AMASHINと戦慄

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みどりの日

2022年05月04日 | まったり邦楽
GW前、どうしようかなと迷ってたけど、明日開催のOTODAMAに1日だけ参戦することを決意しました。

もちろんCoccoが出演するってのもあるんだけど、今月ワンマン行くしそれだけが決め手だったワケではなく、Little Creatures、TESTSETのステージなんかも興味深いし、そして、昨年約20年ぶりに再集結したAJICOが出演するっていうのがデカかった。

なので、10数年振りくらいにAJICO唯一のアルバム『深緑』をクローゼット奥の棚から引っ張り出してきて鑑賞。


AJICOは、UAと元BLANKEY JET CITYの浅井健一を中心とした男女4人で構成され、リズム隊には、近年はGOMA & The Jungle Rhythm SectionやCoccoのサポートなどでその卓越したプレイをよく拝見している椎野恭一氏、RIZEに在籍していたアップライトベースの使い手TOKIEという、いわゆるスーパーユニットバンド。




あの時代、90年代に名を馳せた日本のロックバンドが次々と解散していって、その後、そのイケてるモン同士がバンド組むっていう、スーパーバンド現象が流行ってたような気がする。
ROSSO、LOSALIOSとか、、あと特撮、東京事変は・・・・ちょっと違うか。

まぁ自分はこの頃、もうちょっと違う方面のジャンルの邦楽にハマっていた時期で、この辺のユニットの音源はあまり把握できてなかったんであるが、この現象は90年代初頭に流行った、外タレスーパーメタルバンド現象(Blue Murder、Damn Yankees、Badlands、Bad English...etc.)になんとなく似ているなぁ~なんて思っていた。


実はブランキーはベスト盤とか一応所持してるんだけど、数曲カッコいいなと思うもなんかあまりハマらなくて、UAもよく聴いてたのは『うたううあ』くらい。
ベンジーはソロの時のステージも観てて、とにかく凄くカッコいいギターを弾くなぁ~って一目置いてて、UAはSalyuと同系統の声質で割りと自分好み。
それぞれの要素は好きなんだけど、楽曲がピンとこなかったというか。

AJICOのアルバム『深緑』は、当時その両者が合わさったらどうなるのかと興味持って手を出したんだと思う。
で、アルバム全体的にけっこう気に入って、よく聴いてた記憶がある。
ただ、ちょっと全体を通して暗すぎるきらいがあり、聴いてて気が滅入ってきてなんかその内全然聴かなくなってしまった。


今回改めてじっくり聴いてみて、やっぱこのウェット感とオルタナ感はカッコいいなと。
80年代の歌謡曲、90年代初頭に流行った邦楽とは明らかに一線を画す意識の高さが、サウンド面や楽曲に表われている。




楽曲ごとにリード、コーラスが入れ替わるヴォーカル2人のローテーションの絶妙さもさることながら、バックのリズム隊も素晴らしい。
ゴーストノートをフンダンに効かした椎野氏のシャッフルビート、そしてTOKIEさんのフレットレス感バリバリの卓越したアップライトベースが楽曲全体を格調高いものにしている。
もちろんベンジーのラフで病んだギターも炸裂している。


いやいや、ほんまにスーパー。イケてるユニットってこういう人たちのことを言うんだな。
ちょっと長年こんないい作品放置し過ぎたことを猛反省。


昨年出した新曲は・・・ちょっとEDM入ってる?
これも2008年からの影響なのか。


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