私の集落 珍しく今年は初盆の家がありませんでした。
それでも恒例の ささやかな納涼祭では 皆で 墓地の方を向いて黙とうをささげて 盆踊りを楽しみ 小さな小さな祭りが 行われました。
昔 初盆の家があると 7日の夕方涼しくなって それなりの提灯を 持って訪ねていました。
初盆を迎えるご家族に それなりのあいさつをして お線香をあげ 簡単な接待を受け いついつにお盆の法要をしますのでとの 案内を受けていました。
届けた提灯は 広い座敷に 青竹を渡しそれに沢山提灯が 下げられていました。
長い提灯 丸い提灯 高級なもの 手ごろなものと それはそれはたくさん下がっていました。
この提灯仏さんの お帰りになるとき 夕暮れにお墓まで 担いで行き焼却されていましたが それをもらうのが 子供の楽しみでした。
今は 温暖化とかで 提灯を燃やすこともできないので <お提灯料>と 書いたのし袋が 幅を利かせています。
ご近所の おばさんでお盆のお膳も全部準備していましたが 今は仕出しを頼みますので お手伝いに行くこともありません。
今年も 静かにお盆が過ぎていきました。 なんとなく 風も心地よく感じています。