宮城で、楽天イーグルスと巨人ジャイアンツの日本一を決める熾烈な頂上決戦が繰り広げられていたちょうどその頃、こちら大阪でも、80年代末の同時期にこの世に出現した日本の2大猟奇バンド、筋肉少女帯と人間椅子との世紀のカルト対決が繰り広げられていたのをご存知だろうか。
まぁ全然行く気なかったのですが、ヤフオクでチケットがけっこう安値で出品されてて、一応入札しといたら思いがけず落札できてしまったので、この珍奇極まりない歌合戦に立ち会えることに相成ったわけでございます。
日はよく、3連休のちょうどど真ん中。生憎の雨模様だったが霧雨に近い感じで傘をさすほどではなかった。
今回の会場はキャパ1000人程度のBIGCAT。アメ村のBIG STEPに着くと、思いがけずちょっと大きくなったPerfumeの3人が出迎えてくれて、気分は上々。
って、待てよ・・・・・・
し、しまったー!!ドームライブのチケット一般発売、今日だったー!!
会場付近に集まった客層は、やはり人間椅子の単独の時とは様子が違っており、まぁ学生時代、クラスにとけこめなかったっぽい感じは一緒なんだが、筋少ファンの方は、なんと形容していいのか、内面を外にさらけ出してる感じ?わかるかしら?
あと、ジャーマンメタル系のTシャツ着てるのも多分筋少ファンだろう。
開演は5時スタートと、けっこう早め。もちろんトップバッターは我らが人間椅子。
まず、新譜『萬燈籠』からライブで絶対盛り上がる“新調きゅらきゅきゅ節”そして“ねぷたのもんどりこ”という手堅いナンバーを披露。あざとい!でもワジーのギターは今日も冴えてたね。
サバスの“IRON MAN”のイントロをはさみ、オズフェストでもモッシュが起きたという“死神の宴”。これまたあざとい!でもさすがにこのハコではモッシュは起きんかった。
あと、“相克の家”とか、“人面瘡”とか、“針の山”とか・・・・これって、ほぼオズフェスメニューやんけ!味しめすぎ!この人ら。
椅子ファン的にレアやったのは、オーケンを交えての“君は千手観音”ぐらいか。
オーケン登場の時、椅子のメンバーがクリムゾンの“21世紀の精神異常者”のイントロで彼を迎えたのは、ニクい心意気だった。
やりすぎマスヒロVer.
人間椅子が終わり、やや長いセットチェンジの後(人数が倍だからね)、学生時代、邦楽に全くといっていいほど興味を示さなかった私を熱狂させた筋肉少女帯が登場。
1曲目は、筋少ジャーマンメタルナンバー(ほとんどイーグルフライフリー)“イワンのばか”で、こちらもつかみは上々。
ただ、私はまたしてもエディの行動に気を取られていた。
もうしょっぱなから扇子を取り出しパタパタ煽いでらっしゃる。そしてしばらくして後ろの台にドカっと座り込んでしまわれた。何?この余裕?もう、カッコよすぎるよ、この人!
オーケンは早くもMCが間延びしていて客(というか私)をダレさす。メンバー間の馴れ合いムードもなんかいやだなぁ、相手にしなけりゃいいのに。エディだけがマイペースでほんと頼もしい。
ただ、最近の曲とか知らんしあまり期待してなかったんだが、初期の楽曲、特に1stからの曲を多い目にやってくれて、思ってた以上に楽しめた。
“孤島の鬼”が演奏された時はけっこうテンション上がった。ウッチーの「ヨイッショー」のバックコーラスがたまらんて。長谷川氏の終盤のドラミングもさすがである。
そして、なんつっても今まで私が行くライブの日に限ってハズされていた悲願の“サンフランシスコ”がきた時は、もう鳥肌が全身を駆け巡り、一瞬ふじつぼ人間になったかと思た。間違いなく本イベントのハイライトであろう。
エディのロック史に残る名ピアノソロ、そして橘高との掛け合いソロバトルが生で見れた。感無量である。
だからして、この勝負、筋少の勝ち!
(ただ、ピアノが低いところにあってソロになるとエディの顔がまったく見えなくなるのがネックだったかな)
お決まりのジョイントは、全て筋少の曲だったのには納得がいかなかったが、本イベントは筋少のDVD発売記念ツアーの一環だったというのを後で知って、まぁしゃーないかと。
でも、せめてウッチーが3番を歌う“人間椅子倶楽部”くらいやっても誰も咎めないだろうに。
正直、8人全員で“釈迦”をやる意味が見いだせなかった。
物販の方も圧倒的に筋少の方が充実してるね。今回の25周年記念ツアーTだけでも3、4種類くらいあった。
思わず買ってもーたがな。
人間椅子も物販の方にもちっと力をいれてほしい。
あと、やっぱ筋少のファンは椅子ファンと違って妙な連帯感があるね。コール&レスポンスとかお決まりのノリとかもあって。ほとんど宗教だ。これもオーケンのカリスマ性の成せる業だろう。
おつかれさまでございます。
今日の1曲:『オレンジペニス』/ 筋肉少女帯
まぁ全然行く気なかったのですが、ヤフオクでチケットがけっこう安値で出品されてて、一応入札しといたら思いがけず落札できてしまったので、この珍奇極まりない歌合戦に立ち会えることに相成ったわけでございます。
日はよく、3連休のちょうどど真ん中。生憎の雨模様だったが霧雨に近い感じで傘をさすほどではなかった。
今回の会場はキャパ1000人程度のBIGCAT。アメ村のBIG STEPに着くと、思いがけずちょっと大きくなったPerfumeの3人が出迎えてくれて、気分は上々。
って、待てよ・・・・・・
し、しまったー!!ドームライブのチケット一般発売、今日だったー!!
