明鏡   

鏡のごとく

『蛍日記』

2015-06-07 23:41:28 | 詩小説
6月7日 日曜日 晴れ。
22時。

とりあえず、航空券のチケットを予約しにコンビニに行く。
岐阜にいく予約。
行き帰りだけ保証されたが、みなで眠らず詩を語れたら語り、疲れたら野宿でもしようかな。
詩を堪能しに行くためのチケット。
詩に向き合うためのもの。
いままでのものを確かめること。
通過点ではあるけれども、ひとつの終わりかもしれないこと。

帰りに蛍池による。
ちかちかと蛍が二回、合図のように光った。
そのあとしばらく暗闇が続いた。
田んぼの畦道に頼りなく光る蛍がいた。
いまにも眠りにつくように、ちろちろと光っていた。
みなさん。おやすみなさい。