着 物

着物の立場も狭くなりました。

この着物　先日ヤフーのオークションで　競り落としました。
初心者ですから　５０００円までしか競に参加できませんが　探していた本や
着物　布切れなど手に入れています。
この着物なんと　野口英世さんが三枚でも　お釣りが来る値段でした。

今日はお天気もいいので　解いて洗って　３０分ほど干して　アイロンをかけました。
八掛けは　まだ使えますが　胴裏は傷んでいます。
縫い直して　着物で　楽しむのも良いかなあーと思いましたが
着て　出かけるところもありません。

裏に使えそうな着物を見つけて　リバーシブルのコートを作ろうと思います。

軽くて　暖かくて　着物地は　とても着心地がいいのです。
大島紬の　衣擦れの音が　なんともいえない響きで　着心地満点です。

私が若い頃　こんな大島紬の着物は何十万もしていました。

アイロンを掛けながら　この着物を着ていた方　どんな方だったのだろうか。
この着物はどんな　景色を見たのだろうか　と色々思いをめぐらしつつ
アイロンを掛けました。

そして　自分の人生を振り返り　あの時は心から嬉しかったとか　あの時は本当につらかったとか　悲しかったとか　心のアルバムをめくっています。

この地球に住む人間　一人ひとり違った人生が　あるのだろうなあーと　思いつつ
タダの布切れになった　着物地をなぜています。