端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

伝 承

2009-01-30 | Weblog
外国人の お相撲さんが 苦戦の末勝って 土俵の上で ガッのポーズを
して 誇らしげにしているのを私も テレビで見ました。

「アレ それはいけませんよ」とつぶやいていましたら 案の定 注意されました。
お相撲は 昔から神にささげるもの。
つまり祭事の一つなのは 日本人誰でも承知のこと。と思っていたら 
そんな伝承も段々薄くなっている ようです。
テレビのインタビューでも 「相撲は格闘技 ガッポーズがなぜ悪い」の
言葉も 聴かれました。

私の小さな集落でも 心のよりどころの神社があります。
年に四回 地区民が集まり 無事を祈り作物の豊作を祈ります。

心のよりどころになっています。
そんな祭りも 秋祭りは一番の賑わいで 子供の相撲が奉納されていましたが
今は 高齢者が多く子供の数も少なくなり 消えています。
時代と共に 消える伝承も沢山あると改めて想いました。

昔 訃報が届き お通夜に駆けつけるとき とりあえず駆けつけた意味も
含めて 地味な着物に黒の紋付を掛けて出かけていました。
「お目覚まし」も 薄墨で書いていました。
手伝いの女衆も さっぱりした普段着に白の割烹着で駆けつけていました。

それが今 葬儀屋が仕切るようになって お通夜から盛装の喪服姿です。
昔ながらの 無地の着物に黒の羽織などで 出かけたら 白い目で見られ
そうです。
古布で 色々縫い物をするようになり 着物の古着屋さんに出かける
ことが多くなりましたが 勿体無いような 着物が沢山安くで出ています。

着物を着る文化や それに伴う伝承だけは 続けたいものだと 思います。

七草の中の食べられる(ほとけのざ)ではありませんが これも 
ほとけのざです。 
コメント (2)
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