東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

高校部

2020-11-02 14:18:41 | 日記
 瓢箪山教場では、こそっと学習塾をしております。もともと大手ではちょっと合わないという方に、お子様を教えてほしいというご希望に応える形で始めたものが、いつの間にか今の形になっています。

 現高2が中3の夏の時に、隣接する物件を取得して塾専用の建物にしました。この際に一部屋を自習専用の部屋として、卒業生が使えるようにしました。高校部とは言っても授業をするわけではなく、単純に自習スペースを確保したわけです。ただし、参考書の類は結構たくさん揃えました。

 さて、ここを作った時からずっと利用している現高3が受験にチャレンジすることになりました。いわゆるAOタイプの受験で、出願時の自己アピール。そして小論文と面接が2次試験という流れでした。

 高校在学中は部活に打ち込んでいたこの生徒は、お世辞にも学力が高いわけではありません。そして予備校にもほぼ通っておらず(高3の夏だけ少し受講した程度)、なんとここで受験にチャレンジしたいと。

 確かに、現代文と小論文はある程度指導できるとはいえ…。でもそんなことを言っても始まらないので、大学入試との格闘開始です。自己アピールの添削は「この生徒らしさを出す」ことに集中し、あえてテクニック的なことは封印しました。面接時に聞かれたときに自分の言葉で答えることができるように。添削はひたすら疑問形で通しました。

 小論文は参考書の過去問から練習に入り、とにかく時間内に字数を書ききる練習から始めました。最後はここ数年の過去問から考えた3つのテーマで書いてもらいました。最終的には時間内に指定時数を書ききることができるようなりました。私的には「届くか?」というなんとも確信の持てない手ごたえでしたが…
 練習したテーマに1つとかなり似た1問題が出題されたことで、自信をもって書ききれたのこと。受験から発表まで2週間。もしもに備えて次の入試形式への課題を進めますが、あまり手につかない様子でしたね。それは私もまた同じでしたが(笑)。

 そして昨日、見事に合格の通知が届きました。第一志望に一発合格。うん、なかなかいいもんですね。この生徒とはあしかけ11年のお付き合いになります。春からは塾のスタッフとして来てくれることにもなっていますので、もう少しお付き合いが続きます。
 あ、塾のスタッフにもう一人15年のお付き合いになる教え子もいますね~。

 こうして、長く生徒とかかわることができることは、本当に指導者冥利に尽きます。そしてこれほどまで長い期間、お子様を預けていただく保護者の皆様には感謝しかないです。

 さて、私自身が対応できる大学受験の教科は決して多くないですし、ましてや難関大学の指導はできないと思います。私は私の守備範囲からでしゃばることなく、生徒の希望にはできる限り応える。というスタンスで今後もやっていきたいと思います。

 現高3は半分の教え子が進路報告に来てくれています。さて、あと何人来てくれるかな?
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