![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ff/264026a5b7ee0bcc2f004964fa54af75.jpg)
『COMIN'KOBE(以下カミコベ)』という、阪神淡路大震災から復興した神戸で毎年開催されてるチャリティーイベントの存在は昨年まで全くあずかり知らんくて、それを知ったのはCoccoのメルマガ情報でだった。今回で11年目だそうだ。
もう今回のアルバムツアーはやらないと宣言していたCoccoがこのイベントに参加することが決定して、これを逃したら一生見れないかも!と、すかさずHPで入場券を発券。
しかもこのイベント、なんと入場無料である(人数制限あり)。
実はこの日はDOOMの20年ぶりとなる大阪でのライブの日とモロかぶりだったんだが、そっちは19:00スタートだし前座2バンドあるのでなんとかいけるんじゃないかという、うっすい憶測のもと発券にふみきった。
で、運良く都合良くCoccoの出番は15:20スタートというかなり理想的な出演時間に配置されてホッとした。
はっきりいって見たいのはCoccoくらいで、ほかの出演アーティストはほとんど名前すら聞いたことのないのばっかで、まぁ横山ケンやガガガSPなどがトリを務めているところからして、音楽的には私のようなオッサンの趣味ではない系列のイベントであるのは容易に察しがついた。
Cocco以外では、四国の人間椅子好きの子に教えてもらった八十八ヶ所巡礼というアヴァンギャルドバンドもちょっと興味あって、このバンドの出演は午前中だったので、11時前には会場に着くよう9:00前に家を出た。
会場場所は2月にモトリー・クルーのファイナルツアーライブで訪れた神戸ポートアイランド。
このイベントはあくまでチャリティーなので、なるべく寄付に協力しなければならない。
まずは三宮駅でポートライナーの記念乗車券を購入。寄付の対象にもなりかわいいナマズステッカーも付いてきて、もっサイコー。おまけに先頭車両の一番前を確保できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e6/fc726ae26fe779e49d5522349be6235a.jpg)
いやー、神戸の港の美しい景色も見れたしすがすがしい気分で市民広場駅を降りると、リストバンド交換所には長蛇の列ができていて「こりゃ10分はかかりそうやな、ま、八十八ヶ所の開演にはギリギリ間に合うやろう」と、最後部の方へ歩を進めていくと、行けども行けども最後部が見えてこない!
もう一駅分引き返した。それでもやはり最後部が見えてこない。そこで私はハッと気づいた!そういえばさっき満員だった車両が二駅前でいきなしガラガラになって不思議に思ってたんだ。なるほど、以前カミコベに参加したことがある客らはこの気の遠くなるリストバンド行列のことをすでに知っていたのだ!てことはこの行列、二駅分はゆうにあるってことか!!
もうこの時点で半泣きになって、早くもこのイベントのことが嫌いになった。いやまぁ入場無料なんでこういう状況になるのはいた仕方ないことなのかな。
おまけに、やはり客層が20代前半くらいのクソガキ、いや若者ばっかで着てるTシャツもなんかこう青くさいというか若いのだ。まぁ日本のインディー、メロコア路線のバンドTだろう。
こういう連中の中にポツンといるのも疎外感がハンパなく耐えがたい心情になった。
結局計四駅分歩かされ、リストバンドを受け取りとりあえず八十八ヶ所のライブがやってる会場へと向かった。まぁここでも出入り交差する客に阻まれてイライラした。
で、会場に入ると、やっぱもう終わっててセットチェンジの真っ最中だった。そりゃそやわな、もう正午回ってるもん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/84/bcf1574ddf384b2696fc5142c731b949.jpg)
いきなし出鼻をくじかれ、腹立つわ&減るわでクサクサした気分でフードブースにてこのイベントを呪いながら肉丼屋の屋台で順番待ちしてると、そのエリア内のステージでなんかアイドルとも芸人ともつかない女の子がよーわからんパフォーマンスを繰り広げておりけっこう盛り上がっている。
もしやと思いタイムテーブルを調べると、やっぱりそうだ。私のツイートにふぁぼってきたぱいぱいでか美さんだ。
ぱいぱいでか美。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/90/5c08fd307832911310c713336053492a.jpg)
もうその芸名からして存在感がハンパない。OLのカラオケレベルの歌はお世辞にも上手いとはいえないし(ヘタでもない)、ルックスも微妙っちゃー微妙。アイドルというより、アイドルに憧れてる自分を演出してるというか。まぁ“ぱいぱいでか美”という芸名の時点で正統派アイドルなんて鼻から目指してはいないだろう(ちなみにどこの事務所にも所属していないのだそうだ)。
とにかく彼女のたんたんとしたパフォーマンス、そしてマイペースでサバサバとしたMCに客いじりは、私の荒んでいた心をいくらか晴れやかなものにしてくれた。
ひょっとしてこれがアイドル力ってものなのかもしれない・・・・
ありがとう、ぱいぱいでか美さんって、髪の毛ちぎって客にプレゼントするのはおやめなさい!
