端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

せんぐまき

2007-11-19 | Weblog
今日は 集落の神社の秋の大祭です。
朝から 当番の方々は 大忙しです。 
神官さんや神楽を舞う方々そして当番の昼食の準備や 祭壇のお供え
の準備などが あるからです。

お昼を過ぎると 神官さんの長い祝詞があり その後太鼓の心地よい
リズムが響き神楽が舞われます。
昔何にも娯楽のない頃は 神楽を鑑賞し 秋の一日をゆっくり
仕事を休み 皆で楽しんだのでしょう。
今は祭りの賛同者で 経費を割りかんで負担し維持しています。
他の集落では 経費の関係で神楽なしの祭りもあるようです。

そんな神楽の後 参拝者や参加の戸主にお神酒が振舞われます。
心地よく 焼酎が回った頃 最後の神楽「蛇切り」が行われます。

わらで作った 二匹の蛇を鬼が退治するのです。
刀を 中々抜かない鬼に 掛け声や冷やかしの声がかけられます。


退治された二匹の蛇の藁は 家畜に食べさせると病気をしないといわれ
酪農家の方や肥育牛の農家の方が持って帰ります。
この秋祭りには地区から遠くに住む子供や 縁者が厄年を迎えると
「せんぐ」を祭壇に供え厄払いをします。

最後にこの「せんぐ」まきがあります。 
上ばかり見ていては 取れません。もっぱら下を見て拾います。
沢山の奉納がありそれぞれ レジ袋に沢山入れて 夕日を背に 
千鳥足も 一緒に帰ります。
今年の秋祭りも無事に終わりました。
いよいよ寒い冬がやってきます。