梅雨明け宣言 のないこの頃 たまに晴れると 蒸し暑く
体も慣れていないので とても暑い。
まだ 七月にもなっていないのに クーラーをつけるのは
気が引けるし テストなどと 言い訳しつつ 遠慮しつつ
涼んでいる。
小学生の頃 勿論我が家に冷蔵庫などなかった。
敗戦の痛手の残る 昭和25年頃の話。
皆 食べるのに 一生懸命で 大方皆貧乏だった頃。
友達の中に 転勤族の 保険の支店長の子供が 転入してきた。
子供のことなら 早速学校の帰りに 遊びに寄った。
その友達の家には 毎日氷屋が配達に来ていた。
あの 上に氷を入れて 冷やす冷蔵庫があつた。
赤い銅版の 箱はピカ ピカ光っていた。
ああこれが 冷蔵庫かとそのとき 知った。
そして 我が家の 貧乏な生活も 子供ながら感じた
日となつた。
グラスに 氷のかけらを入れて カルピスをご馳走になった。
生まれて 始めて カルピスを飲んだ 日でもあった。
その友達とは ずっと一緒だったが 高校を卒業すると 親の転勤で
東京に行き 結婚したと聞いていたが 先日 風の便りで
訃報を耳にした。
暑い夏の日の カルピスの味を ふと思い出した。
写真は 苦瓜の花です。
いかめしい 実とは違って 可愛い可憐な花が咲きます。
体も慣れていないので とても暑い。
まだ 七月にもなっていないのに クーラーをつけるのは
気が引けるし テストなどと 言い訳しつつ 遠慮しつつ
涼んでいる。
小学生の頃 勿論我が家に冷蔵庫などなかった。
敗戦の痛手の残る 昭和25年頃の話。
皆 食べるのに 一生懸命で 大方皆貧乏だった頃。
友達の中に 転勤族の 保険の支店長の子供が 転入してきた。
子供のことなら 早速学校の帰りに 遊びに寄った。
その友達の家には 毎日氷屋が配達に来ていた。
あの 上に氷を入れて 冷やす冷蔵庫があつた。
赤い銅版の 箱はピカ ピカ光っていた。
ああこれが 冷蔵庫かとそのとき 知った。
そして 我が家の 貧乏な生活も 子供ながら感じた
日となつた。
グラスに 氷のかけらを入れて カルピスをご馳走になった。
生まれて 始めて カルピスを飲んだ 日でもあった。
その友達とは ずっと一緒だったが 高校を卒業すると 親の転勤で
東京に行き 結婚したと聞いていたが 先日 風の便りで
訃報を耳にした。
暑い夏の日の カルピスの味を ふと思い出した。
写真は 苦瓜の花です。
いかめしい 実とは違って 可愛い可憐な花が咲きます。
