ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

H29.4.29(土) 浜田散策

2017-05-07 | 中国、四国
 島根県西部、石見というところは、気軽に行けるところではない。

 山陽新幹線と高速バスを組み合わせれば、あるいは飛行機を使えば、昼前後には主な都市には到着できるが、なかなか乗る機会がないJRの陰陽連絡線を使わず高速バスや飛行機を使っていくのは反則(?)のようにも思ってしまう。こんなことを考えてグズグズしてしまい、先延ばしになってしまうエリアである。

 そんなことで、あまり縁がなく、江津と浜田はどちらが西だっけ、と位置関係が怪しかったり、出雲市から萩市まで、各都市間の距離感がピンとこないのだが、この際、あまりなじみのない石見地方に泊まってみようと思った。
 この中でも、浜田という町は、江津や益田と違って陰陽連絡線は通っていないが、高速道路は通っているし、大田、江津、益田よりは少々規模が大きい。どんな街なのか気になっていたので、今回、浜田駅近くのホテルに泊まることにした。

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 三江線に乗った後、石見国分寺・石見国分尼寺を散策し、浜田駅には17時過ぎに到着した。
 まだ明るいので、日本海の夕焼けが見えるところに行ってみることにした。ホテルに荷物を置き、浜田駅17時30分発の石見交通、江津駅行きに乗車し、畳ヶ浦口で下車した。

 バス停から集落を抜けて、10分程歩くと、畳ヶ浦の入り口に着く。


 千畳敷と呼ばれる波食棚までは2本のトンネルを通って行く。


 1本目のトンネルは直線で、通り過ぎると浸食された岩の間から海が見えるところが現れる。


 上の写真と同じ場所からもう一つ、浸食された口が見える。

 2本目のトンネルは曲線が入っており、電灯が消えるとヤバイぞ・・・この電灯は何時まで点いているのだろうか・・・と気になりつつも千畳敷まで行ってみた。


 千畳敷ではこのような奇妙な岩が無数に見られる。







 さて、夕焼けの日本海。


 カールビンソンの姿は・・・と思ったけど、船一隻見当たらず。
 太平洋側のナントカ岬といったところに行くと、必ず大型船の姿が見えるが日本海側は船が少ない。




 太陽が水平線を沈むまで見ておきたかったが、先ほど気になったトンネルの電灯がどうなっているのか見に行くと、案の定消灯されていた・・・。
 これはまだ光が残っているうちに突破しなければならない。

 一回、トンネルに入ったが、トンネルが曲がっているため少し入ると真っ暗になってしまい、これは参ったぞと思い、一回外に戻った。


 しかし、海岸を歩いても日没までは数分の猶予しかないし、歩けるような海岸が続いているとは限らない。
 トンネル壁面に手を当てて、壁伝いに歩いて行くことにした。

 なんとか真っ暗なトンネルを通過し、ホッとした。
 夕景を見に行く人は懐中電灯のご用意を(携帯電話・スマホの光はブラックホールに吸い込まれるようなものなので・・・)。

 畳ヶ浦口18時58分発の石見交通周布行きに乗り、浜田駅で下車。

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 浜田駅においてある浜田の観光パンフレットをいくつか取ってみると、「のどぐろ」が食べられるらしい。
 「のどぐろ」はてっきり金沢の食べ物だと思っていたが、浜田の近海でも取れるらしい。


 駅の近くの飲み屋に入り、「のどぐろ」と「赤てん焼き」を注文。
 酒は大田の「開春」という銘柄にしてみた。
 これまで、浜田という街はほとんど何も知らなかったが、何気においしいものがあるではないか。また、来ようと思った。

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 食後の散歩に、駅に行ってみると瑞風のPRボードがあった。


 このポスター、江津や浜田のあちこちで見かけたので、記念に。




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