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■ 稲子湯温泉 「稲子湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<稲子湯温泉 「稲子湯」>
(長野県小海町稲子1343 、9:00~15:30(時間確認必須)、不定休、600円、0267-93-2262)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (長野の温泉宿(求人ジャーナル社))
紹介ページ (温泉みしゅらん)

北八ヶ岳の登山基地として知られるこの山の一軒宿は、お湯のよさでも定評があります。
松原湖から小海リエックスリゾートにのぼる県道480から看板に従って左手に分岐してのアプローチ。
分岐はたしか小海リエックスの上あたりかと思いましたがうろ覚え。

天狗岳の北東山腹、標高約1,500mのカラマツ林のなかに総木造のどっしりとした建物があります。
前庭のよこを流れる沢の河床が鉄分で赤茶に染まっていい感じ。


【写真 上(左)】 赤茶に変色した沢
【写真 下(右)】 玄関
     
奥にある浴室は男女別。
入口に温泉みしゅらんのクマオさんが解読された明治期の分析表が掲げられていました。
平日ながらハイシーズンなので混雑覚悟で突入するも、あらラッキー、男湯独占!
ただ、少しすると2人ほど入ってきて、出るときは入れ違いに10人ほどの団体がやってきたので、夏場にゆったりとお湯を楽しむのはむずかしいかも・・・。


【写真 上(左)】 明治期の分析表
【写真 下(右)】 浴槽

暗く小さめの浴室に赤茶に色づいた石造4人の小ぶりな浴槽。
カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。

浴槽のよこに真っ白なイオウ系の析出の出た冷たい源泉だめがあって、コック(常閉)を捻ると浴槽に源泉が注がれます。
脇にはコップもおいてありました。
湯口まわりはイオウで真っ白、湯口下は鉄分で赤茶色、こういうのはなかなかお目にかかることができません。


【写真 上(左)】 真っ白に変色した湯口
【写真 下(右)】 湯口の下は赤茶色

ベースは熱湯の投入+側面注入でお湯は加温がきいてやや熱め。
オーバーフローがないので槽内排湯があるはずですが確認できず。

微濁したお湯には白と茶色の浮遊物があり、金気臭+焦げ臭がただよいます。
冷たい源泉は、明瞭な炭酸味+微収斂味+僅微苦味+微金気味+僅微たまご味。
クラブソーダにたまご味と金気味を軽くプラスしたような清涼感のあるもので、クセになります。
炭酸臭+しぶ焦げイオウ臭+ラムネ臭の高峰温泉に似た絶妙な温泉臭。
キシキシ感のあるお湯は、肌に染み渡るようなデリケートな浴感があり、よく温まって、浴後は肌がキトキトになります。


【写真 上(左)】 浴槽への投入
【写真 下(右)】 洗い場

貴重な炭酸泉が過加温気味だったのは残念ですが、炭酸泉と硫黄泉の特徴が楽しめる個性あふれるお湯なので、わざわざ林道を長駆ドライブして行くだけの価値はあるかと思います。
ただし、立ち寄り可能時間が短いので要注意、事前TEL確認必須でしょう。

単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉(硫化水素型)(Ca-HCO3・SO4型) 7.6℃、pH=4.9、44.0L/min自然湧出、成分総計=1251mg/kg、Na^+=4.9mg/kg (15.00mval%)、Mg^2+=3.3 (19.29)、Ca^2+=13.5 (47.86)、Fe^2+=3.3、Cl^-=2.1 (4.38)、HS^-=0.02、SO_4^2-=17.3 (26.26)、HCO_3^-=56.8 (67.83)、陽イオン計=27.4 (1.40mval)、陰イオン計=76.6 (1.37mval)、遊離炭酸=1094、硫化水素=3.6 <H11.3.25分析> (源泉名:稲子湯源泉)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 小海町「親沢地区」の松茸 〕
山国、信州には松茸の名産地がたくさんあります。
小海町「親沢地区」でとれる松茸も「香り、味わいが良く、皆様からすばらしい評判をいただいております。」(町HPより)とのこと。
町が地区名まで挙げて名産品として推すのですから、相当な逸品では?

