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■ お菓子の城温泉 「那須山源泉風呂」



<お菓子の城温泉「那須山源泉風呂」> (那須町高久甲4588-10、9:30~22:00(土日祝~22:30)、平日1,000円(16:00~ 700円)/土日祝1,200円(16:00~ 800円)、0287-62-1800)
入館料割引券あり

オフィシャルHP

東北道「那須IC」そばのテーマパーク「お菓子の城」内に2005/7/にオープンした日帰り施設。
ここはかなり前に入っていますが、レポがのびのびになっていました。

「お菓子の城」の広い敷地の一角にあります。
「お菓子の城」の温泉なので洋風のかわいい施設を予想していましたが、どうしてどうして、本格的な純和風のつくり。
ゆったりとした館内は古民家材と漆喰メインのシックな色調でまとめられた、質感の高いもの。


【写真 上(左)】 源泉の説明看板
【写真 下(右)】 空の足湯

ロビーを抜けて正面右手が女湯、左手が男湯の固定制です。
ほかに露天風呂つき貸し座敷(3室、別料金)や足湯もあります。

脱衣所も広くて快適。
広々とした2面採光の内湯は天井も高くて開放感あるきもちのいいもの。
それもそのはず「天井・梁には築100年以上の民家に使用されていた木材を使用し、湯殿にも青森ヒバや檜などを使用しております。」とのこと。
手前に洗い場、左手に大内湯(木枠石敷30人位)、右手に小内湯(同3-4人)、水風呂(カルキ感じず、17℃位で冷たい)。
露天ゾーンに露天(円形、木枠伊豆石敷12人位、東屋付)とフィンランドサウナ(女湯はミストサウナ)。露天の前は広~い芝生の庭で開放感抜群。デッキチェアもあります。
カラン14、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜18時で10人と、えらく空いていました。

内湯の2槽は木の湯口から熱湯を投入。槽内注排湯はよくわからず。
露天は湯口なく底面注入で底面吸湯+切欠きからの上面排湯。

お湯はどの温泉浴槽もほぼ同じイメージ。
ほぼ適温でわずかに茶色がかった透明。微薬品臭 or 樹脂系アブラ臭。なぜか味見しわすれました。
はっきりとしたツルすべはあるものの浴感のよわい軽いお湯で、なんとなくお湯に勢いが感じられません。
4g/kgの食塩泉にしては温まり感や濃度感がよわく、加水を疑うところですが、公式HPには「高温の源泉を薄めず100%の純度を保ったまま湯舟に注ぐために、二重構造になった管の一方から源泉を通し、もう一方から冷水を通すと、チタン鋼管の熱交換器により適温に下がります。この仕組みによって、源泉に一滴の加水もせず、全浴槽へ直ちに注ぐことが可能になりました。」と明記しているので、たぶん加水はないのでしょう。
ひょっとすると温泉成分が変化したのかも・・・。

クセもの湯だらけの那須高久エリアにしては個性に欠けるお湯なので、正直、温泉マニアにはいささかもの足りないかもしれません。
それでもカルキ臭はないし、館内も浴場もいごこちがいいので、ファミリーやグループにはポイントの高い施設だと思います。(ただ、那須にしては料金高めなのがネックか?)

Na-塩化物温泉 56.3℃、pH=7.7、157.1L/min(掘削揚湯)、成分総計=4.829g/kg、Na^+=1568.8mg/kg (96.29mval%)、Fe^2+=0.7、F^-=3.1、Cl^-=1633.9 (64.69)、HS^-=0.2、SO_4^2-=617.6 (18.05)、HCO_3^-=738.0 (16.98)、Br^-=2.3、陽イオン計=1629.0 (70.87mval)、陰イオン計=2995.1 (71.24mval)、メタけい酸=76.9、メタほう酸=103.2 <H16.4.12分析> (源泉名:那須山)

※「3万坪の敷地内より、泉温56度・毎分156リットル、日量230tの良質な源泉が湧出します。この豊富な源泉を全て那須山だけで使用しております。」(公式HPより)

〔 2009年3月19日レポ(2005年12月入湯) 〕
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