端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

雑 貨

2009-06-04 | Weblog
先日 友達との雑談の中で 豆腐籠のことが話題になりました。
其の中で 山間部の田舎育ちの友達の話。

子供の頃 農閑期に 素人に少し腕のいいくらいの 竹細工職人が 一週間くらい住み込んで 生活に必要なザルや籠を作りに来ていたとのこと。

ずーと昔から見えているので 皆が野良に出ても 農作業小屋で 頼まれた仕事を済ませ 次の家へ 見送ったとのこと。

材料の竹は 依頼人が自宅の周りの沢山の 竹林から選り取り見取りで 準備していたものでした。

竹細工の道具は 台所の塩籠 茶碗籠 味噌こし から 農作業道具まで沢山あります。
牛や馬の堆肥も 一旦 肥え籠に入れ 畑に均一に手で撒いていました。
そんな 肥え籠も 丈夫なものが受け継がれています。

我が家も 義父が元気な頃 使っていた そんな籠 まだまだ農作業に役立ったいます。
 
今は プラスチックに代わり 綺麗で 丈夫なようですが 耐久性はいまいちのようです。
今 竹を切る人も無く 繁殖力の大きい竹が 問題になっていますが
家の周りの 竹を無駄なく利用した 先人の智恵には脱帽です。 

しかも そんな手仕事の職人 障がい者の方が 多かったとのこと。
障がいはあっても 腕は一流 そんな誇りがもてたのでしょう。

社会福祉の 薄かった昔 そんな形で 皆が助けたり 助けられていたのだと
思いました。

下手なパッチワーク で遊んでいますが 人様に贈って喜んでいただけるのは
本当に嬉しいものです。
頑張ろうーと。