとバスは向かいますが、
ちょっと寄り道して帰る事にして、私は宇部新川駅で下車しました。
産業観光ツアーは色々な種類があります。
詳しくは宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会の「
大人の社会派ツアー」HPを
ご覧下さい。
機会あれば、他のツアーに参加したいですね。