シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

○り鉄?

2016-05-22 07:00:50 | 旅・町歩き
初夏、どこへ行くにも良い季節だ。

鉄道が好きな私だが、
最近、鉄道マニアを細分化し、
「撮り鉄」だの「乗り鉄」だのと呼ばれている。

撮影専門、乗るのが専門、
あるいは時刻表研究が専門など、
鉄道マニアは、鉄道全般に興味があるようでいて、
実は熱心になるジャンルが細かいようだ。


私は何だろう・・?と考える。
撮影はほとんど興味がない。
乗り鉄というほど、乗っていたい訳ではない。
車両にも興味がなく、新幹線の何系か区別がつかない。

あえていえば、「地理連動鉄」(地り鉄)?か。

地図と照らし合わせて、路線の形や歴史を調べたり、
地形的に面白そうな場所は、実際に行ってみたりする。
スイッチバックやループは、
山国日本の、交通の歴史を知ると面白い。

学校の地理の授業は、
地形の名前を覚えさせたり、
国と首都の名前だの、気候区分だのと、
正直「これでは地理好きが減る」と思わせる内容だ。
もっと身近な、道路や鉄道の歴史から教えるほうが、
楽しいものになると思うのだが。


もう一つ、廃線にも興味がある。
全国各地で、国鉄時代に建設された路線が、
次々に廃止されている。
これらを調べたり辿ったりする旅も好きで、
こちらは「去り鉄」とでも言うのか。

東京には、貨物の線路が多かった。
汐留や品川など、貨物の宝庫だったが、
トラック輸送に押され、こちらも次々に廃止され、
跡地は、お定まりの新開発街とやらになっている。

東京の貨物線路跡はほとんどなく、
越中島付近と、春海橋に遺構がある程度だ。
時々この付近を訪れる。
墓参りに行くような気分になる。


北海道に新幹線が延び、
JR各社が競うように、超豪華列車を走らせようとしている。
地り鉄で去り鉄の私には、
1分でも早く着く旅や、
豪華な食事や、ゆったりシートなど関係ない。

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