新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

文豪たちが愛した蒲郡・常磐館、海辺の文学記念館へ行く!

2022-03-03 06:13:06 | B級スポット

竹島に寄ったついでに

レトロな洋風の建物である

「海辺の文学記念館」に立ち寄る

 

門に座ってるこの子供

 

指を咥えて素っ裸で遠くをみていて…哀愁が漂ってきます…状況的には、海水浴を楽しんでいたら、波によって、海水パンツが流され、どうしよう…といった場面でしょうか…

こういった妄想こそ「文学の原点だー!!!」ということで…

立ち寄った

「海辺の文学記念館」

嬉しいことに…嬉しいことに…私の大好きなタダ…タダ…無料であるとなれば、もう立ち寄らずにはいられない…(笑)

無料なのに…無料なのに…

竹島や「竹島水族館」にはいっぱい人がいたのに…

ここは、私の他に1組だけ…

それが、返って趣が…風情が感じられて…イイ感じです…

入ると、検温チェック、手指消毒、連絡先の記入と、和装姿の素敵な女性スタッフが案内してくれます…

なんか、それも趣がより増していく感じがして、いいよね!

これが、コテコテのスタッフジャンバー着た小太りのいかにも館長ですよ!!みたいな方が三河弁で「手指消毒、そこでしりん!」なんて言った応対だったら、レトロだなと建物から伝わってくる趣、風情といったものが、どこかに飛んで行っちゃう…

はい、和装姿の素敵な女性スタッフの優し気な応対!!がポイントです…(笑)

もともと、この場所には料理旅館「常磐館」があったらしく…昭和57年に老朽化のため取り壊し…

このレトロな建物は、元々は市内中央本町にあった明治末期にあった岡本医院を模倣復元したものらしく…

このハコモノの中に、この地に明治末期開業の料理旅館「常磐館」にあった今となってはレトロなものが展示してありまして…

 

たとえば常磐館で実際に使われていた照明器具や100年前から使われている置時計などが飾られていたりと…

 

 

特に写真上の、欄間の彫刻はもう素晴らしすぎる!!の一言

 

…といったように…誰もいないこの空間…(私が入った時にいた観光客は帰られたので、このレトロな大正、昭和初期のようなこの空間)…を独占状態

 

料理旅館「常磐館」は、1912年に滝信四郎氏により建てられ、他にも
「竹島橋」「蒲郡ホテル(現 蒲郡クラシックホテル)」「弘法大師像」など、蒲郡観光の礎を築いた名古屋の実業家であるとのこと…

その方のがあったゾウ…(小学生か!)

 

滝信四郎氏が築いた、この地にあった「蒲郡」と「常磐館」の案内パンフ…

 

「東海唯一の別天地」

のキャッチコピーがいいですなあ…

この滝信四郎氏よりも、うんと昔に蒲郡を創り上げた

藤原俊成さまのパネルもいくつか…あって

ここ蒲郡の竹島近くは、当時から東海地方屈指の保養地として大正・昭和期にわたり多くの文豪たちに愛されたそうな
最も早くに作品内で取り上げた菊池寛を始め、志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三、川端康成、井上靖、三島由紀夫などの作家や文化人が滞在し、作品やエピソードを残したとのことで…

菊池寛

 

菊池寛の長編小説「火華(ひばな)」

「蒲郡の海! それは、瀬戸内海の海のやうに静かだ。低い山脈に囲まれ、その一角が僅かに断(たゝ)れて、伊勢湾に続いて居る…」といったようにこの長編小説は蒲郡を舞台に…

「ひばな(火華)」もとい…「ひまな」ときをみつけて…「火華(ひばな)」読んでみようっと!!

 

三島由紀夫の長編小説「宴のあと」

この作品はモデルとされた有田八郎から「プライバシー」を侵すものであるとして三島と新潮社が訴えられたことでも知られる作品

主人公の新婚旅行先が、この蒲郡だったんですよ!東海地区の「熱海」と言っても過言ではない「東海唯一の別天地」ですからね…

今では、こういった「宴のあと」に陽性者がでたら、クラスターとか言って、その方の「プライバシー」が暴かれるような…過剰にその人を追い詰めるような報道姿勢…SNSでの個人情報露呈に繋がってますよね…今も、昔も「プライバシー」問題は巡る!巡る!!

 

 

川端康成「旅への誘ひ」

どんな作品が知りませんが、旅ですので「橋を渡るとそこは竹島だった…」的なことも書かれているのでしょうか・?

 

谷崎潤一郎「細雪」

登場する四姉妹の中で、三女雪子が大垣方面での見合いの帰りに、蒲郡まで旅行をするシーン描かれている…ようで…

 

きっと蒲郡市博物館で見たこの車両に乗っていたこと??でしょう!!

 

 

 

この怪しげなオジサンが乗っているこの車両に…と…得意の妄想癖

 



海岸に石碑が設立されていた、映画監督の木下恵介さんの色紙

さてさて、洋館ですが、奥は和室になってまして

そこからみえる竹島の眺望が素晴らしくて…

 

 

いやあ、こんな和室で…小説…もとい…ブログを書いてたら、どんどんどんどん、10年先の分まで書けるような気がする!!…(笑)

 

 

 

ここでは、2ヵ月から10年後の自分や家族に手紙が送れる…「時手紙」が…

要は、希望する年月まで手紙をここで預かってくれてて、その希望する年月が経ったら手紙を届けてくれるという企画…

10年後と言えば…

定年退職して、きっと体のあちこちも痛くて…ああ、あの頃はよかったと、きっと手紙が届いたときに思うはずだから…書くのをやめときました…

もし私が小学生だったら、きっと喜んで書いただろうな…

プロ野球選手になってる私へ…とか(プロ野球選手になりたいと思ったことないけど…)

パイロットになっている私へ…とか(パイロットになろうと思ったこともないけど…落ちたら大変!タダでさえ、受験のときに落ちたのに…)

思えば、小学生の頃、これになりたいと思ったことが、思い出せない私…小学生の頃から、日々世間の波に流されて生きてきたのね…とシミジミ…

さてさて裏が庭園になっていたので、花に誘われて散策をば…

 

 

丘を登っていくような階段があって

はい、バカは高いところに昇りたがる!!私、まさに、そのとおりの性格で…

 

登れば、御覧のよーな眺望が楽しめる

 

 

桜を眺めながら、もっともっと登れば

 

 

 

より…竹島の眺望が…

 

 

とこの丘の上に建つ城のような建物は

「蒲郡クラシックホテル」

 

その廻りが散策路になっていまして…

桜と竹島のコラボが楽しめちゃう!!

 

 

 

ああ、高いところに昇りたがる…バカでよかった…(笑)

 

 

「蒲郡クラシックホテル」

中に入って、珈琲でも…とも思ったけど…おそらく、コメダ珈琲の価格ではなさそうなので、やめておく…

お城のような「蒲郡クラシックホテル」

 

帰り道…

コメダ珈琲に寄りながら

やっぱ…清水の舞台から飛び降りたつもりで、「蒲郡クラシックホテル」で珈琲飲んでたら、思い出に刻まれるよね…なんて後悔(こうかい)しながら…

そんなブログを公開(こうかい)する…私なのです…(笑)