明鏡   

鏡のごとく

『赤の書』より C.G.ユング著 創元社

2015-06-22 21:12:45 | 日記


 嫌なもの全て、気持ちの悪いもの全てが、あなたにとって特別な地獄である。どうしてそれ以外にあり得ようか?ほかのどの地獄も少なくとも見るに値するか、あるいは愉快であろう。しかし、それは決して地獄ではない。あなたの地獄は、あなたがかつて罵ったり足蹴にして自分の聖域から投げ出したもの全てからできている。あなたが自分の地獄に入るならば、美しく苦悩する者や誇らしげに軽蔑する者として入っていくとは決して考えてはならない。そうでなくてあなたは、愚かで野次馬根性の間抜けのように入り、手つかずになっている仕事に目を見張る。
 あなたは憤懣やるかたなく振る舞いたいだろうが、同時に、いかに押し殺した怒りが自分にふさわしいかがわかる。あなたの地獄の滑稽さははるかな先まで広がっている。罵りの言葉を吐けるのは幸せだ!罵りが命を救うというのを経験するであろう。だから地獄を通って行くときは、自分に何が降りかかってこようとも、それに注意を払うことを忘れてはならない。軽蔑や怒りを引き起こそうとするもの全てと、静かに対決しなさい。それを通じてあなたは、私が青ざめた娘と体験したような奇跡を成し遂げる。あなたは魂のない者に魂をもたらし、それを通じてぞっとするような無から何かがもたらされる。こうしてあなたの他者は生へと救済される。あなたの価値は、あなたが現在においてそうであるものから前へと、あなた自身を超えて、あなたを引き離そうとする。しかし、あなたの個別的存在はあなたを地面に錘のように引っ張る。あなたは両方同時には生きられない。なぜならば両方は相互に排除し合うから。けれども、その途中であなたは両方を生きることができる。だからその道があなたを救済する。あなたは同時に山と谷にいることはできない。けれども、あなたの道は山から谷へと、そして谷から山へと至る。多くのことは愉快に始まり、やがて闇に導く。地獄には段階がある。

まったく同感

2015-06-22 15:26:56 | 詩小説



まったく同感である。
韓国に譲歩する必要などまったくない。

http://ttensan.exblog.jp

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まずは明治日本の産業革命遺産の
世界文化遺産登録を韓国が妨害している件について

【世界遺産問題 強制労働事実の反映で事実上合意=韓日外相】
【東京聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は21日、東京で岸田文雄外相と会談後に記者会見し、朝鮮人が強制労働させられた施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録問題について、「協議を通じて円満に妥結するという共通認識を持ち、緊密に協議することにした」と述べた。

 また、「世界遺産委員会の責任ある委員国として、この問題について協力することにしたため、近いうちに両国代表が協議を行った際には詳細を公表できると思う」と説明した。

 韓国政府は5~6月に日本と行った2回の協議で、朝鮮人の強制労働の歴史を明記し、強制徴用があった施設に表示板などを設置し、歴史的な事実を明らかにすることを求めてきた。7月初めにある産業革命施設の世界遺産登録の可否が決まる国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の会合までに、両国は韓国側の要求をめぐって最終合意を目指すことになる。

 先月、ユネスコの民間諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は九州地域を中心とする8県・23施設の世界遺産登録を勧告した。23施設には長崎造船所、端島炭鉱(軍艦島)など、数万人の朝鮮人が強制的に徴用され働かされた7カ所が含まれている。

 尹氏は「約3時間にわたり、(岸田氏と)双方の関心事について友好的、虚心坦懐(たんかい)かつ建設的な議論をした」とした上で、旧日本軍の慰安婦問題に関しても「われわれの立場をはっきりと伝えた」と述べた。ただ、具体的な内容は明らかにしなかった。

 22日にソウルと東京でそれぞれ開催される国交正常化50周年記念行事に両国首脳が相互出席することになった経緯については、「(関係改善に向けた)両国指導者の強い意思を反映したということで(岸田氏と)認識が一致した」と語った。

 尹氏は岸田氏に対し年内の韓国訪問を要請し、岸田氏は受け入れたという。ただ、両国の現政権発足後に実現していない首脳会談をめぐる議論について具体的な言及は避けた。

 今回の尹氏の日本訪問は、韓国外交部長官として約4年ぶりの訪日だった。朴槿恵(パク・クネ)政権が発足してから両国の外相会談は6回開かれたが、多国間会議に併せて開催されたものではない会談は今回が初めて。尹氏は朴政権発足直後の2013年4月、日本を訪問する予定だったが、麻生太郎副首相兼財務相らの靖国神社参拝がありキャンセルとなった。

 尹氏は22日に安倍晋三首相を表敬訪問し、在日韓国大使館主催で開かれる国交正常化50周年記念行事に出席する。民主党の岡田克也代表とも会談する予定だ。
(2015/6/21 聯合ニュース)

NHKもおおむね同じようなニュースを流しているようです。
本当かどうか、明日の外務省発表や官房長官会見で確認が取れると思われますが、
もし本当であれば、本当であれば・・・の話ですが、
岸田外務大臣と外務省は直ちに日本から永久追放すべきでしょう。

ここのところのこの手の韓国側とNHKの発表は
出るたびに菅官房長官が即否定しており、
願望をただ垂れ流していて信用できません。

以前当ブログで書きましたが、
そもそも明治日本の産業革命遺産と韓国の主張する強制徴用などというのは
全く関係がありません。

日本が朝鮮半島から徴用を行ったのは1944年の秋以降であり、
それも245人だと終戦後にGHQが調査発表しているわけで、
具体的な人数も期間もはっきりしています。

明治日本の産業革命遺産は1850年から1910年までのものであり、
時期だけ考えても全く関係ない事がわかります。

また、1944年以前に日本に入ってきていた朝鮮人は
金や仕事を求めて日本に密入国した連中であって徴用もへったくれもありません。

そして、以前当ブログで強調しておきましたが、
韓国に取っては事実に照らして全くのでっち上げであってもかまわないのです。

「おらおら!世界文化遺産登録を妨害されたくなかったら強制徴用を認めろ!」
と、
慰安婦問題が朝日新聞の中心となって作った虚構で有った事が日本人に多く浸透しつつあり、
慰安婦ネタで日本にたかれなくなってきているために
新たなネタとして「強制徴用数十万人」という話に持って行くために
「強制徴用を認めれば世界文化遺産登録の妨害はしない」
とやっているに過ぎません。

本当に岸田外相がこの件で譲歩したとすれば、
河野談話と全く同じレベルの判断をしたということになります。


ま、外務省なら平気で譲歩しようと考えるのでしょうけどね。

そもそも、世界文化遺産登録なんて必要ありません。
ただの村おこし企画なんですから。

また、今の韓国政府、特にこの外相は
盧武鉉のアジアのバランサーなんて屁理屈を立てた外交ブレーンです。

パククネ政権の支持率の急速な落ち込みを考えれば、
協力を確認したと言ったところで手のひらを返す可能性は高いと思われます。

それに河野談話の時だって
「慰安婦問題を認めてくれれば今後は何も言わない」
と言って河野談話を出させたら、その途端に「言質を取ったぞ」と
途端に国を挙げて慰安婦問題を利用した日本へのたかりを始めたました。


今回の件では日本は韓国側の要求には一切応じない事。これ以外にありません。
元々、伊外相がこのタイミングで日本に来たのは
韓国のロビー活動によって日本側の世界文化遺産登録が否決濃厚になったためで
「日本は困っている事はずだ。このタイミングなら日本に強制徴用を認めさせられる」
という思惑であると見てまず間違いありません。

米国が日韓の関係悪化を嫌がっているとしても
日本の取るべき選択肢は韓国側が謝罪してこない限り何もしない事です。
日本と関係が切れたら困るのは韓国なんですから。
日本は韓国と関係が切れたところで困る事はありません。

安全保障の観点からも在韓米軍を守る事を放棄して
中共に擦り寄っている韓国軍の情報が中共へダダ漏れなのは間違いないでしょうしね。

それにブログ主はむしろ今回は世界文化遺産登録を否決されるべきだと考えています。

外務省や官邸のスタッフ達は
「世界文化遺産登録が否決されたら困る」とか
「さらに韓国との関係が悪化する」
として譲歩を進言するのが相当数いるだろうことは容易に想像がつきます。

日本人の悪い癖です。
話がこじれたら困るとか、そういうつまらない理由で
慌てて日本側が譲歩すれば解決するんだから譲歩しましょうと言い出す。

解決する必要が無いという答えもあるのです。
むしろ歴史的に見れば日本はそういう事をやってきたんです。
遣隋使、遣唐使なんてものがありましたが、
でも日本は長い時間の間に取り入れる必要のないものと取り入れて良いものを
きちんと切り分けてきましたし、
日本風に時間をかけてアレンジしていきました。

漢字だってそうです。
万葉仮名を発明してから本格的に取り入れました。
その結果、今の支那で使われている言葉で
日本から逆輸入されたものは少なくありません。

「解決しなければいけない」
日本の特にお役人はこういう考えをしがちです。
今解決する必要の無いものだってあるのです。

だからこそ今回の伊外相のように
「世界文化遺産登録否決が濃厚になって日本が困っているはずだから」
と足下を見てしたり顔でやってくる連中の狙い通りに譲歩したがるのです。
むしろ逆なんです。
「日本を困らせたいのなら困らせればいい。でもそうなれば今まで政治に関心の無かった日本国民も韓国を敵と見なすでしょう。国民世論が敵になっては今後韓国に何があってもどんなことが起きても日本政府は動けません。韓国を助ける事は絶対にできません。それでいいのならどうぞご自由にやってください」

脅しっていうのは相手の外堀を埋めて選択肢を潰してからやらなければいけないんです。
開き直ったら打つ手が無くなる脅しなんて開き直ればいいのです。

だからこそ今回は韓国を無視して世界文化遺産登録を否決させるべきなんです。
日本側の世界文化遺産登録を妨害することを
公の場で韓国は中共と協力することまで確認しています。
嫌韓ではない日本人の多くに対しても
「韓国と中国は自分達の1円の得にもならないのになんでこんな事をするんだ」
と考えさせるこれ以上無い材料なんですから。

ただし、前述の朝鮮日報の記事を見る限り、
カギ括弧がついているのは

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「協議を通じて円満に妥結するという共通認識を持ち、緊密に協議することにした」

「世界遺産委員会の責任ある委員国として、この問題について協力することにしたため、 近いうちに両国代表が協議を行った際には詳細を公表できると思う」

「約3時間にわたり、(岸田氏と)双方の関心事について友好的、虚心坦懐(たんかい)かつ建設的な議論をした」

「(関係改善に向けた)両国指導者の強い意思を反映したということで(岸田氏と)認識が一致した」
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これだけしかありません。

日本側が譲歩するという言質を取ったとかそういうのはどこにも見られません。

外務省の発表か菅官房長官の会見を待つべきでしょう。



さて、お次はこちら。

【「任務拡大して自衛官確保できるか」民主・細野政調会長】
■細野豪志・民主党政調会長

 「徴兵制」についても、しっかりと議論しないといけない。日本はまさか、そんなことはないだろうと考えていた。しかし、ここ数日、いろんな議論がでてきた。

 今回、(安倍政権は)大きく安全保障法制を変える。集団的自衛権を行使し、(自衛隊の活動を)周辺に限定していたものを、「重要影響事態」ということで全世界でアメリカと行動する。後方支援もして、PKOも積極的に活動する。

 これだけ任務を拡大して自衛官が確保できるかどうか。これからものすごいピッチで進む少子化、人口減少は避けがたい。安全保障でやれることも、身の丈にあったことをしっかりやりつづけることを考えるべきだ。専守防衛の考え方のもとに。世界中でおこりうる戦争について、日本は関与することはやらない、踏みとどまるべきではないか。(盛岡市の街頭演説で)
(2015/6/21 朝日新聞)


【「憲法解釈変えたら次は徴兵制ですよ」民主・枝野幹事長】
 ■枝野幸男・民主党幹事長

 (安倍政権が、集団的自衛権を行使できるよう憲法解釈を変更する閣議決定をしたことについて)憲法解釈を都合よく変えてよいとなったら、次は「徴兵制」ですよ、みなさん。徴兵制だって、集団的自衛権と一緒で、憲法に明確に(禁止と)は書いていない。集団的自衛権は(憲法に)駄目と書いていませんが、長年の解釈で自民党自身もだめと言ってきた。いまは「徴兵制なんて考えていません。憲法違反」と、国会で答えている。だが、「(憲法は)苦役は駄目だと言っているだけで、徴兵は苦役じゃない、名誉だ」と言い出せば、憲法違反じゃなくなる。

 勝手にときの権力者の解釈で(憲法解釈を)変更できることにしたら、いずれ間違いなく、徴兵制は憲法違反じゃないと言い出す権力者がでてくる。そうなってからでは、遅い。(仙台市内の街頭演説で)
(2015/6/21 朝日新聞)


面倒なので二人並べました。

民主党が党として示し合わせて
「徴兵制になるぞ!いいのか!お前達は戦場に送られたいのか!」
と、60年安保の頃からずっと使われてきた手をまた持ち出して来ているだけです。
「不安を煽る」というのは扇動の基本中の基本です。
不安や不満を煽って煽って
「ではどうしたらいいのか」と嘘の回答を与えるのです。

この場合は
「徴兵制になりたくなかったら安倍の安保法制を潰すしかない。そのためには安倍を潰すしかない!」
というデマゴーグです。

細野豪志は3年くらいの間に
「我々はリベラルだ!」「我々は民主中道だ!」「私たちは穏健な保守だ!」と
国会内外で自分と民主党の政治姿勢をアピールしてきました。
短期間でコロコロ言う事が変わるのは
政治家として信念が無くて選挙の都合で主張が変わるだけの人だからでしょう。

で、今回は徴兵制を煽って自民の支持率を落とそうと、
そういう考えからこの幼稚な演説となったのだろうと思います。


先の年金機構の情報流出の原因の一つに
「全く仕事のできない社保庁からの横滑り組」
(いわゆる民主党の支持基盤層)
が大量に居るというのを挙げなければなりません。

その結果、大量の非正規を雇って代わりに業務を行わせていました。
そのためにそれら非正規に年金DBからデータをダウンロードしてきたものを渡して
それぞれに作業をさせていたわけです。

せっかく専用線にして別にしてあっても
そこからデータをダウンロードしてそれを一般回線に繋がっているPCで共有していれば
なんの意味もありません。
今回の年金情報流出はそれが原因となって漏れました。
マニュアル通りに入力するとかそういう代物ですらこの状態です。


徴兵制の場合を考えてみてください。

練度ゼロ。基礎体力もできていない知識レベルも一定していない。
徴兵制にしたらそういう人員が大量に来るのです。
それを使い物になるようにするのに何年かかりますか?
訓練についてこれますか?
訓練したって使い物になるかどうかすらわかりません。

特に専門性が求められる現代兵器、現代戦において
そんな人員が大量に送られて来ても現場は困るだけでしょう。


あと、民主党政権では航空自衛官の民間航空会社への再就職を止めていました。

民主党は天下りの全面禁止を叫んで政権を取りましたが、
真っ先に大蔵事務次官の斎藤次郎を郵政社長に天下りさせ、
さらには現役出向も解禁し、天下り拡大を行いました。

ところが「天下り斡旋禁止の方針に反する」という理由をつけて
自衛官の再就職については妨害していたためです。

再就職をできなくすることで自衛官になろうという人達をより減らそうと
そういう考えだったのかもしれません。

むしろ優秀なパイロットとして民間航空会社ではニーズが高いので
安倍政権になって再開されました。

そんな連中が自衛官が可哀想だの自衛官のなり手が減るだの言う権利あるんですかね?


今の国会での議論をわかりやすく例えたのがあったので
ちょっとご紹介させていただきます。