端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

推 理

2011-05-23 | Weblog

頑固だった私の父は 新聞は朝日 石鹸は花王 ハミガキ粉はスモカと ぜったに譲らない人でした。 それを見ていた私も 新聞だけはずーと 朝日です。 世間で右だとか左だとか言っても 活字がなじんでいるのです。

朝日は 月曜日に 短歌と俳句が掲載されます。 自分で作れない分 入選の歌や俳句を 読むのは 大好きです。 何度も何度も読んで 作者の気持ちや境遇を想像しています。

そんな短歌2008年の暮れに 入選の中に 住所がホームレスで 公田耕一の名前を良く見かけるようになりました。 詠まれている歌は ホームレスの生活そのものだったりして 私もそれなりに 思い巡らしていました。

      百均の「赤いきつね」を迷いつつ 月曜だけ買う朝日新聞 

の歌は 手帳に 書きとめていました。 何度も入選していましたが 次の年の 秋頃から見かけなくなりました。 新聞やテレビでも 話題になっていました。

正式に 会社勤め始められたのか もしかして もしかして 体調を崩されたのか 気になっていました。

そんな 公田 耕一氏を推理をした人が あったのです。 東大を卒業して 朝日新聞で記者を経て フリーのジャーナリストの方です。 名前は 三山 喬さんです。

新聞で書評を見つけ 注文しましたがすぐに届かず 今日ようやく届きました。読みたい本に出合えて ページをめくるとき この年になっても ときめきます。