
ダンスの発表会聞くとあなたは、どんなイメージがありますか。
上手な人が出るもの
上手な人しか出てはいけないもの
出てる人はみんな踊りに自信があるから出ている
もしくは容姿に自信があるから出ている
選ばれた生徒さんが出ている
そんなイメージをお持ちの方もいるかも知れませんね。
実際は
ぜんぜんそんなことないんですよ。
参加する生徒さんは、どんな気持ちで参加を決めるのでしょう。
私の場合をお話しますと、
私が初心者の頃は、参加申込用紙を提出するのにものすごくドキドキしました。
長ーーーーーいブランクを経て
やっっっっっと再会を果たしたダンスと私。
「出たい!発表会に出ないなどという選択はありえない!」
と、本心では揺るぎない気持ちがあったのに
いざ申込をしようとすると、ものすごくドキドキ…
私なんかが発表会にお金使っていいのかしら、という罪悪感とか
こんなことして大変なことになったらどうしよう?みたいな漠然とした不安
(「大変なこと」の内訳はよくわからない)
クラスメイトの皆さんとやっていけるかな
というような気持ちが私を襲いました。
後に知ったのですが、人間はやったことのないことをするとき
たいてい罪悪感が生じるそうです。
生き物としての本能、現状維持機能がそうさせるのだそうです。
だから、えいっ!という感じで申込していました。
わー、申込んじゃったよ、どうしよう!!
何の自信もない、
ダンスだって自信ない…
そんな私が、発表会に出るんだ…
大丈夫かな~
大丈夫かな~……
…………。 でも………
発表会に出られるのね!!
う、うれしいっっっっっ(涙)
初心者時代、申込直後の私の心情は、だいたいいつもこのような感じでしたね。
そして今も同じです。
ただ、スタジオ専属ダンサーを目指していた頃は、ちょっとちがいましたね。
そのためのカリキュラムの中で
3ヶ月に1度の発表会に必ず参加することが義務付けられていたので、
ドキドキはなく、とにかくひとつひとつの課程を消化するような気持ちでした。
でも独立してから気付いたのです。
義務付けられている状態って、
ラクだったんだなって。
義務付けられると、
自分で決めなくていい。
迷わなくて済む、比べなくて済む、自分と向き合わなくて済む。
不都合なことがあっても、義務付けた人のせいにできる。
「だってさ~、私、ここんとこ仕事が忙しくて、ホントは今回の発表会あんまり出たくなかったんだけど、先生が出ろっていうからさ~。」
と。
やはりそういうところは、
自分の中に修行者の傲慢があったな、と思う。
独立してから、出るも出ないも、発表会するもしないも、
自分で決めなくてはならなくなりました。
不都合なことがあっても、もう先生のせいにはできません。
「こんな義務付けて厳しいわよねぇ~。」
と愚痴り合える友達もいない。
独りぼっちになったとき、
管理されていた時代は実は楽だったんだと、気が付きました。
そして、先生もどれだけ「独りぼっち」だったかということも。
そして今。
私は生徒さんに、発表会参加は義務付けていません。
私から参加を促すような声かけをしたり、メンバーを選んだりもしてません。
とにかく、生徒さんにこちらのプランをできる限りくわしくお伝えし、出しきったら、あとは生徒さんのお返事を待つ。
それでも自分で決めて、参加申込をしてくださる生徒さんがいらっしゃいます。
初心者時代のドキドキ体験と、スタジオ修行時代の惰性体験、その後の独りぼっち体験を経た私としては、
こうして「自分で決めて出る」
ということが、本当に凄いことだと思うのです。
もちろん、申込までの展開はいろいろです。
やるからには頑張ります!!とはりきっていた生徒さんが、次のレッスンで「やっぱり…いいです…」と不参加になったり
とてもドキドキしながら申込くださる生徒さん。
かなり迷い、えいっ!と決断される生徒さん。
仕事やご家庭の調整をギリギリまで頑張った末、申込くださる生徒さん。
そして、
「私が出たいから出る。」
自分の真実に従いシンプルにあざやかに決める生徒さん。
他にも、口には出さないけれど、人知れずドキドキしたり罪悪感にさいなまれたり迷ったりしながら、
えいっ!と決断しているのでしょう。
発表会のステージで踊っている生徒さんたち、
皆さんいろんな気持ちで参加しているものなのです✨
2016秋のダンスミニ発表会+ハンドメイドミニ展示いたします。
ドアオープン=17時
スタート=17:30
クローズ=19:30頃
横浜市磯子区 杉田劇場リハーサル室コスモスにて。
入場料1000円 小学生以下無料
内容
☆ベリーダンスとレディースシャインサルサ(ひとりで踊るサルサ)初級教室の
生徒による発表
ベリーダンス・デュオ
レディースシャインサルサ・チーム
☆講師 斉藤奈津子による発表
☆演目は通常のベリーとサルサに加え、昭和の歌謡曲を用いた歌謡ベリー、歌謡サルサに
生徒、講師ともに挑戦いたします。
☆今年はゲスト参加として、ダンス教室を主宰するたしまゆうこ先生もご出演。
☆手芸作品ミニ展示のコーナーを設置。お一人様でいらしても、プログラムの合間も楽しく過ごしていただけます。
あなたのご来場、心よりお待ちしています。
斉藤奈津子