〔 2010/05/16UP (2004/09/10レポ (2004/07入湯)) 〕


E138.24.10.650N36.2.25.753
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■ 田中温泉 「しなの荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<田中温泉 「しなの荘」>
(新潟県津南町上郷上田乙2163、8:00~21:00、不定休、500円、025-765-2442)
オフィシャルHP
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (Yahoo!ビジネストラベル)
紹介ページ (MAPPLE観光ガイド)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (にいがた観光ナビ)
紹介ページ (るるぶトラベル)

越後妻有、津南町の信濃川沿いには小規模な温泉宿がいくつかあってここもそのひとつ。
アプローチはかなり複雑ですが、国道(R117)から看板に従いつつ行くとなんとなく着いています。

信濃川の川っぺりの段丘の上にあり、P(というか玄関前)はこのあたりの宿にしては広め。
地元では銭湯的につかわれているようで、回数券もあります。
親切そうなご主人に料金を払い廊下おくの浴場へ。

浴室の扉を開けたとたんにやわらかな湯の香と溢流して内床を洗うお湯に期待が高まります。
二面採光のあかるいいい浴室です。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 小浴槽

浴槽は手前の内湯(みかげ石枠タイル貼10人弱)とおくの小浴槽(鉄平石造2-3人)があり、別室の小浴槽は前に池があって半露天のようになっています。
カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で独占。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 ザコザコ

内湯は岩の湯口からかなりの量を投入。
小浴槽は本来の湯口は止まっていて、内湯の湯口から引いたホース経由での投入。
ともに槽内吸湯口はあるものの作動なく、おそらく投入全量を潤沢にオーバーフロー。
お湯の鮮度感からしても加温かけ流しでは・・・?


【写真 上(左)】 内湯の湯色
【写真 下(右)】 小浴槽からの眺め

やや熱め(小浴槽はぬるめ)のお湯は麦わら色で白い浮遊物がただよいます。
小浴槽は内湯より浮遊物の量が多く、色も白~灰茶色と多彩。
お湯の鮮度は投入量の多い内湯のほうが高いです。

微重曹味+イオウ系たまご味。モールがかったやわらかな湯の香に甘イオウ臭が加わります。
アルカリのヌルと重曹のツルがダブルに効いたかなりのヌル(ツル)すべ湯で入りごこちは抜群。ただ、内湯はちと加温がきついかな?

イオウ重曹泉の味わい豊かなお湯は、レベルの高い信濃川沿いでも上位に入る良泉だと思います。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 35.8℃、pH=8.7、430L/min掘削揚湯、成分総計=352.9mg/kg、Na^+=75.4mg/kg (92.11mval%)、Fe^2+=0.7、Cl^-=17.6 (14.16)、HS^-=0.8、HCO_3^-=142.2 (66.01)、CO_3^2-=18.6、陽イオン計=82.8 (3.56mval)、陰イオン計=181.6 (3.53mval)、メタけい酸=88.1、硫化水素=0.02 <H15.12.18分析> (源泉名:田中温泉2号源泉)

<温泉利用掲示 (館内掲示・オフィシャルHP)>
「しっとりとすべすべしたお風呂は、源泉かけ流し(加温)」
「この温泉は、源泉をそのまま利用しています。」

■ブランドグルメ
〔 雪下にんじん 〕
津南の特産品として有名な「雪下にんじん」。
3~4メートルも積もる豪雪の下で越冬させ、春先の3月から4月にかけて除雪して収穫する豪雪地、津南ならではの逸品です。
普通の人参にくらべ糖度が2度程も高く、歯切れよく、人参特有のクセが少ないとされていて、ふつう生食用人参としてつかわれます。ジュースやジャムなどの加工品も人気があります。
(「魚沼良品農場」HPなどを参考。)

〔 2010/05/16UP (2005/05入湯) 〕


E138.37.44.506N36.59.59.530
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