今年の見納めになるであろう坂本慎太郎くんのライブ『Like A Fable Tour』に行ってきました。
先行で予約して幸運にも当選。
公演は大阪ではなく、ちょっと遠出になる神戸を選択。
なぜかというと、会場がクラブ月世界だったからにほかならない。
開演が20時からと終電が心配だったが、もうここしかないと一本勝負で。
大阪はZepp Nambaでなんか違うなと。あの殺風景な施設で坂本くんのライブってのは勿体ない。
(今年のCoccoの『ベストツアー其の1』もまたZeppだったのでチケットを買わなかった)
本当は11月に観るはずだったんですが、メンバーにコロナ感染者が出てしまったみたいで延期に。
11月は大阪でKhruangbinなる外タレバンドライブでの前座も決まってて、それも急遽中止になっちゃってほんと歯がゆかったろう。
あん時は確か東京公演のみ開催されたんでしたっけ?
でも早々と振り替え日が決まってその1ヶ月後くらいとなかなか早くてよかった。
有休を一日ムダにしてしまったけど。
ちなみに上の写真の看板は延期前のスケジュール。
いや、ちゃんと更新しとくべきやろ!(高知を見習えっての!)
クラブ月世界は、1階2階合わせて274名キャパの1969年創業の昭和の雰囲気をそのままに留めた元キャバレー施設で、Salyuがデビューしたての頃のフリーライブで17年前に一度訪れたことがある。
会場へは神戸三宮駅を出てナビも使わずテキトーに歩いていってひとつも迷わずに辿り着けた。
神戸は遠いので滅多に訪れないけど、なんかわかりやすいんだよねー
今回の整理番号は120番台。さすがに欲しい坂本グッズ買えるだろうと。
いそいで物販ブースにとんでったが・・・
残りTシャツ1種類(なぜか女性用と)Lサイズのみ。
どんだけ数揃えてへんねん!!なんかそういうところあるよねー
10数年ぶりに来たけど、やはり内装のゴージャスさに興奮する。
うわー、どこで観ようかな~ってめちゃくちゃ迷った。
深紅の高級ソファに座ってまったり観るもよし。
2階席ってのも悪くないな。
でもSalyuん時遅れていって人パンパンで余儀なく2階席で観た時の観にくさを思い出してここは避けた。
結局右端のソファー席が空いており、そこに荷物置いてこのアングルからの場所に決めた。
さて、約4年ぶりの坂本慎太郎くんのライブ。
メンバーはいつも通り鉄壁の布陣、ベースAYAさん、ドラム菅沼雄太氏、吹奏&パーカス西内徹ちゃん。
1曲目は新作『物語のように』から「それは違法でした」。
これはなかなか変則的なリズムにアレンジされていてノリにくかったが、演奏が始まった瞬間になんだかジーンと込み上げてくるものがあった。
2曲目は前々作から「スーパーカルト誕生」。いやー久々に聴けて、このメランコリックなメロディーラインに心揺さぶられる。
その後は新作曲中心に、菅沼氏の軽快なドラミングで始まる「まだ平気?」~「君には時間がある」~「悲しい用事」で一気に気分が高揚する。
やっぱこのバンドはリズム隊がいいなって改めて思う。
ヤバかったのがサイケなムードの「愛のふとさ」。徹ちゃんの妖艶でヒステリックなサックスが炸裂していた。
連続して「仮面をはずさないで」がきたときはもう絶妙すぎて気分がどうにかなっちゃいそうだった。
もうAYAさんの紡ぐファンキーでユニークなベースのフレーズに悶絶ゾクゾクした。
それにしても、ゆらゆら帝国時代を数えても坂本くんをこんな至近距離で拝んだことはない。
まさに至福の時だった。
エフェクター踏むところもバッチリ拝見できた。
一番近くで真正面から拝めたのは赤いド派手なニット着た徹ちゃんで、出番ないときはアンプにドカっと腰を下ろしてスマホいじったり客席をカメラで撮ったりと、黙々と演奏する他の3人に比べてなかなか自由な人で、観ていて大変微笑ましかった。
いろんな小道具を取り揃えてて、「あなたもロボットになれる」などの曲でこれらが大活躍する。
気づけばマラカス持って変なダンスに興じてたり、挙句には湘南乃風になってた。
(これはタオルを振り回す=湘南乃風という一般的で安易な例えなので正確ではないかもしれないけれど)
今回、ほんとうに神戸のクラブ月世界を選んで大大大大正解。
とにかくこのシャレオツな坂本バンドにこれ以上ないってくらいマッチしてて、ステージ観ててまるで60年代サイケデリック時代にトリップしたかのような感覚に陥ったもんな。
確かに4年前に観た美園ユニバースも元キャバレーなんだけど、なんか全然違うって感じ。あそこはなんか違和感があって2度目は行かなかった。
音質も月世界の方が断然よかったし。
「ディスコって」では美園ユニバースでも回らなかったミラーボールがキラキラサイケに回りだし、本当に幸せな気分になった。
月世界わかってはるわー、もっサイコーって感じ。
坂本くんが「最後の曲です」と言って「君はそう決めた」が演奏され、これは坂本くん流のジョークなのであろう、演奏が終わって拍手が鳴り止まないうちにハケもせず「アンコールありがとうございます」といって、そのままあと2曲演奏し出した。
「ある日のこと」が演奏され、坂本くんのこの歌のメロディーラインとフレーズに何とも言いようのない感情になって、思わず涙が出てきてしまった。
これほどほのぼのした平和な曲調なのに、そこになんだか哀愁が混じり合うというか・・・
いや~、こんな極上な空間でのライブは何年ぶりだろうか。
ほんとうにプレミアムで素敵な夜となった。
これで最近の邦バンドのチケ代の約半額の料金しか取らないんだぜ。
信じられないよ。
先行で予約して幸運にも当選。
公演は大阪ではなく、ちょっと遠出になる神戸を選択。
なぜかというと、会場がクラブ月世界だったからにほかならない。
開演が20時からと終電が心配だったが、もうここしかないと一本勝負で。
大阪はZepp Nambaでなんか違うなと。あの殺風景な施設で坂本くんのライブってのは勿体ない。
(今年のCoccoの『ベストツアー其の1』もまたZeppだったのでチケットを買わなかった)
本当は11月に観るはずだったんですが、メンバーにコロナ感染者が出てしまったみたいで延期に。
11月は大阪でKhruangbinなる外タレバンドライブでの前座も決まってて、それも急遽中止になっちゃってほんと歯がゆかったろう。
あん時は確か東京公演のみ開催されたんでしたっけ?
でも早々と振り替え日が決まってその1ヶ月後くらいとなかなか早くてよかった。
有休を一日ムダにしてしまったけど。
ちなみに上の写真の看板は延期前のスケジュール。
いや、ちゃんと更新しとくべきやろ!(高知を見習えっての!)
クラブ月世界は、1階2階合わせて274名キャパの1969年創業の昭和の雰囲気をそのままに留めた元キャバレー施設で、Salyuがデビューしたての頃のフリーライブで17年前に一度訪れたことがある。
会場へは神戸三宮駅を出てナビも使わずテキトーに歩いていってひとつも迷わずに辿り着けた。
神戸は遠いので滅多に訪れないけど、なんかわかりやすいんだよねー
今回の整理番号は120番台。さすがに欲しい坂本グッズ買えるだろうと。
いそいで物販ブースにとんでったが・・・
残りTシャツ1種類(なぜか女性用と)Lサイズのみ。
どんだけ数揃えてへんねん!!なんかそういうところあるよねー
10数年ぶりに来たけど、やはり内装のゴージャスさに興奮する。
うわー、どこで観ようかな~ってめちゃくちゃ迷った。
深紅の高級ソファに座ってまったり観るもよし。
2階席ってのも悪くないな。
でもSalyuん時遅れていって人パンパンで余儀なく2階席で観た時の観にくさを思い出してここは避けた。
結局右端のソファー席が空いており、そこに荷物置いてこのアングルからの場所に決めた。
さて、約4年ぶりの坂本慎太郎くんのライブ。
メンバーはいつも通り鉄壁の布陣、ベースAYAさん、ドラム菅沼雄太氏、吹奏&パーカス西内徹ちゃん。
1曲目は新作『物語のように』から「それは違法でした」。
これはなかなか変則的なリズムにアレンジされていてノリにくかったが、演奏が始まった瞬間になんだかジーンと込み上げてくるものがあった。
2曲目は前々作から「スーパーカルト誕生」。いやー久々に聴けて、このメランコリックなメロディーラインに心揺さぶられる。
その後は新作曲中心に、菅沼氏の軽快なドラミングで始まる「まだ平気?」~「君には時間がある」~「悲しい用事」で一気に気分が高揚する。
やっぱこのバンドはリズム隊がいいなって改めて思う。
ヤバかったのがサイケなムードの「愛のふとさ」。徹ちゃんの妖艶でヒステリックなサックスが炸裂していた。
連続して「仮面をはずさないで」がきたときはもう絶妙すぎて気分がどうにかなっちゃいそうだった。
もうAYAさんの紡ぐファンキーでユニークなベースのフレーズに悶絶ゾクゾクした。
それにしても、ゆらゆら帝国時代を数えても坂本くんをこんな至近距離で拝んだことはない。
まさに至福の時だった。
エフェクター踏むところもバッチリ拝見できた。
一番近くで真正面から拝めたのは赤いド派手なニット着た徹ちゃんで、出番ないときはアンプにドカっと腰を下ろしてスマホいじったり客席をカメラで撮ったりと、黙々と演奏する他の3人に比べてなかなか自由な人で、観ていて大変微笑ましかった。
いろんな小道具を取り揃えてて、「あなたもロボットになれる」などの曲でこれらが大活躍する。
気づけばマラカス持って変なダンスに興じてたり、挙句には湘南乃風になってた。
(これはタオルを振り回す=湘南乃風という一般的で安易な例えなので正確ではないかもしれないけれど)
今回、ほんとうに神戸のクラブ月世界を選んで大大大大正解。
とにかくこのシャレオツな坂本バンドにこれ以上ないってくらいマッチしてて、ステージ観ててまるで60年代サイケデリック時代にトリップしたかのような感覚に陥ったもんな。
確かに4年前に観た美園ユニバースも元キャバレーなんだけど、なんか全然違うって感じ。あそこはなんか違和感があって2度目は行かなかった。
音質も月世界の方が断然よかったし。
「ディスコって」では美園ユニバースでも回らなかったミラーボールがキラキラサイケに回りだし、本当に幸せな気分になった。
月世界わかってはるわー、もっサイコーって感じ。
坂本くんが「最後の曲です」と言って「君はそう決めた」が演奏され、これは坂本くん流のジョークなのであろう、演奏が終わって拍手が鳴り止まないうちにハケもせず「アンコールありがとうございます」といって、そのままあと2曲演奏し出した。
「ある日のこと」が演奏され、坂本くんのこの歌のメロディーラインとフレーズに何とも言いようのない感情になって、思わず涙が出てきてしまった。
これほどほのぼのした平和な曲調なのに、そこになんだか哀愁が混じり合うというか・・・
いや~、こんな極上な空間でのライブは何年ぶりだろうか。
ほんとうにプレミアムで素敵な夜となった。
これで最近の邦バンドのチケ代の約半額の料金しか取らないんだぜ。
信じられないよ。
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