縫物友達の具子さんが 年配の着物通の方からお若いころの 帯をいただいたと 喜んでいたのは ひと月くらい前でした。
丁寧に刺繍された帯は しみや汗じみで もう再び帯として働くことはないだろうと 思われるものですが 持ち主にしてみれば 思い出深いもののようでした。
昨日 その帯の 模様を表と裏にして御数珠入れに変身させていました。
帯から変身した 小さなポーチは 元の持ち主と再会です。
残りの布の良いところで ポーチも出来上がりつつありました。
見事な刺繍の帯は どんな晴れやかな 場面に登場していたのか 日曜日の午後 女二人の お喋りは 止まりませんでした。