ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

H29.4.29(土) 三江線

2017-05-07 | 中国、四国
 これまで三江線に乗ったのは、平成13年12月の一回のみである。
 その時は、朝は津和野を出発し、江津から三次行に乗っている。

 車両はキハ120だったが、天気は曇だったこと、車内が暑かったこと以外覚えていない。
どこかの駅で、おそらく石見川本だったと思うが、10分ほどの停車時間があり、ワイシャツの袖をめくって車外に出たところ、駅員か運転士に「寒くないですか、どちらから」と聞かれたことだけ覚えている。

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 そんな三江線が来年3月末に廃止される。
 GW前半、天気がいいところは中国地方だったので、三江線と、ここ10年近く行っていない島根県に行ってみることにした。

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 三次には前日の28日に前入りした。
 16年前も三次に泊まっているが、どこに泊まったのか記憶がない。


 しかし、駅舎も駅前広場も比較的最近リニューアルされたようだ。




 三次18時59分着の三江線429Dが到着したので、駅前広場から三列車並んだところを撮っておく。


 29日の朝、ホテルで朝食をとる前に馬洗川に行き、浜原発421Dを。


 ホテルに戻る途中、広島銀行の広告を見かけたけど、広島らしい。


 三次は昭和47年に水害があったようで、街中には浸水深を示す表示があちこちに見られた。水量豊かな河川があると時々水害に見舞われるのだろう。


 江津発の423Dが三次駅に入ってきた。


 出発までホームをウロウロし、車内に戻ると、隣のボックス席から声をかけられた。
 なんと、大学の同期である。
 20年経っても行動は変わらないようである。

 さて、尾関山を過ぎると江の川に沿って走るが、25km/h制限区間が多く、非常にゆっくりしている。
 16年前に乗った時よりも、だいぶ速度を抑えているような気がした。


 116段の階段がある駅で知られる宇津井駅に着くとホーム上に10名以上おり、乗って来るのかと思ったら、大半は列車を見送っていた。


 12時18分、石見川本駅に到着。
 大学同期に同行者がおり、3人でお目当ての食堂に行くことにした。
 同行者は、やはり同じ大学の同期であった。


 こちらの方面は詳しくないのだが、ホームと駅前の観光案内所に一体づつあるので、ご参考まで。




 たっぷり江の川を堪能できる路線で、似たような景色が続くためか、あまりにゆっくり走るためか、寝ている客が多い。
 ただ、谷間の向こうに三瓶山が見える区間もあり、地形図と見比べながら景色を見ていると退屈しない。


 江津が近づいてくる。
 江の川は、平野を作らず海にそそぐ、と言われているが、確かに谷部と日本海の距離が短いことがうかがえる。


 14時54分、江津に到着。大変満足。


 もう一度、行きたいなぁ、と思っているが、石州瓦の家並みを入れて撮りたいなぁ、というのと、石見川本は石見銀山に近いので、あわせて行きたいなぁ・・・。


 家に帰ってから昔の時刻表を見てみると、95年にキハ120を導入したものの、その後、駅間所要時間が徐々に伸びてきていることが伺える。


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