2021年夏…
それはそれは、クソ暑くて…蒸し暑くて…オリンピックが終わるころを見計らったように愛知県下には緊急事態宣言が発出…
昨年春から蔓延しだした目には見えないものが、人混みの多い空気中には、より多く漂っているようで…
じっと家でゴロゴロ、不要不急な外出は自粛…なんて言われているけど
…どこか、休日には出掛けたい…
でも、一歩、家から出たら…それはそれは、クソ暑くて…蒸し暑くて…やはり目に見えないものが蔓延しているらしくて、人混みの中は…ちょっと…
でも、それなりに生きている私…
こんなときのベストなお出かけスポットは知っている…
それは〇〇博物館の類…
空調は効いてて涼しいし…新型コロナウイルス感染拡大で、今、叫ばれているような「密」にもなりにくい場所だし…
財布にも優しくて…最高に楽しめる場所…
かといって、私、その地域の文化や歴史にそれほど興味があるかと言えば???…ですけど…
何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…
そういった目線で楽しめる〇〇博物館の類…
で、今回紹介するのが
知立市歴史民俗資料館
知立市図書館に併設されていて、嬉しいことに
ここも入場料無料!!要はタダ!タダで、タダなのに、ほとんど誰もいない…ソーシャルディスタンス100パーセントと言えちゃうハコモノです!!
このみえないものが蔓延している中、ありがたや!ありがたや!!
ロビーには
知立市マスコットキャラクター「ちりゅっぴ」を紹介している一枚が掲示板に
へー、ポーチは「あんまき」なんだ…できるならパンツを履いてほしかったな…(笑)
と思いつつ、そのそばには
荒新切遺跡公園のジオラマが
知立市南部の猿渡川と吹戸川に囲まれたこの地域には10か所の遺跡が分布し、「西中遺跡群」と総称されていて、弥生~古墳時代の各種遺物が多く出土していて…
その地を整備してこんな公園が完成する予定なんですね!!
B級スポットマニアの私…完成して、人混みのブームが去ったら、きっと行くな…
さてさて、ロビーには、平ぺったい洞窟??がありまして、
これは知立市生まれの漫画家ウノ・カマキリさんの 仕掛け絵本「どうくつ」を巨大化したもの…
訪ねたときには、
「ウノ・カマキリワールド~Cartoon~展」
がやっていました…
まあ、基本的には、漫画は「コウノドリ」の「鈴ノ木ユウ」さん以外、興味関心のない世界に生きているので、「ウノ・カマキリ」さん、全然存じていませんでしたが…
「ウノ・カマキリ」さんを、ググってみたら、落語と寄席をこよなく愛する漫画家であり、落画家であるとのこと…(笑)
青春出版社の『PLAYBOOKS』シリーズ(新書判)表紙の絵は「ウノ・カマキリ」さんの絵だったんですね…ということを初めて知りました…
『平凡パンチ』に掲載されていたらしい「きのうのジョー 力石は生きていた パロディ版」とか風刺満載の時事ネタの一コマ漫画等、
心がピュアでない私にはオモシロかったです…(笑)
…かと言えば、先ほど紹介した、心がピュアな心をもった子供向けの仕掛け絵本「どうくつ」なんぞもかいており、作品は実に多角的…
作品は、子供から、お年寄りまで、幅広く支持されているようで…
ホントは写真で紹介できると手っ取り早いんですけど館内、この企画展のほとんどが撮影禁止でございました
ロビーには、直筆の色紙が…
「知立(ちりゅう)」は「知立(ともだち)」
上手いこと言いますなあ
いやあ、こんな素晴らしい企画展示がタダで楽しめちゃうのに…このソーシャルディスタンス感、なんかもったいないような…
さてさて、これ以後は、写真撮影可能な…常設展の展示
まずは、ロビーには
揺桿(ようかん)と腕用ポンプ
この図のような大火災のときに活躍したと思われるけど
裸の女性をみて理性を失っちゃいそうな男性の頭に水を掛けて冷やす…といったときにも使用されていたのかも知れないな…
ここの展示をみると…つい、そんなふうにも妄想しちゃう…
さてさて、館内の目玉の展示が…おそらく…この池鯉鮒宿、旅籠の再現
帳場には…この歴史民俗資料館唯一の
等身大人形が…
後方には、布袋様や大黒様を並べて、ゲンを担いでいますが…
表情をみる限り、宿泊者は少なそう…営業的にも苦しそうな…
べっぴんの「飯盛女」を2,3人みつけてきて…起死回生を!!
おお、そーいえば…ロビーにいい女がいたような…!!
そんな声が聞こえてきそう??です???
そんな妄想を断ち切って…(笑)…2階へと
さてさて、2階には歴史民俗資料館らしく…江戸から明治時代の農具の展示…
唐箕(とうみ)に
万石どおし
これ、中学校の歴史のテストにでますよ!!いやあ、このブログに遊びにきてよかったですね…
…って、おそらくこのブログ、中学生は読んでいないように思うけど…
これは
「ガンガン」って言うんだって
私は、即、クロマニヨンズの「ギリギリガガンガン」を心の中で、口ずさんじゃいました…
コロナ禍で、毎年恒例だったクロマニヨンズのライブにも、全然行けてないし…
さてさて、続いても歴史民俗資料館らしく…縄文から弥生時代の土器の欠片の展示
いやあ、土器みてドキドキしますなあ…(ホントは全然ドキドキしないけど…)
こちらは、知立神社で出土したもの…
私の参拝記はこちら
知立神社参拝と…松尾芭蕉の句碑を訪ねて
この木簡から「ムラ」が消えていたことがわかったそうな…
あ、この木簡は複製ですけど…
消えたムラ……とありますが…このハコモノも…あたかも人が消えているかのようで???
