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何?

レポ書くはずが、なぜかとりとめのない駄文になってしまいましたが、時節柄なのでUPです。

ついに日経平均株価終値がバブル後最安値をつけました。じつに26年5ケ月ぶりのことです。NY株価は12年ぶりの安値。
いよいよ来るところまで来ましたね。

政界はワケわからず先行き不透明、世相は真っ暗。まだまだ景気は悪くなるという意見もどっちゃり。
実景気に半年は先行するという株価がこんなていたらく、金融もメーカーも、流通でさえもふかく傷ついたこんな状況では、たしかに景気急回復はないと思う・・・。

大型消費忌避の犠牲者としてまっさきにあげられる自動車産業。
でも、これについては、別の要素もあると思う。

自動車の数は増える一方。なしくずし的に導入された規制緩和で、トラックもバスもタクシーも増える増える。
世はオーガニックだの、ロハスだの、ヒーリングだの、そんなナチュラルでおだやかなライフスタイルがふつうにとり入れられていくなかで、いまだに排ガスや排気騒音をまきちらし走り回る膨大な数の自動車やバイク。
どう考えても自動車をとりまく世界は時代の感覚から一歩遅れていた。

バブル経済のなか、行き場をうしなった投機マネーはオイル市場に流れ込み、原油の高騰をもたらした。
高騰したガソリンの代替えをもとめ、ついに人々は穀物までも燃料とした。
不足した穀物と、投機マネーの穀物市場への乱入により、食料は世界同時高となり、世界中の人々を苦しめた・・・。

どうしても、どうみても、おかしい。矛盾だらけだ。こんなことはつづくはずがない。
そんなことはだれしも感じていたし、彼の自動車メーカーがいちばんよくわかっていたはず。
でも、ながいあいだ誰も本腰いれて取り組まなかった。その理由はきっといろいろあるのだろうけど・・・。

低価格ハイブリッド車や電気自動車の量産普及があるときやにわに脚光をあびたとき、人々ははたと気づいた。
「そんなら、それが出るまで待てばいいじゃん。」

半年後にインサイトが出る。1年後に電気自動車が出る。燃費ばっちり、環境にやさしく、しかも税制の優遇措置まであるらしい・・・。
そんななかで誰があえてガソリン車に買い換えますか・・・?

そんなのは日本だけの話かというと、そうじゃない。
ハイブリットはむしろ日本よりアメリカではやく普及したし、アメリカでハイブリットカーに乗るのは一種の社会的メッセージであり、リーダー層のステイタスシンボルだった。

だから、エコカーの途に踏み入ったらまっしぐら。
電池、電装、環境、マンマシンインターフェイスのすぐれた技術をここ一番で盛り込んで、グローバルスタンダードを制するのに一番ちかいところにいるのが、まちがいなく日本のメーカーです。

今日も日本の株式市場は、欧米勢と目される筋から大量の売り浴びせをくらいました。
でも、主力企業の株価はもう以前ほど落ちなくなってきている・・・。
すこしずつ、すこしずつ、底打ち感が・・・。

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株価がちょうどいまと同じ水準だった1982年頃。
世の中にはブライトでこ洒落た、こんな歌たちがながれていました。
日本1
日本2
アメリカ1
アメリカ2
アメリカ3
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