肉盛り丼。これは大当たり。フェスの食いもんでこんな美味いのははじめてかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/6f/b6e7b083fc0b7b3e948e3de2426bea4d.jpg)
Coccoまで見たいものもないので、テキトーにブラブラすることに。
これといって雰囲気を楽しめるスポットはなく(まぁチャリティーイベントだからね)、まずは減災ヴィレッジというエリアでチャリティーグッズのリストバンドを購入。
05:46→14:46というのは神戸淡路大震災とこの度の東北地震が起こった時間を示してるのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6b/60d521d7ecf304983cc3496e86da1352.jpg)
ミッキーだ!巨大白化したミッキーだ!ワーイ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/89/62ba90dac631f1a1e032f7f09211148f.jpg)
フクザワさんという方の緊張感みなぎるライブペイントが繰り広げられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/10/b6319bfadc31f9005b5139101dda8de7.jpg)
そこそこ時間も潰したので、メンイ会場の神戸ワールド記念ホールに。
大本命Coccoを見るためだ。
ここでは2月、トミー・リー最後のドラムジェットコースターびっくりショーが繰り広げらていたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5a/f1158818eb79c89ad8c33d05088116c7.jpg)
会場に入るとちょうどオッサンロックバンド怒髪天のライブが始まろうとしていた。
存在は知っていたがライブは見たことがなく、古いバンドとはいえ、やはり演奏もシッカリしてるし、今回の若い客層にとっても馴染みやすくてノリやすいロックバンドなのではないかと。
しかし歌詞聞いててほとんどビールのことしか歌ってないところは、ドイツのジャーマンスラッシュバンドTANKARDとおんなじ匂いがしたな。
ラストに演奏された新曲がけっこう曲展開よくて、この感じは昨年京都の磔磔で共演した人間椅子の影響が出たのかも。
OVERKILLの「FUCK YOU!!」のTシャツの女の子が前に立ってて、話しかけようかと思ったが(俺もヴァーキルのT着てたんで)次のCoccoで前列を確保することでそんな余裕もなく、怒髪天が終演するやいなや人をかきわけ前の方へと移動。
そしてセットチェンジの様子を見ていると、ここでまた愕然とさせられることに!
ひょっとしたら今回のCocco、準備期間も短かったろうし、ヘタしたらアコースティックセットなんじゃないかと懸念しておったのが、なんだかそれを上回る事態のようだった。
運び込まれたのはマイクスタンドと中央にエレピアノが一台のみ。後ろにドラムキットが組み立てられる様子もない。
え!?まさかピアノ弾き語り??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ed/076f488a6389f5704c911738f5cb36eb.jpg)
セットチェンジが終わり、まずV系のメイクをしたスタッフが現れてMCをしだす。どうやらこの人普段は「ムナシー」というLUNA SEAのエアバンドやってる人みたいでなんかのイベントでCoccoに出会い、今回Coccoをカミコベに召喚した張本人なんだとか。
そして、Coccoがハニカミながら登場。やっぱひとりだ。
ライブ前Coccoが言うには、チャリティーイベントだから予算がないのでバンドは雇えなかったそうで(意味がわからん。他はバンドで来てるのに・・・ソロだと事情が違ってくるのか?それでも無償でやってくれるバンドマンいなかったのか?独断で出場決めたので気を使ったのか?)。
Coccoは楽器ができないアーティストで、彼女もそれをけっこうコンプレックスとしているところがあり、それでもピアノ伴奏ならひとりでなんとかなるんじゃないかと思って単身カミコベのステージに乗り込んだのだそうだ。
2003年のRUSH BALLで、活動中止してたCoccoが今までやったことのなかったギターを携えてシークレットゲストで登場した時も度肝抜かれたが、今回もまた思いきったことしはるなぁと、その度胸には毎回感服させられる。
本人も「もう大バクチなわけよ」っておどけながらも、ガッチガチに緊張してるのがヒシヒシと伝わってきた。ある意味もの凄い緊張感のあるライブだった。
まずはモニターチェックでCoccoが今年のバレンタインデーの日に買ったCDの洋楽カヴァー曲を「2月14日にひとりで過ごした男ども(私だ)のために」と言って軽く披露してくれた。うん、悪くなかった。
そして緊張の本編。セトリは新旧織り交ぜてのオールタイムベスト的なものであった。
1.Snowing
2.強く儚い者たち
・・・って、おい!2曲だけかよ!金返せ!(払ってないけど)
まぁしかし、Coccoのピアノ弾き語りなんてのは一生拝めないだろうから、超レアな体験だったかも。
でもやっぱバンド編成で見たかったし、あの曲やらあの曲なんかももっと聴きたかった。
ただ、これがちょっとでも本チャリティーイベントの力になりたいという今のCoccoの精一杯の形だったんだろう。
文句はいえませんよ。こっちはタダなんだから。でもちゃんとしたライブまたやって!
ちなみにライブ内容は、鍵盤の方はたどたどしく慎重気味ながら、歌は普段通りの聴き手の心のわだかまりを浄化させる響きのあるもので、ピアノ演奏に気を取られながら歌をとちらずあそこまで完璧に歌いこなせるCoccoはやっぱ凄いなと。
それにしても、「強く儚い者たち」の裏打ちリズムじゃないヴァージョンもまたレアだったな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e2/8759ad8bdd7d34fc0b85ca1fffd45572.jpg)
Coccoも終わったのでオフィシャルTやチャリティーグッズをテキトーに買って、さっさと神戸ポートアイランドを後にする。
そう、大阪でDOOMが待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d0/61ea65fad1db962f883d98705a7508b6.jpg)
で結果、本イベントのベストライブパフォーマンスアーティストは・・・ぱいぱいでか美さんということになっちゃうのかな?
今日の1曲:『キラ星』/ Cocco
もう今回のアルバムツアーはやらないと宣言していたCoccoがこのイベントに参加することが決定して、これを逃したら一生見れないかも!と、すかさずHPで入場券を発券。
しかもこのイベント、なんと入場無料である(人数制限あり)。
実はこの日はDOOMの20年ぶりとなる大阪でのライブの日とモロかぶりだったんだが、そっちは19:00スタートだし前座2バンドあるのでなんとかいけるんじゃないかという、うっすい憶測のもと発券にふみきった。
で、運良く都合良くCoccoの出番は15:20スタートというかなり理想的な出演時間に配置されてホッとした。
はっきりいって見たいのはCoccoくらいで、ほかの出演アーティストはほとんど名前すら聞いたことのないのばっかで、まぁ横山ケンやガガガSPなどがトリを務めているところからして、音楽的には私のようなオッサンの趣味ではない系列のイベントであるのは容易に察しがついた。
Cocco以外では、四国の人間椅子好きの子に教えてもらった八十八ヶ所巡礼というアヴァンギャルドバンドもちょっと興味あって、このバンドの出演は午前中だったので、11時前には会場に着くよう9:00前に家を出た。
会場場所は2月にモトリー・クルーのファイナルツアーライブで訪れた神戸ポートアイランド。
このイベントはあくまでチャリティーなので、なるべく寄付に協力しなければならない。
まずは三宮駅でポートライナーの記念乗車券を購入。寄付の対象にもなりかわいいナマズステッカーも付いてきて、もっサイコー。おまけに先頭車両の一番前を確保できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e6/fc726ae26fe779e49d5522349be6235a.jpg)
いやー、神戸の港の美しい景色も見れたしすがすがしい気分で市民広場駅を降りると、リストバンド交換所には長蛇の列ができていて「こりゃ10分はかかりそうやな、ま、八十八ヶ所の開演にはギリギリ間に合うやろう」と、最後部の方へ歩を進めていくと、行けども行けども最後部が見えてこない!
