AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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ぱやぱや

2008年11月21日 | まったり邦楽
小島麻由美はんの2年前の新作『スウィンギン・キャラバン』を今さらながらヤフオクで入手。
本作を聴いてみて、まぁやはり従来通りという感じで、相も変わらずのこじまゆスウィンギンポップワールドが展開しております。
まぁ私のようなオッサンがこういうの好んで聴いてるは、変に思われるかもしれませんが・・・
ヴィレッジヴァンガード(アメ村店)で、彼女の歌を耳にした時はホント衝撃でした。
「このヴォーカルは、キテるな!」と。
(しょうもないカヴァーアルバムばっかタレ流している近所のヴィレヴァンではまずかからないが)

まぁ昭和歌謡とか、レトロ系音楽とか、そういうのたまにやる女性ミュージシャンって結構いますよねぇ。椎名林檎とか中島美嘉とか。
Coccoなんかも最近“Swingin' Night”みたいなタイトルからしてなんのひねりもない曲をやってしまったり。
なんてゆーか自分の音楽の幅みたいなのを知らしめたいのかなぁ。まぁそこそこ上手に歌いこなせてるんだけど。
でも正直こういうのって後々聴いてたらなんか気恥ずかしくなってくるんですよね~、なに背伸びしてオシャレ気取ってんの?って。
その点小島麻由美さんはやっぱ違いますな。この道の女王というか、100歩くらい先を行ってますよ。はっきりいって天才。

今回の作品でもその筋の玄人達による演出感タップリの演奏をバックに、こじまゆ流スキャットがシャバドゥバァ~と炸裂しておりやす。
全体的には初期のガーリー的な楽曲に戻った感もありますが、#3“chakachaka”の歌いまわしなんか聴くと、やっぱその表現力にもダテに10年やってないというような成長が見られます。なんか歌に少し優雅さが具わった感じ。
昭和キネマ風ドダバタファストナンバー#5“トルココーヒー”のハジけ具合なんかは今までにないくらいに常軌を逸している。
あと、#7“赤い帽子”の「続くはずもないもやもやのかたまり♪」てフレーズ、ゆらゆら帝国っぽいネチっこさがあって、この病んでる感じがドストライク!

ただオシャレにアダルティーに歌いこなすのではなく、ちゃめッ気とかピュアさが溢れてるところが他とは一線を画してるんだと思う。
やっぱ小島はんぐらい個性とセンスがないと、こういうのはやっちゃダメですよ、カッコ悪いから。

まぁ少々変化も期待したいところだが、これ程の個性あふれるヴォーカルセンスを持ち合わせた女性歌手が他にいるかと言われると殆ど皆無に近い現在、貴重な存在となりつつあるのでこれからもこの調子で突き進んでもらいたい所存である。





今日の1曲:『赤い帽子』/ 小島麻由美

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2 コメント

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Unknown (シュガーレス)
2008-11-23 17:57:26
私も小島麻由美大好きです。女性歌手で一番好きです。
何度聴いても彼女のスキャットには心をかき乱されてしまいますね。#2とか甘すぎて死にます;

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>シュガーレスさん (あましん)
2008-11-24 19:45:08
コメント有難うございます。

シュガーレスさんもこじまゆファンだったんですか!
しかも女性歌手で一番という程の惚れ込みようとは・・・

彼女の歌を初めて聴いた時、邦楽にもこんなポップでいい音楽があるんだと感激して、aikoファンのやつに聴かせたら見事却下されました(笑)。
やっぱ一般的にはディープ過ぎるのかなぁ・・・
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