AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

大阪名物TTF

2013年02月11日 | コンサート
ROCK STAKK RECORDS/RIVERGE主催の、関西限定B級スラッシュメタルの祭典「TRUE THRASH FEST 2013」にようやく初参戦。
いや、今までドストライクなバンドがなかなかなかったもんで、近場であるにも関わらず、ずっと参加を見送っていたが、TTFリピーターの知り合いからは、「そんなん関係なくライブ来たら絶対楽しいから!」と何度も誘われていたので、いつかは参加せねばとは思っとったんです。
今回は、クトゥルー愛好家であり、モッシャーでもあられるメタル夫妻が関東からかけつけられるとのことだったので、これはいい機会だと思って社会勉強も兼ねて江坂まで馳せ参じたわけで、まぁ関西の知り合いも何人かおるだろうと。
江坂に着いてから気づいたんだが、江坂MUSEつったら、二十歳の時に※ツレのバンドのライブで一度訪れたっきりで、場所を全く把握してなかった。でもTTFのチラシを持参していたことにふと気付き、そこにちゃんと地図が載ってたので助かった。
とりあえず腹ごしらえしにマクドに入ると、メタルロゴパッチをコラージュしたデニムベストを身にまとった外人軍団が店の中央を陣取っているのに遭遇。
ひとり、2メートルはあろうかと思われるレスラーみたいな長身の男がいて、店を出るとき自動ドアのところで頭をかがめていたのには愕然とさせられた。この時はVIOLATORのメンバーかなと思っていたんだけど。

会場入りすると、今回ドタキャンしたマレーシアのバンドNIGHTWOLFの代替えとして、急遽来日したオーストラリアのスラッシュメタルバンドHELLBRINGERのライブがちょうど始まろうとしていた。
んでステージを見やると、さっきマクドで遭遇したノッポがおるではないか!ステージ上でも一際目立っており、レスポールがウクレレにしか見えないという(しかもサウスポー)。
こんなマイナーなスラッシュバンドではなく、バスケの選手かレスラーを目指していたなら、それなりの成功を収めていたのではないかと。どこでどう道を誤ったのか?つかスカウトされなかったんかな?

HELLBRINGER。中央にいる人物はメンバーではなく、ステージダイバー。


ただ、今回出演バンドの中では個人的に一番のお気に入りバンドで、初期SLAYER、あるいはDESTRUCTION直系の悪魔主義的スラッシュスタイルを踏襲しており、まさにドストライク。この坦々とした曲運び、はっきりいって今のDESTRUCTIONよりも好み。今度アルバム買おうかな。


そして出ました日本の女帝スラッシュバンドJURASSIC JADE。


実はHIZUMIさんのまだスリムだった頃のステージを学生の頃に目撃している。その頃のジュラシックは結構人気があって、HIZUMIさんも活きのいい姐ちゃんという感じでライブもけっこうワッショイワッショイ盛り上がっていたように記憶している。現在のHIZUMIさんは、妖しい占い師か魔女みたいな落ち着いた雰囲気が備わっており、妖気漂う独特の空気を会場にもたらしていた。最後に演奏された“鏡よ鏡”は、今フェスの中で私が唯一知っている曲だった。


ブラジルの狂犬VIOLATOR。今回2度目のTTF出演である。


まぁこのバンドが、マイナースラッシュフェス的には一番趣旨に合ってるバンドであろう。盛り上がりも物凄くて、モッシュも一番激しかったと思われる。
演奏そのものは、デタラメ感が否めなくメリハリもクソもなくてひたすら突っ走り続ける。でもTTFリピーターにとっては、こういうのが一番たまらないんだろうね。これぞTRUE THRASH!!てな感じ。しかし、ヴォーカルの謝辞の言葉がやたら多かったな。


