シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

映画を見るということ

2008-04-11 16:52:25 | TV・ビデオ・映画
友人から、映画を見ませんかと誘われた。


私は、映画をほとんど見ない。
テレビもそれほど見ないほうだが、
映画となると、これまでの人生で、
見た数は限られる。

テレビの映画も見ないのだから、
映画館に行って・・となると、
本当に、数年に一度、
オリンピック並みの間隔である。

先日、知人の娘さんを連れて、
映画館に、サンリオ系のアニメを見にいったが、
これが、私の記憶では、
「ターミネーター2」以来だった。

ターミネーター2自体が、
いつ見に行ったか忘れてしまった。
10年以上経っているかもしれない。


映画が、嫌いというわけではない。
ただ、
どこかで拒否反応を示している気がする。
それは、映画ではなく 「映画館」にだ。

まず、「大きな音」だ。

私は、幼少の頃、
花火大会の花火の音に驚き、大泣きした。
それ以来、ピストルの音や風船の割れる音、
雷の音などが大嫌い。
いわゆる「トラウマ」なのだ。

映画館の大音量・・、
いや、そんな大きくはないのかもしれないが、
私は、かなりドキドキしながら聞く。

次に、
上映中、身動きできない辛さ。
横になれず、足を投げ出せず、
リラックスできない姿勢がしんどい。
ものを見る時は、コーヒーを飲みポテチを食べながら、
くつろいで見たいのだ。

最後に、
大勢の人が、一斉に同じ画面を見ているという、
「摩訶不思議」さ。
これでは、
大声で笑えない。思い切って泣けない。

根本的に私は、
俳優や映像よりも、
ストーリーで入っていくほうなので、
映画というものを、楽しめていないのかもしれない。


でも、今まで見た映画で、
一番良かったのは、やはり「アマデウス」。
これは、TVで見たものだが、
モーツァルトを崇拝する私には、一番の作。

このブログのIDにもなったのだから・・。

古い映画なら、
「ベン・ハー」とか、「猿の惑星」も見入った。
やはり、ストーリーが好きで見たものだ。


これも古い映画だが、
『夫婦』という、フランス映画があった。
1969年・ベルナール・ポール監督の映画だ。

ある人妻が、
息子の学校の担任の先生に恋をする。
その先生は、「パッヘルベルのカノン」が好きで、
いつも聴いているという。

人妻は、
夜になると先生を思い出し、
自分も「カノン」を聴く。
そのメロディと、愛しい先生の顔がオーバーラップする。

そんな内容らしい。
見た事はないが、一度見てみたい。
こちらは、私のここでの名前。
高校時代、「カノン」を聴きながら、
好きな子にラブレターを書いたことに由来する。

『夫婦』を見れば、
この人妻の気持ちがわかるかもしれない・・。


映画・・。
久しぶりに見に行ってみようかな・・。
食わず嫌いにならずに。

映画大好きな友人が、この記事を読んだら、
あきれて笑い出すかもしれない・・。


写真は、「クローバーフィールド/HAKAISHA」。
調べたら、今、一番人気のある映画らしい。


調べなければわからない私・・。