明鏡   

鏡のごとく

『盲者の行進』

2015-06-25 16:25:07 | 詩小説


老婆は、信号を探していた。
歌のなる方へ。
杖をつきつつ地面にある凸凹のタイルを頼りに。
行きたい所はあるようで、ない。


ただ、目の前にある道を渡りたい。


そう思ったのだった。
自転車がすぐ後ろを通り抜けていく音と風がする。
今、振り向いたらいけない。
違う音が聞こえるか聞こえないかでなく、永遠に聞こえなくなるかもしれないのだ。
音と杖が頼り。

人はいるようだが、頼りにならない。
一人の人が近づいてきた。


この道を渡るのですか。
私も一緒に渡るので、よかったら、腕をどうぞ。


匂いがきつい。
女だ。
うわずってぎこちない声。
なれていない。
見えないものとの交信。


そうです。
今、信号の音がなりやんで、どっちに行けばいいかわからなかったのです。


信号の音が大きくなりだした。前へすすめの合図。
女は老婆に自分の腕を強引にもたせ、道を渡りだした。

道に印はない。
ただ音だけがする。
人がうごめく気配が今、この道を渡ってもいいという徴。


ここからは、右に行きたいので、それでは、どうも、さようなら。


一瞬、一瞬の見えない行進。



切り取られすぎた言論は全体像を必要とする

2015-06-25 15:29:28 | 詩小説



http://ameblo.jp/sinesayoku/entry-10260524567.html

https://twitter.com/aritayoshifu


切り取られすぎた言論は全体像を必要とする。

上記の記録のどちらも事実であるならば、どちらも被害者面はできないであろうし、まして残虐行為を行った時点で一方にだけ否があるともいえないが。

さきに仕掛けたかが重大となる。


当時の地元の人が自警団を作ったということは、そういうことがあったということであり、自分の身を守ることはあたりまえのことである。

GHQの検閲事項の第8項のよる「朝鮮人への批判」禁止が今のマスコミ等の無批判無反応につながる訳

2015-06-25 15:00:32 | 日記

 

http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1113

以下抜粋~~~~~~~~~~~~~~

以上のように、朝鮮半島からの日本人引き揚げ者には、苛酷な運命が待ち受けていた。
 しかし、その全容が明らかにされているシベリア抑留者と比べて、
 何故、朝鮮半島からの引き揚げ者の運命は蓋をされたように知られていないのだろうか。

 この疑問を解明する鍵は、
 我が国を軍事占領した連合軍総司令部(GHQ)が、戦後直ちに実施した言論の検閲である。
 GHQの検閲事項の第8項は、「朝鮮人への批判」を禁じているのだ。
 これが、現在に至るも、朝鮮半島の日本人が如何なる境遇におかれ、
 一体何万人が殺されたのか一切蓋をされて伝わらない理由である。

 現在の韓国の大統領は、就任以来、朝から晩まで日本を非難してきた。そして、
 「加害者と被害者の関係は、千年経っても変わらない」
 と化け猫の怨みのようなことを言っている。

 従って、日本は、こういう日本非難を聞き流さず、
 朝鮮半島に於ける知られざる日本人同胞の悲惨な運命についての関心を喚起し、
 今こそ、その歴史の実相を解明しなければならない。