スラッシュのフェスには、こういったガスマスク野郎なんかも跋扈する。ボヤ騒ぎになっても安心だね。



そして、オオトリのカナダのメタボリック親父バンド、EXCITERの登場。


オリジナルメンバーはすでにひとりしかいないようだが、それでも辞めずに約30年もの長きに渡ってオールドスタイルの漢メタルを貫いているこのひたむきさは、同郷のANVILと重なるものがある。
「メタルなんちゃら!」「ヘヴィー・メタール、なんちゃら!」って感じのまったりナンバーが多く、スラッシュフェス的にはアレだが、さすがベテランだけあって演奏には燻し銀の安定感があり、ここまでどメタルなバンドのライブを拝めるのも、そうそうあることではない。
舞台袖で見学していた若手バンドの連中も物珍しげに見ていらして、最後EXCITERのメンバーに無理矢理ひっぱり出されて「いや、この曲知らないんだけど」てな感じで戸惑いながらも、とてもわかりやすいサビの部分を一緒に歌ってらっしゃいました。


どうです?とっても楽しそうでしょ?
全国のスラッシャーの皆様も、来年はぜひ、大阪江坂においでやす~?


【注】
※「ツレ」というのは、関西では「友達」のことを意味します。今回、関東から来た方と話をしていて、危うく私がモーホーであると誤解を受けそうになったので、一応。
しかし、今まで関東の人が当ブログの記事を読んで、私に対してそういう印象を持たれていたのかと思うと・・・・・ハズカシーーイ!ピヨピヨっ。



今日の1曲:『Hellbringer』/ Hellbringer

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4 コメント

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Unknown (アンジェ)
2013-02-12 11:04:46
お疲れ様でしたーーーヽ(=´▽`=)ノ
いやーさすがにあましんさんのレポは面白いwww

TTFは私も毎年気になっててなぜ大阪だけなんだ・・と
何度悔し涙を流したか・・
今年はカーンがうまいこと3連休ということもあり
ここで行かなきゃ損だと思った次第です。
あましんさんに会えたし行ってよかったーーー!
さすがにTTFは濃いスラッシャーばかりでしたね。
会場入ってイチバン最初に濃いっっ!と思いましたよw
スラドミだとさすがに一般的(というのもアレですがw)
有名ドコロのバンドばかりですからね、
TTFはディープ感が良かった!

ツレの話も、家に帰ってからもカーンと話題になりましたよwwww
「ツレがうつになりまして」という本もありますし
夫婦の事かなーと(笑´∀`)イヤハヤww

また今度ぜひ会いましょう!
スラドミにもぜひお越しくださいませ(^^)
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>アンジェさん (あましん)
2013-02-12 22:45:15
大阪遠征お疲れ様です!

TTFはRockStakkのスタッフの個人的趣味とコネから成り立っているイベントで、
ほぼ商売抜きで企画してはるので、大阪限定は致し方ないのかと。
関東限定メタルイベントに対する当てつけもあるかもしれませんw

僕としてはもうちょっとメジャーどころの、
たとえばTANKARDとか呼んで欲しいんですが、
「TANKARDのギターは性格悪いから呼ばない」のだそうです。

標準的に見てツレというのは「つれあい」、つまり結婚相手を指しますから、
アンジェさんが僕のことを既婚者だと思ったのは、最もなことですね。
あの食い違いは、東西の異文化が垣間見れておもしろかったです!
まだ話し足りなかったなぁ~

またお会い出来る日を楽しみにしております!
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Unknown (カーン)
2013-02-14 21:39:56
お疲れ様でした~^^
ひさしぶりに会えて良かったです^^

急遽参戦されたんで予習するヒマ無かったですね
ライブも楽しかったですけど濃いスラッシャー見るのも面白かったですよねww

メンツ次第かもしれませんが
また来年も行きたいと思ってます!
返信する
>カーンさん (あましん)
2013-02-16 08:15:39
その節は、VOIVODTの僕を見つけて下さってありがとうございます。

TTFは以前より参加せねばならぬと思っていたので、
カーン夫妻が遠征されたことは、いいキッカケとなりました。
まさに真のスラッシャー達が集う聖地!ってな雰囲気があり、いい体験となりました。

また、来年のTTFで会いましょう!(僕もメンツ次第です)
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