もう一駅分引き返した。それでもやはり最後部が見えてこない。そこで私はハッと気づいた!そういえばさっき満員だった車両が二駅前でいきなしガラガラになって不思議に思ってたんだ。なるほど、以前カミコベに参加したことがある客らはこの気の遠くなるリストバンド行列のことをすでに知っていたのだ!てことはこの行列、二駅分はゆうにあるってことか!!
もうこの時点で半泣きになって、早くもこのイベントのことが嫌いになった。いやまぁ入場無料なんでこういう状況になるのはいた仕方ないことなのかな。
おまけに、やはり客層が20代前半くらいのクソガキ、いや若者ばっかで着てるTシャツもなんかこう青くさいというか若いのだ。まぁ日本のインディー、メロコア路線のバンドTだろう。
こういう連中の中にポツンといるのも疎外感がハンパなく耐えがたい心情になった。
結局計四駅分歩かされ、リストバンドを受け取りとりあえず八十八ヶ所のライブがやってる会場へと向かった。まぁここでも出入り交差する客に阻まれてイライラした。
で、会場に入ると、やっぱもう終わっててセットチェンジの真っ最中だった。そりゃそやわな、もう正午回ってるもん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/84/bcf1574ddf384b2696fc5142c731b949.jpg)
いきなし出鼻をくじかれ、腹立つわ&減るわでクサクサした気分でフードブースにてこのイベントを呪いながら肉丼屋の屋台で順番待ちしてると、そのエリア内のステージでなんかアイドルとも芸人ともつかない女の子がよーわからんパフォーマンスを繰り広げておりけっこう盛り上がっている。
もしやと思いタイムテーブルを調べると、やっぱりそうだ。私のツイートにふぁぼってきたぱいぱいでか美さんだ。
ぱいぱいでか美。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/90/5c08fd307832911310c713336053492a.jpg)
もうその芸名からして存在感がハンパない。OLのカラオケレベルの歌はお世辞にも上手いとはいえないし(ヘタでもない)、ルックスも微妙っちゃー微妙。アイドルというより、アイドルに憧れてる自分を演出してるというか。まぁ“ぱいぱいでか美”という芸名の時点で正統派アイドルなんて鼻から目指してはいないだろう(ちなみにどこの事務所にも所属していないのだそうだ)。
とにかく彼女のたんたんとしたパフォーマンス、そしてマイペースでサバサバとしたMCに客いじりは、私の荒んでいた心をいくらか晴れやかなものにしてくれた。
ひょっとしてこれがアイドル力ってものなのかもしれない・・・・
ありがとう、ぱいぱいでか美さんって、髪の毛ちぎって客にプレゼントするのはおやめなさい!
肉盛り丼。これは大当たり。フェスの食いもんでこんな美味いのははじめてかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/6f/b6e7b083fc0b7b3e948e3de2426bea4d.jpg)
Coccoまで見たいものもないので、テキトーにブラブラすることに。
これといって雰囲気を楽しめるスポットはなく(まぁチャリティーイベントだからね)、まずは減災ヴィレッジというエリアでチャリティーグッズのリストバンドを購入。
05:46→14:46というのは神戸淡路大震災とこの度の東北地震が起こった時間を示してるのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6b/60d521d7ecf304983cc3496e86da1352.jpg)
ミッキーだ!巨大白化したミッキーだ!ワーイ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/89/62ba90dac631f1a1e032f7f09211148f.jpg)
フクザワさんという方の緊張感みなぎるライブペイントが繰り広げられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/10/b6319bfadc31f9005b5139101dda8de7.jpg)
そこそこ時間も潰したので、メンイ会場の神戸ワールド記念ホールに。
大本命Coccoを見るためだ。
ここでは2月、トミー・リー最後のドラムジェットコースターびっくりショーが繰り広げらていたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5a/f1158818eb79c89ad8c33d05088116c7.jpg)
会場に入るとちょうどオッサンロックバンド怒髪天のライブが始まろうとしていた。
存在は知っていたがライブは見たことがなく、古いバンドとはいえ、やはり演奏もシッカリしてるし、今回の若い客層にとっても馴染みやすくてノリやすいロックバンドなのではないかと。
しかし歌詞聞いててほとんどビールのことしか歌ってないところは、ドイツのジャーマンスラッシュバンドTANKARDとおんなじ匂いがしたな。
ラストに演奏された新曲がけっこう曲展開よくて、この感じは昨年京都の磔磔で共演した人間椅子の影響が出たのかも。
OVERKILLの「FUCK YOU!!」のTシャツの女の子が前に立ってて、話しかけようかと思ったが(俺もヴァーキルのT着てたんで)次のCoccoで前列を確保することでそんな余裕もなく、怒髪天が終演するやいなや人をかきわけ前の方へと移動。
そしてセットチェンジの様子を見ていると、ここでまた愕然とさせられることに!
ひょっとしたら今回のCocco、準備期間も短かったろうし、ヘタしたらアコースティックセットなんじゃないかと懸念しておったのが、なんだかそれを上回る事態のようだった。
運び込まれたのはマイクスタンドと中央にエレピアノが一台のみ。後ろにドラムキットが組み立てられる様子もない。
え!?まさかピアノ弾き語り??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ed/076f488a6389f5704c911738f5cb36eb.jpg)
セットチェンジが終わり、まずV系のメイクをしたスタッフが現れてMCをしだす。どうやらこの人普段は「ムナシー」というLUNA SEAのエアバンドやってる人みたいでなんかのイベントでCoccoに出会い、今回Coccoをカミコベに召喚した張本人なんだとか。
そして、Coccoがハニカミながら登場。やっぱひとりだ。
ライブ前Coccoが言うには、チャリティーイベントだから予算がないのでバンドは雇えなかったそうで(意味がわからん。他はバンドで来てるのに・・・ソロだと事情が違ってくるのか?それでも無償でやってくれるバンドマンいなかったのか?独断で出場決めたので気を使ったのか?)。
Coccoは楽器ができないアーティストで、彼女もそれをけっこうコンプレックスとしているところがあり、それでもピアノ伴奏ならひとりでなんとかなるんじゃないかと思って単身カミコベのステージに乗り込んだのだそうだ。
2003年のRUSH BALLで、活動中止してたCoccoが今までやったことのなかったギターを携えてシークレットゲストで登場した時も度肝抜かれたが、今回もまた思いきったことしはるなぁと、その度胸には毎回感服させられる。
本人も「もう大バクチなわけよ」っておどけながらも、ガッチガチに緊張してるのがヒシヒシと伝わってきた。ある意味もの凄い緊張感のあるライブだった。
まずはモニターチェックでCoccoが今年のバレンタインデーの日に買ったCDの洋楽カヴァー曲を「2月14日にひとりで過ごした男ども(私だ)のために」と言って軽く披露してくれた。うん、悪くなかった。
そして緊張の本編。セトリは新旧織り交ぜてのオールタイムベスト的なものであった。
1.Snowing
2.強く儚い者たち
・・・って、おい!2曲だけかよ!金返せ!(払ってないけど)
まぁしかし、Coccoのピアノ弾き語りなんてのは一生拝めないだろうから、超レアな体験だったかも。
でもやっぱバンド編成で見たかったし、あの曲やらあの曲なんかももっと聴きたかった。
ただ、これがちょっとでも本チャリティーイベントの力になりたいという今のCoccoの精一杯の形だったんだろう。
文句はいえませんよ。こっちはタダなんだから。でもちゃんとしたライブまたやって!
ちなみにライブ内容は、鍵盤の方はたどたどしく慎重気味ながら、歌は普段通りの聴き手の心のわだかまりを浄化させる響きのあるもので、ピアノ演奏に気を取られながら歌をとちらずあそこまで完璧に歌いこなせるCoccoはやっぱ凄いなと。
それにしても、「強く儚い者たち」の裏打ちリズムじゃないヴァージョンもまたレアだったな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e2/8759ad8bdd7d34fc0b85ca1fffd45572.jpg)
Coccoも終わったのでオフィシャルTやチャリティーグッズをテキトーに買って、さっさと神戸ポートアイランドを後にする。
そう、大阪でDOOMが待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d0/61ea65fad1db962f883d98705a7508b6.jpg)
で結果、本イベントのベストライブパフォーマンスアーティストは・・・ぱいぱいでか美さんということになっちゃうのかな?
今日の1曲:『キラ星』/ Cocco
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