衣替えも済んで 朝日が早く出る頃の朝 眠い目をこすっている時 台所から
母がすり鉢を 当たっている音が聞こえると 飛び起きたものです。
初夏から始まる 朝の冷汁を作る音です。
眠い目をこすりつつ すり鉢の淵を押さえ 豆腐屋のラッパの音を待ちます。
そうですあの頃 冷蔵庫もなく 傷みやすいお豆腐は 早朝と夕方自転車の豆腐屋のラッパの音で 鍋を持って走り出ていました。

すり鉢の中は炒ったいりこ 落花生 ゴマ などを粉状にして 味噌をすり込み 豆腐をいれ 熱湯を注いで 胡瓜 大葉 冥加などの千切りをいれ 麦飯にかけて食べるものです。
食欲の無い 夏 本当に美味しいものです。
昔のように 麦飯にかけたら美味しいだろうなあと思い つつ食べています。
この夏 初めて冷汁にしました。
この冷汁 二杯食べて 穴熊さんは ゴルフに出かけました。
私にとって懐かしい母の味であり 郷土の味です。
これから 夏に向けて 何回冷汁を作ることになるのでしょう。
ご近所の豆腐屋さんも無くなり スーパーでパックお豆腐を買うようになり
豆腐籠の出番もありません。
いい色になった 豆腐籠 まだ捨てられずに 持っています。
母がすり鉢を 当たっている音が聞こえると 飛び起きたものです。
初夏から始まる 朝の冷汁を作る音です。
眠い目をこすりつつ すり鉢の淵を押さえ 豆腐屋のラッパの音を待ちます。
そうですあの頃 冷蔵庫もなく 傷みやすいお豆腐は 早朝と夕方自転車の豆腐屋のラッパの音で 鍋を持って走り出ていました。

すり鉢の中は炒ったいりこ 落花生 ゴマ などを粉状にして 味噌をすり込み 豆腐をいれ 熱湯を注いで 胡瓜 大葉 冥加などの千切りをいれ 麦飯にかけて食べるものです。
食欲の無い 夏 本当に美味しいものです。
昔のように 麦飯にかけたら美味しいだろうなあと思い つつ食べています。
この夏 初めて冷汁にしました。
この冷汁 二杯食べて 穴熊さんは ゴルフに出かけました。
私にとって懐かしい母の味であり 郷土の味です。
これから 夏に向けて 何回冷汁を作ることになるのでしょう。
ご近所の豆腐屋さんも無くなり スーパーでパックお豆腐を買うようになり
豆腐籠の出番もありません。
いい色になった 豆腐籠 まだ捨てられずに 持っています。