端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

八 重

2009-06-19 | Weblog
先日 縫い物のお友達と訪ねたパッチワークのお店。
車で 小一時間ほどの 田舎の住宅街にあります。
女主人の好みで 古布や其の作品が沢山あります。

買う気は無くても 作品を見せていただいたり おしゃべりを楽しむほうが多いのですが 其の小さなお店の周りには 珍しい 沢山の草花が 主の趣味で植えてあり それを見るのも楽しみです。

先日訪ねたときは 八重咲きのどくだみが咲いていました。

一重のものは 田舎道や我が家の庭にもありますが 八重は珍しいものです。

厚かましい性格の私ですが 一輪だけ 楚々として咲いている どくだみは
写真に撮るだけで 心を残してきました。

母方の伯母は 男の子五人を一人で苦労して育て 長男が半年後に定年で帰ってくる のを楽しみにしつつ 逝ってしまいましたが それを追うように 在職のまま
長男も 病名がわかってわずか三ヶ月で 伯母の後を追うように 逝ってしまいました。

沢山の伯母伯父の中でも 特に可愛がってもらった 伯母さんであり従兄でした。
其の伯母の家に 八重のどくだみがありましたが 子供の頃には こんな花には 興味はありませんでした。

なぜこの歳になって あの八重のどくだみの存在を思い出したのか 不思議です。

従兄の嫁が家を守っていますが 久しく訪ねることもありません。
まだ あの八重のどくだみは まだあるだろうか。
時間を作って お線香を上げに 行ってみよう ふと思いました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする