私は元来シングルというものを定価で購入するような人間ではないのだが、今月発売されたPerfumeの20枚目となる記念すべきシングル『Cling Cling』の完全生産限定盤は、通常の倍の値段にもかかわらず買わずにはいられなかった。
おっきいハコの中仕様というもので、3DフォトジャケットBOX仕様となっており(写真では3D感はお伝えできないが)、40ページにわたる豪華フォトブックレット付きで、豪華特典DVDも付いている。
新録が4曲収録されていて、主題曲「Cling Cling」は「レーザービーム」と「VOICE」を中途半端に融合させた感じでなんだかイマイチ。
NHKのドラマ主題歌「Hold Your Hand」はいかにも主題歌でポップな感じ。
「いじわるなハロー」はいつもながらの良質なテクノポップナンバーだが、なぜだかハマってこない。
本作で一番エレクトロニックでクールさが際立ったのは「DISPLAY」。
今回特典DVDに収録されているMVはパナソニックの4K VIERAのプロモーションとして共同開発で作られたものらしい。
まさに松下のテクノロジーとPerfumeの持つポップさが見事に融合したテクノポップ映像だ。
ただ、4Kがどういうものなのかは、いまだブラウン管テレビを使用している私にはまったく見当がつかない。
ヤスタカ氏もこういったテーマを与えられるといい仕事をする。まさに職人。
特典映像DVDは主題曲のMVのほか、今年春に行われた対バン企画「Perfume Fes!!2014」の模様が収録されており、東京スカパラダイスオーケストラ、RIP SLYME、9nineなど、7組のアーティストとPerfumeとの絡みがダイジェストでまとめられている。
私は元来こういったアーティストたちの戯れ/じゃれ合い的なコラボ企画が大嫌いなので「Perfume Fes」にもほぼ無関心な態度をとっていたが、このダイジェスト映像を見て、興味深いシーンもいくつか発見できた。
武田カオリさんも生で拝見されたという、スカパラのバック演奏で「ジェニーはご機嫌ななめ」が披露されてるコラボシーンは貴重。まぁキーボードの沖氏をはじめ、スカパラのメンバーにはPerfume推しが何名かいるらしいからな、メンバーもいい記念となって楽しかっただろう。
しかし、ロックバンドのアレンジや、男のシンガーソングライターが熱唱カヴァーするPerfumeナンバーはしんどいものがあった。まぁ彼らも今回のコラボ企画のためにムリクリ考えたんやろうけど。Perfumeの曲はへんに感情とかこもっちゃダメなんだよ。
そういったアレンジ曲の中では、RHYMESTARの「ナチュラルに恋して」のミックスはよーデキてたと思う。やっぱこういうアレンジは打ち込み系が強い。
オリジナルのライムに初期の曲名を挙げていき、不遇時代からのPerfumeの軌跡をラップにのせてまくしたてるという粋な計らいは、インディーズの頃からのPerfume支持者であったアイドル評論家の宇多丸氏ならでは。
「これだけは他のヤツらにはマネさせねぇ!」とかいうJヒップホップならではのイチビリMCは余計だったかな。
あとダイジェストとは別枠で、「西脇家メモリアル」という題の映像もあって、今回の対バン企画であ~ちゃんの実の妹西脇彩華が在籍するアイドルユニット9nineとのジョイント2曲がノーカットで収録されている。
西脇家の姉妹が入れ替わり、妹がPerfumeコスチュームでPerfumeの「スパイス」を披露し、姉が9nineのコスチュームで9nineの「SHINING☆STAR」を披露するというスワッピング企画。
地元広島で姉妹共演を実現できたのは、西脇家にとって大変意義のある企画になってえがったねという、まぁまさにメモリアル映像。
いや、それにしても彩華さんはよく「スパイス」のあの難易度の高そうなダンスをやりこなせはった。さすが妹。
ところで、この主題曲のハリウッド仕立てのMVを見ると、モトリー・クルーの「Too Young to Fall in Love 」のあのオチのよくわからないPVを思い出すのは私だけだろうか?
今日の1曲:『Cling Cling』/ Perfume
おっきいハコの中仕様というもので、3DフォトジャケットBOX仕様となっており(写真では3D感はお伝えできないが)、40ページにわたる豪華フォトブックレット付きで、豪華特典DVDも付いている。
新録が4曲収録されていて、主題曲「Cling Cling」は「レーザービーム」と「VOICE」を中途半端に融合させた感じでなんだかイマイチ。
NHKのドラマ主題歌「Hold Your Hand」はいかにも主題歌でポップな感じ。
「いじわるなハロー」はいつもながらの良質なテクノポップナンバーだが、なぜだかハマってこない。
本作で一番エレクトロニックでクールさが際立ったのは「DISPLAY」。
今回特典DVDに収録されているMVはパナソニックの4K VIERAのプロモーションとして共同開発で作られたものらしい。
まさに松下のテクノロジーとPerfumeの持つポップさが見事に融合したテクノポップ映像だ。
ただ、4Kがどういうものなのかは、いまだブラウン管テレビを使用している私にはまったく見当がつかない。
ヤスタカ氏もこういったテーマを与えられるといい仕事をする。まさに職人。
特典映像DVDは主題曲のMVのほか、今年春に行われた対バン企画「Perfume Fes!!2014」の模様が収録されており、東京スカパラダイスオーケストラ、RIP SLYME、9nineなど、7組のアーティストとPerfumeとの絡みがダイジェストでまとめられている。
私は元来こういったアーティストたちの戯れ/じゃれ合い的なコラボ企画が大嫌いなので「Perfume Fes」にもほぼ無関心な態度をとっていたが、このダイジェスト映像を見て、興味深いシーンもいくつか発見できた。
武田カオリさんも生で拝見されたという、スカパラのバック演奏で「ジェニーはご機嫌ななめ」が披露されてるコラボシーンは貴重。まぁキーボードの沖氏をはじめ、スカパラのメンバーにはPerfume推しが何名かいるらしいからな、メンバーもいい記念となって楽しかっただろう。
しかし、ロックバンドのアレンジや、男のシンガーソングライターが熱唱カヴァーするPerfumeナンバーはしんどいものがあった。まぁ彼らも今回のコラボ企画のためにムリクリ考えたんやろうけど。Perfumeの曲はへんに感情とかこもっちゃダメなんだよ。
そういったアレンジ曲の中では、RHYMESTARの「ナチュラルに恋して」のミックスはよーデキてたと思う。やっぱこういうアレンジは打ち込み系が強い。
オリジナルのライムに初期の曲名を挙げていき、不遇時代からのPerfumeの軌跡をラップにのせてまくしたてるという粋な計らいは、インディーズの頃からのPerfume支持者であったアイドル評論家の宇多丸氏ならでは。
「これだけは他のヤツらにはマネさせねぇ!」とかいうJヒップホップならではのイチビリMCは余計だったかな。
あとダイジェストとは別枠で、「西脇家メモリアル」という題の映像もあって、今回の対バン企画であ~ちゃんの実の妹西脇彩華が在籍するアイドルユニット9nineとのジョイント2曲がノーカットで収録されている。
西脇家の姉妹が入れ替わり、妹がPerfumeコスチュームでPerfumeの「スパイス」を披露し、姉が9nineのコスチュームで9nineの「SHINING☆STAR」を披露するというスワッピング企画。
地元広島で姉妹共演を実現できたのは、西脇家にとって大変意義のある企画になってえがったねという、まぁまさにメモリアル映像。
いや、それにしても彩華さんはよく「スパイス」のあの難易度の高そうなダンスをやりこなせはった。さすが妹。
ところで、この主題曲のハリウッド仕立てのMVを見ると、モトリー・クルーの「Too Young to Fall in Love 」のあのオチのよくわからないPVを思い出すのは私だけだろうか?
今日の1曲:『Cling Cling』/ Perfume
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