関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 原木田鉱泉 「松扇」 〔 Pick Up温泉 〕
<原木田鉱泉 「松扇」>
(いわき市小名浜岡小名字原木田7、要事前確認、500円、0246-53-3869)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (Yahoo!トラベル)
いわき名物自家源泉鉱泉宿のひとつ。
場所は、小名浜漁港からいわき湯本方向へ向かう道の右手にある中村病院の1本裏手の道からアプローチ。
住宅地の道は入り組んでせまく、えらくわかりにくいです。
狭い路地を曲がると、唐突にかなり広い敷地とこれまた予想以上に立派な建物があらわれてびっくり。
庭には泉源らしきものがありました。
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 泉源?
日帰り入浴できるかもわからなかったので、偵察かたがたノーアポで突入。
ちょうど夕方だったので浴室は宿泊客で大混雑。
「少し待ってもらえれば・・・」と気の毒そうにお宿の人。
すこし交わした立ち話のなかで、廃業の情報があった地切鉱泉についてダメもとで尋ねてみると、なんと営業していて日帰りもOKとのこと。
そ~いうことなら、「先に地切を攻めて、あとでまた来ます(笑)」ということで快諾を得たので、一旦、地切を攻めてから再突入。
ちょうど夕食どきだったので、男女湯とも独占でじっくりとお湯を楽しめました。
【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 男湯入口
廊下のおくにふたつの浴場。手前が女湯、左に曲がったおくが男湯。
脱衣所、浴室ともにこぢんまり。なるほど、これで混み合っていたらつらいわな。
【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯
浴場は中庭に面しているもののやや暗めでややこもり気味。
赤みかげ石枠タイル貼3人のごぢんまりとした浴槽で、熱湯の強力注入とたぶん側面パイプからの排湯でオーバーフローはありません。
べつにぬる湯カランと水カランがあって、ぬる湯カランは源泉のような感じがありました。
カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜18時で独占。
【写真 上(左)】 男湯の浴槽
【写真 下(右)】 カラン
ほぼ適温のお湯はうすく緑茶色ににごって、こまかな気泡がただよっています。よわめながらアワつきもありました。(源泉起源じゃないかもしれぬが・・・)
石膏系のほこほことした味+収斂味+微苦味によわく苦っぽい漢方薬臭+ごくよわめのイオウ臭。成分の複雑さを感じさせるえらくデリケートな味臭です。
アルカリ泉系じゃない弱ヌル+きしきしに、ただごとじゃない染み入り感とつよいあと曳き感のあるクセモノ湯はモロ好みで、でるにでられず。
正直、泊まって長湯モード全開にもちこみたい衝動に駆られました(^^)
【写真 上(左)】 源泉カラン?
【写真 下(右)】 湯色
このときは、重曹泉系のアルカリ泉という先入観があり、分析書を確認しないで入ったのですが、イメージとはぜんぜんちがう浴感。
???と思いつつ浴後に確認すると、pH=4.5の弱酸性明礬泉系。ふ~ん、どうりでただならぬ存在感があったわけじゃわ。
はっきりいってこれは名湯。
クセモノ揃いのいわきの鉱泉でもかなり上位に入るお湯だと思います。
お宿の人は親切だし、大広間にセットされてた料理も美味しそう。お湯もこの実力なので、さりげに固定客が多い人気宿なのかも・・・。
日帰り受け入れ時間は↑のように宿泊客の具合を見つつなので、要事前連絡かと。
わかし湯なのであまり早いとお湯を入れていない可能性があり、夕方は↑のような状況が予想されるので、宿泊客宴会中の18時すぎが狙い目かと。
石膏泉(Ca・Na・Mg-SO4泉 ※ 筆者加筆) 13.5℃、pH=4.5、湧出量不明、総計=1749mg/kg、Na^+=159.9mg/kg (25.91mval%)、Ca^2+=206.8 (37.33)、Mg^2+=81.81 (25.07)、Al^3+=12.33 (5.11)、Fe^2+=1.500、Cl^-=37.31 (4.37)、HS^-=0.000、SO_4^2-=1102 (95.39)、陽イオン計=517.1 (26.84mval)、陰イオン計=1142 (24.05mval)、メタけい酸=48.23、硫化水素=0.000 <S47.3.27決定> (源泉名:不明)
<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
■ブランドグルメ
〔 いわき沖のホッキ貝 〕
見た目はいまいちながら、すこぶる味のいい貝として食通に人気の高いホッキ貝(北寄貝)。
北海道のイメージがつよい貝ですが、いわき沖のものも名産として知られています。
遠浅のいわき(常磐)沖では主に底引網で漁獲され、旬は解禁の6月から年内まで。
貝焼きや炊き込み飯も美味しいですが、なんといってもおすすめは刺身。鮮度のいいものを選んで食べたいものです。
(「大川魚店」HPなどを参考。)
〔 2010/05/25UP (2009/04入湯) 〕
E140.54.6.416N36.57.30.010
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