端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

兄 弟

2015-08-26 | 思うこと

後期高齢者の 私たち夫婦 毎日が日曜日ですから これと言って会話することもありません。

世帯を持って50年以上 相手の考えていることは たいてい察しがつきます。

会話があっても 穴熊さんは無口ですから 女房が大きな声で 怒鳴ることになります。

近頃 耳も遠くなり ちょっとしたささやきも 褒め言葉も 二度三度言わねば通じません。

そんな穴熊さん 昨日冷たいビールを口に運びながら 私に温泉での出来事を ゆっくり語ってくれました。

水風呂に 入っていたとき 小学生の低学年と思われる子供が 飛び込んだりはしゃいだりしていたので 老婆心から 皆に迷惑がかかるから

静かに するように諭したそうです。

そしてしばらくして 其の小学生が 洋服を着たまま 穴熊さんの 所に来て 「さっきは すみませんでした」 と お兄ちゃんと 頭を下げに来たそうです。

兄弟3人で 温泉に来ていたらしくて 一番上のお兄ちゃんが 末っ子の不始末を 聞いて 真ん中の子に指示して 穴熊さんに詫びに来たらしいのです。

浴室に 突然洋服を着た子供が 来たので 穴熊さんもびっくりしたようです。

親の目が届かないところでは 一番上の子供が面倒を見る 昔は皆そうでした。

少子化の時代 兄ちゃんの 姉ちゃんの 怖さを知らない子供が多いのだろうなあと 冷たいビールを飲みながら 穴熊さんがつぶやいていました。

お財布 2個出来上がりました。  少し早目の 蕪です。

コメント (8)
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