端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

方 言

2010-08-13 | Weblog
穴熊さんの <だれやめ> の相手をしているとき 何の話からか鈴虫の話になりました。
子供が 小さい頃 独身寮の寮母さんから 沢山の鈴虫をいただき 我が家で飼育した
ことが ありました。

陽が暮れても 暑さの残るこの時期 あの鈴虫の涼やかな音色は 涼しげです。
しかし そんな鈴虫も 沢山の数となると 競い合って鳴くので 熟睡するには
騒音となります。

そんな 話の中 「鈴虫も沢山になるとせからしいー」 と穴熊さん。
出たー 久しぶりに聞くこの言葉 

うるさい やかましい などの言葉と同じようですが 違うのです。
私の 解釈では 「せからしー」の言葉の裏には 優しさが感じられるのです。

たとえば子供がぐずるとき など「あーせからしいねー」と言っても すぐ抱き上げる
お母さんが居ます。

生まれも育ちも 同じ県の私たち夫婦ですから 日常は方言ばかりです。
それでも 言葉の違いで大笑いすることがあります。

帰省の息子達と 車で移動中に 嫁に通じない方言が 私の口からついつい出て
息子が 通訳することもよくあります。

自分では 立派な標準語と思っているので 余計始末が悪いのです。
狭い日本でも 色々な地方の 方言がありますが 聞くだけで 意味も分からないのに
なんだか 心温かくなるのは 本当の言葉だからでしょうか。
コメント
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