まあ、こういった公共の施設のハコモノにありがちな光景…
100パーセント、ソーシャルディスタンスが保てるのに…無料で、空調も効いてるのに誰もいないの!!
みなさん、どこに行ってるのでしょう!!
あ、マンボーとか緊急事態なんちゃらが出てるから、不要不急な外出にこれは当たると思って自粛してるのかなあ…と言っても、実は、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前から、こういった地方のハコモノはどこもガラガラでしたけどね…
さてさて、このハコモノの旅籠の等身大人形と同様に、イチオシなのが…
この知立の文化財地理模型
どーして、イチオシかというと…
このジオラマの写真を新しくしたらしいのよ!!
「ちりゅっぴ」が飛び跳ねていますし!「リニューアル」ですからね!!
「見に来てだっぴ」???「だっぴ(脱皮)??」…「ちりゅっぴ」は爬虫類かなにかなのでしょうか??
おお、ニューリアル!!
ここで、私が気になったのが
「重原城址」…私、城址マニアですからね…
重原城と言えば、織田信長との「村木砦の戦い」の戦いの前に、今川軍が攻め落した城じゃないか…
私が訪ねた「村木砦」のブログもついでにぜひぜひ!
織田信長が初めて鉄砲を使った戦い…村木砦址と本陣を置いた村木神社に行く!!
マニアックな…私には実に興味深い展示!!
チェック!チェック!!近々…「重原城址」にいくぞ!!土塁が私を待っている???…こうして、ブログに記しておけば、いつか「重原城址」に行くぞー!って気分になるはず…??
今、2021年夏は訪ねてはダメです!!城跡はクソ暑いし、やぶ蚊は集団で襲ってくるし、下手したら私の苦手なニョロニョロと遭遇する危険性もあるしね…
さてさて、10分くらいは立ち止まっていた「重原城址」のコーナーを後にして
「竹を使った生活の道具」
なじみのあるものといえば「竹まくら」でしょうか…でも、とても眠りにくいですよね…
マクラの高さの調整もできませんしね…
幕末から明治にかけて活躍した自由民権家
内藤魯一さんの紹介パネル
板垣退助が岐阜の神道中教院で刺客・相原尚褧に襲われ「板垣死ストモ自由ハ死セズ」と勘破した時、刺客を投げ飛ばして取り押さえ、窮地を救ったのが…この内藤魯一さんだったとか…
刺客を投げ飛ばすなんて…新日本プロレスに入ってたら、2冠王になっていたに違いない…???…それ、同じ「内藤」でも「内藤哲也」選手やないか!(ボケもマニアックでスミマセン!!)
戦争に関する展示…
もう2度と、こんな集合写真を撮るようなことが起きませんように…
その横に展示してあった「護美箱」…
いやあ、「ゴミ箱」の語源の美しさに改めて感動した次第…
そして、戦時中の教科書…
零戦機や戦車に数を数えてたんですね…きっと
零戦はいくつだ…「ゼロ戦だけに「ゼロ」!!」…ブッブー!!
戦車はいくつだ…「戦車だけに「千!!」…ブッブー!!
「お国のために散る以前に、算数の問題で散っていた人がいたことでしょう…きっと…」
「兵隊ゴッコ」して遊んでいたんですね…今は一部の大人の方が「変態ゴッコ」して遊んでますよね…
「勇サンハ オモチャノ…」…やめとこ!!
そんな「変態ゴッコ」…もとい「兵隊ゴッコ」してたから、黒墨教科書に!!???
「変態ゴッコ」…もとい「兵隊ゴッコ」は歌もありました…
「変態」に出会ったら、敵兵のようにニゲルのがよろしいかと…
続いては、高学年向けの教科書
ドイツやイタリヤなどは、日本と親しい関係を結んで、新しく「正しい」世界を打ち立てるために戦っています…との記述…
「正しい」とはなんなのか…考えさせられますね…
最後には、昭和の展示コーナー
ステレオです!!子供の頃…こんなのありました…
三種の神器
「テレビ」も「洗濯機」も「冷蔵庫」もポケモンのように進化してきたんですね!!
そして、五右衛門風呂…
私は、浮いている板がお風呂の蓋だと思って入って、足の裏がめちゃ熱くて、飛び跳ねた思い出があります…
さてさて
知立といえば、在原業平ですよね!!
平安時代の歌人である「古今和歌集」「伊勢物語」に登場する在原業平
彼が、この知立の地、八橋の「かきつばた」をみて、その「かきつばた」が一面に咲き乱れているのをみて…
「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」
在原業平が「かきつばた」の5文字を句頭に詠んだ歌が…
となれば…同じく平安時代の清少納言をライバルとしている
「ド少納言」も、この知立の地で,詠まずにはいられない…
「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」
と在原業平が詠ったなら、私こと「ド少納言」も
「かたからも きつくなりつつ ようつうあれば はるはるしっぷ こしにしてぞおもふ」
意…
「かたからも(肩からも) きつくなりつつ ようつうあれば(腰痛あれば) はるはるしっぷ(貼る貼る湿布) こしにしてぞおもふ(腰にしてぞと思う」
あれれれ「句頭」が「かきつばた」ならぬ「かきよはこ」になってしまいましたがな…
「かきよはこ」っていう花が「かきつばた」のようにあればいいのに!!…笑
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