会場付近に集まった客層は、やはり人間椅子の単独の時とは様子が違っており、まぁ学生時代、クラスにとけこめなかったっぽい感じは一緒なんだが、筋少ファンの方は、なんと形容していいのか、内面を外にさらけ出してる感じ?わかるかしら?
あと、ジャーマンメタル系のTシャツ着てるのも多分筋少ファンだろう。
開演は5時スタートと、けっこう早め。もちろんトップバッターは我らが人間椅子。
まず、新譜『萬燈籠』からライブで絶対盛り上がる“新調きゅらきゅきゅ節”そして“ねぷたのもんどりこ”という手堅いナンバーを披露。あざとい!でもワジーのギターは今日も冴えてたね。
サバスの“IRON MAN”のイントロをはさみ、オズフェストでもモッシュが起きたという“死神の宴”。これまたあざとい!でもさすがにこのハコではモッシュは起きんかった。
あと、“相克の家”とか、“人面瘡”とか、“針の山”とか・・・・これって、ほぼオズフェスメニューやんけ!味しめすぎ!この人ら。
椅子ファン的にレアやったのは、オーケンを交えての“君は千手観音”ぐらいか。
オーケン登場の時、椅子のメンバーがクリムゾンの“21世紀の精神異常者”のイントロで彼を迎えたのは、ニクい心意気だった。
やりすぎマスヒロVer.
人間椅子が終わり、やや長いセットチェンジの後(人数が倍だからね)、学生時代、邦楽に全くといっていいほど興味を示さなかった私を熱狂させた筋肉少女帯が登場。
1曲目は、筋少ジャーマンメタルナンバー(ほとんどイーグルフライフリー)“イワンのばか”で、こちらもつかみは上々。
ただ、私はまたしてもエディの行動に気を取られていた。
もうしょっぱなから扇子を取り出しパタパタ煽いでらっしゃる。そしてしばらくして後ろの台にドカっと座り込んでしまわれた。何?この余裕?もう、カッコよすぎるよ、この人!
オーケンは早くもMCが間延びしていて客(というか私)をダレさす。メンバー間の馴れ合いムードもなんかいやだなぁ、相手にしなけりゃいいのに。エディだけがマイペースでほんと頼もしい。
ただ、最近の曲とか知らんしあまり期待してなかったんだが、初期の楽曲、特に1stからの曲を多い目にやってくれて、思ってた以上に楽しめた。
“孤島の鬼”が演奏された時はけっこうテンション上がった。ウッチーの「ヨイッショー」のバックコーラスがたまらんて。長谷川氏の終盤のドラミングもさすがである。
そして、なんつっても今まで私が行くライブの日に限ってハズされていた悲願の“サンフランシスコ”がきた時は、もう鳥肌が全身を駆け巡り、一瞬ふじつぼ人間になったかと思た。間違いなく本イベントのハイライトであろう。
エディのロック史に残る名ピアノソロ、そして橘高との掛け合いソロバトルが生で見れた。感無量である。
だからして、この勝負、筋少の勝ち!
(ただ、ピアノが低いところにあってソロになるとエディの顔がまったく見えなくなるのがネックだったかな)
お決まりのジョイントは、全て筋少の曲だったのには納得がいかなかったが、本イベントは筋少のDVD発売記念ツアーの一環だったというのを後で知って、まぁしゃーないかと。
でも、せめてウッチーが3番を歌う“人間椅子倶楽部”くらいやっても誰も咎めないだろうに。
正直、8人全員で“釈迦”をやる意味が見いだせなかった。
物販の方も圧倒的に筋少の方が充実してるね。今回の25周年記念ツアーTだけでも3、4種類くらいあった。
思わず買ってもーたがな。
人間椅子も物販の方にもちっと力をいれてほしい。
あと、やっぱ筋少のファンは椅子ファンと違って妙な連帯感があるね。コール&レスポンスとかお決まりのノリとかもあって。ほとんど宗教だ。これもオーケンのカリスマ性の成せる業だろう。
おつかれさまでございます。
今日の1曲:『オレンジペニス』/ 筋肉少女帯
オレンジタイツで登場の恵比須顔・永源遥さんが
テーマになった(?)楽曲。
メジャーデビューする際改名して再録したそうです。
「オレンジペニス」は『ナゴムコレクション』に収録されております。
ナゴム時代の筋少の質感も好きですわ。
でも、オレンジタイツの経緯は知りませんでした。
かなりいい場所を陣取っていらしたんですね。いいな~。
私は最後尾で「狂熱の蠍団」に身を焦がしていました。
自分がウリ・ロート萌えだったのを強烈に思い出しました。
さて、初めての椅子ライブ。
新譜を聴いていないぶん、知らない曲のところは、
冷静にステージを見ることができて、いい体験でした。
3ピースとは思えない音の厚みでしたね~。
自然発生的なアイアンマンやスキツォイドマン、
そのまま続きを聴きたかったです。
メールをお送りしました。
迷惑メールに紛れているかも…。
僕もライブ始まる寸前までずっと後ろの方で知り合いとだべってましたよ。
そうそう!スコピーの名盤「狂熱の蠍団」フルでかかってましたね~
「ヴァージン・キラー」のところでエアギターでノリノリのおっさんを見かけませんでしたか?
あれ、ぼくです
あのアルバムの中ではウリの歌とギターが炸裂する「ポーラーナイト」が大好きなのですが、隣の奴にこのアルバムの素晴らしさを力説してたのに、全く興味を示さず。
オマケにこいつ、筋少にも全然興味のないやつで、だったらなんで香川から海渡ってはるばるライブ見に来たんだ?って。
ともたろさんが隣にいらしたらどんなに盛り上がったことでしょう・・・・