東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

丸くなる

2019-01-09 00:28:03 | 日記
 最近指導しているときに、自分自身が丸くなったと感じることが多くなりました。

 先日、学習塾は冬期講習最終日に模擬試験を実施したのですが、必ずしも全員がいい成績というわけではありません。成績の手ごたえの悪かった生徒は私と目を合わせにくいようです。叱られると思っているようです。

 成績が思うように伸びないことはある意味当たり前なんですよ。冬期講習の課題は基本的に復習です。2学期期末試験が終わった時点で渡していますから、きちんと計画をたてて「普段から」取り組んでいけばそんなに難しい課題ではありません。「後回しにする」「まだいけるやろという甘い考え」が自分自身を追い詰めたのです。
 そんなお話をしながら
 「模擬試験は一生懸命したお勉強の中で、あなたの弱点や課題が炙りだされるんです。だから少しでも学力を上げていきたいのなら、今回の結果から目を背けてはだめです。見つかった弱点や課題にきちんと向き合って、できなかった・分からなかったことをできる・分かるに変えていく努力をしなさい」
 なんていうお話をしています。

 学力を上げる特効薬を未だ私は知りません。私は学力を上げる最善で1番早い方法は「地道な努力」だと思っています。そしてそんな努力を中学生が自分自身で進んでするとは思いません。だからお勉強やそろばんで負荷をかけながら、自分自身と向き合うように持って行くしかないと思っています。お勉強やそろばんを通して身に付いた力と、そのしんどさを乗り越えることで身に付く力は何よりも生徒自信のためになると思っています。

 この考え方は、先生業を始めた当初からそんなに変わっていません。しかし伝え方は本当に変わったと思います。10年前ならもっと大きな声で叱り飛ばしていたんですもん。「ほら見てみい! やらなかったら結果なんか出るわけないって何回も言ったよね!」と。

 でもね、叱ることを繰り返すと「叱られないため」の行動に変わってしまうんです。お勉強はね、先生に叱られないためにするのではないんですよ。もっと言えばただ単に成績を上げるためにするのでもありません。

 「努力を通して自分自身を鍛え上げるため」

 何度も繰り返していることですが、これが究極の目的ですね。

 私も年を取りました。伝え方は年年歳歳丸くなっていると思います。それでも伝えたいことは20数年変わっていません。これからも少しでも伝わるであろう方法を模索し続けるんでしょう。
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年末年始のお勉強について思うこと

2019-01-05 10:23:21 | 日記
 「受験生はお正月も変わらずお勉強をするものだ。人生でこんなに頑張るのは高校入試と大学入試の2回くらいなんだから」

 ネットでこんなお考えをよく見るようになりました。私は「えっ、受験勉強程度の頑張りって、人生で2回しかないの?」というものですね。もちろん受験の成否は後の人生において少なくない影響を持つことは自明の理です。だから受験勉強にそのとき持っている自分のリソースを可能な限りつぎ込むことを否定するものではありません。しかしながら、前述の物言いは私は好きではないんですよね。

 私は教え子に「後からさ、あのときもっとやっとけば良かったっていう後悔を先生に聞かせることにならないようにはしてほしいな」こんな感じで伝えます。お正月も休みなく平常と変わらないペースでのお勉強をした方がいいならばそうすればいいし、お正月くらい休んでリフレッシュしたければそうすればいい。

 私自身は「お正月くらい家族団らんで過ごせないくらいのお勉強をしなきゃ合格できないような学校なら、そもそもあなたには向いてないんじゃないの?」という考え方が根底にあります。受験生にだってお休みは必要だ。私はこう考えているんですよね。

 受験で大切なことは「自分はここまでのことが本気で出来るんだ」ということを身をもって経験することじゃないですかね。その経験が後々の人生において貴重な経験であるはずです。

 私自身は大学在学中~大学院での研究の方が、受験勉強よりもはるかに大変でした。そろばん教室を開設してからお月謝で生活できるようになるまでの期間はもっと大変でした。学習塾をするようになってから、年間の休日日数は20日程度です。世間一般の感覚で言えば「超絶ブラック」なんでしょうが、「過労」で倒れたことはありません。ある意味毎日が受験勉強よりも大変です。

 受験勉強は「自分のため」にするものですが、私の普段の行動は「教え子の成長にいかにして寄与するか」という考えが根底にあるので、手を抜くわけにはいかないのです。

 年末年始も休みなく頑張れというのは大人のエゴだと思うくらいです。年末年始特別特訓って、塾側の臨終収入のためじゃないの?と考えてしまうくらいです。でもね、タダ同然の費用で、休日返上で教え子のために身を削って授業をされている方々はもちろん別ですよ。その考え方に受験生本人が賛同して参加する分にはいいと思います。それもまた受験ですから。

 私は教え子に年末年始のお勉強は強制していません。2学期期末試験が終わった時点で、冬休み終了までの課題を渡して、先を見通したお勉強を指示しました。年末年始にある程度ゆっくりしたければ、そこを逆算して課題を進めなさいと。ライフワークバランスの充実が声高に叫ばれる今、こうしたことを考えながら指導していくこともまた、塾指導では必要だと考えているからでもあります。

 ある程度先を見据えた行動をすれば、休むべきときにはきちんと休めるはずですし、休んではいけないときに走りきることが出来るはずです。私はこう考えています。

 受験生の皆さん。いよいよ勝負です。睡眠時間を削るようなお勉強をしてはいけません。受験時に最大のパフォーマンスが出せるように体調管理をしっかりすることもまた、受験に勝つために必要なことだと思います。受験までの日々を逆算して、受験日に自分のピークを持っていけるように、睡眠不足でパフォーマンスの落ちることのないように、走りぬいてくださいね。
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始動

2019-01-04 09:15:33 | 日記
 本日4日より塾指導は始動します。

 そろばんは7日(月)から始動です。

 三が日はゆっくりと休ませて頂きました。気分一新リフレッシュ。今年は今一度基本に立ち返って指導をしていきたいと思います。

 さあ、「指導」を「始動」だ!  
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あけましておめでとうございます

2019-01-01 00:00:00 | 日記
 初春のお慶びを申し上げます。

 旧年中は当教場の指導方針にご理解・ご協力を賜りましてありがとうございました。本年も変わらぬご支援のほどお願い申し上げます。

 子供たちが当たり前に頑張ることのできる環境、その頑張りがきちんと認められ評価される環境を提供し続けたいと思っております。そのためにできることに日々全力投球していきます。「いつも本気で全力で」子供たちと今年も向き合っていく所存でございます。何卒本年も宜しくお願い申し上げます。


 平成31年 元旦  関西珠算瓢箪山教場・石切教場
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