端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

初 春

2009-01-01 | Weblog
明けまして おめでとうございます。

いつもと変わりなく 朝日は上るのに なんだか改まった気持ちになるのは
暦が新しいせいでしょうか。


私が子供の頃 大人は新年の挨拶を「いい春になりました。」と挨拶していました。
どんなに寒くても 春なんだと子供心に思ったものです。
新しいゴムの鞠を買ってもらい 庭先で「あんたかだどこさ 肥後さ……」
と足を上げ遊んでいました。

平たい石が一個あれば 石蹴りで 「ケンケンパー」と遊びましたし
空き缶があれば 男の子も混じって缶けりをして それでも寒いときは
「押しくらまんじゅ 押されて泣くな」と押し合ったり 腰を曲げつながり
馬乗りをして じゃんけんもしていました。

今よりずーと寒い冬でしたが 子供は外で元気に 遊んでいました。
今のように暖かい 衣類もありませんでした。
素足に 安い運動靴 草履だったように記憶しています。

手や足のあかぎれ しもやけは普通で 洟もたらしていました。

それでもなぜか 今より豊かだった気がします。
皆 心が通っていたからでしょう。



我が家の 火鉢に火が入りました。
炭の火は 部屋の全体の空気を暖めるのか 優しい暖かさです。

火鉢 炭 灰 鉄瓶 炭籠 それぞれをたどっていくと奥深いものが
あります。

便利さ 安さ だけで消えていく 日本の道具達 こんな時代だからこそ
見直したいものです。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする